2013年05月30日

かすかな環天頂アーク

今日の6時半ちょっと前、帰宅しようと7号館前を歩いていてふとふり返って空を見上げると、環天頂アークがかすかに見えました。

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かすかすぎて写真ではわからないかもしれません。左の写真の中央少しうえに、上に反った環天頂アークが見えています。右はその部分を拡大したものです。

カメラを出しているうちにどんどん薄くなってしまいました。でもいいタイミングで空を見ることができてラッキーでした。実物を見るとほんとにきれいなんです。上ばっかり見て歩くのは危ないかもしれませんが、ときどき上を見上げるといいことがあるかも☆
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加藤まさをの乙女デザイン展@えき

5月27日から京都の研究集会にでかけてきました。せっかく京都に来たので、京都駅についてすぐ、美術館「えき」KYOTO(伊勢丹7階)で開催中の「加藤まさをの乙女デザイン展/華やかなる大正抒情画家たち〜夢二、かいち、華宵、春佳〜」を観てきました。

連休に東京の弥生美術館・竹久夢二美術館に行きましたが、その余勢と言ってもいいかも。

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ちらしとお土産に買ったカード2枚です。右上のカードは小林かいちの『ゴンドラの思ひ出』。右下は加藤まさをの『お月様』です。どちらも絵はがきではなくて、両面に絵が印刷されているんです。

加藤まさをといっても知らない人の方が多いかも知れません。ぼくも知りませんでした。詩も書いた人で、童謡「月の沙漠」は有名です。そういった楽譜集・歌集がたくさんありました。可愛らしい作品が多いです。また、女子学生が浜辺や草の上などでひとり物思いにふけっている絵なんかがすごく好評だったのか、やたらたくさんありました(笑ってしまうほど)。

ネットにたくさん画像があるのでぜひご覧ください。

Google 画像検索 加藤まさを

小林かいちはとってもセンスのある木版絵師です。一度観たら、もう次からすぐ「あ、小林かいちだ!」ってわかってしまいます。

Google 画像検索 小林かいち

4枚組のハガキを多く作っています。上の『ゴンドラの思ひ出』もそうだったのですが、ケチって両面印刷1枚のみにしてしまいました。

なお、料金は一般700円ですが、SUICAで払うと500円になりました。ラッキー☆

※ 志村ふくみ・志村洋子作品展というのが細見美術館で開催されていたのですが5月のはじめで終わってしまったのが残念。

※ “乙女(のハートを持つキショクワルイおっさんでも可)の皆さんのため”にスキャンした画像をいっぱい載せた記事がありましたのでリンクしておきます:

ブログ「すそ洗い」の記事「乙女んナイス・加藤まさを」
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2013年05月26日

Empty Cradles / からのゆりかご

三日坊主日記というブログをときどき読んでいます。
http://blog.goo.ne.jp/a1214

3月末にこのブログの「マーガレット・ハンフリーズ『からのゆりかご』」という記事を読みました。

『からのゆりかご』はイギリスからオーストラリア・カナダなどなどに送り出された児童移民についての本です。紹介文を一部引用します:
本書は映画『オレンジと太陽』の原作である。著者はイギリスのノッティンガムに生まれて育って、ソーシャル・ワーカーをしているマーガレット・ハンフリーズという女性である。……(略)……
児童移民の実態はあまりにも悲惨であり、国家的策略と慈善団体、キリスト教会の過ちそのものであったことをマーガレットたちは突き詰めていく。児童移民はオーストラリアだけでなくカナダ、ニュージーランド、ローデシアにも送り出されていた。1681年にヴァージニアに入植した子供から始まり、1967年まで続いていた。子供たちが送り込まれたのは強制労働と虐待、飢え、劣悪な環境、レイプといったおぞましいことに満ちたところだった。そこで子供たちは自分のアイデンティティを奪われ、自尊心を消されていったのだ。その数は13万人ともいわれている――。

この本は映画化(2010年)され、日本では昨年公開されました。
予告篇はこちら:

映画の公式サイトはこちら:
http://oranges-movie.com/

これは気になっていたけれど、ちょっと重そうでためらっているうちに見逃してしまった映画です。「三日坊主日記」の記事を読んで、これは観るべきだったなと思いましたが、もう手遅れなので、ともかく原作を読んで見ることにしました。

amazon で新品のものはこのペーパーバック版(Corgi)などがありました。立ち読みができるのでまず本文の最初のプロローグの部分(pp.13--17)を読みましたが、それだけで涙がボロボロ出てきてしまいました。

本はすぐ3月中に届いたのですが、やはり読むのが辛い部分もいっぱいあって、途中、もっと軽い本(ディック・フランシスの旧作とか)に逃げたりしていたので、昨日、よしだよしこさんのライブから帰った後、寝床の中でやっと読み終えました。

多くの児童移民が登場しますが、最も印象的だったのは Desmond McDaid さん。索引によると 244--260, 283--294, 333, 370, 373 ページに登場します。写真ページが2箇所にわかれて挟まっていますが、最初の部の1ページ目にはマーガレット自身の子どものときの写真と、デズモンドの子どもの時の写真が載っているのです。そもそもうまれた年がどちらも1944年。その二人の人生がどんなに遠く離れていったのか……そしてどんな風に関わることになるのか……写真をじっと見ていると感慨深いものがあります。後半の写真の2ページ目にもデズモンドさんの写真が載っています。すごくいい男です。このデズモンドが最初はどうしようもない男なんです。技術を身につけ、事業に成功した金持ちなのですが、マーガレットのところに相談に来た他の児童移民(初めてであった人)に付き添うようなかたちで入ってきて、その人の面接中にすぐ話を取って、自分のことを話し出し、いくら「今はあなたの話をしているんじゃない」と言っても聴かず、さすがのマーガレットも腹を立てます。まるで子ども! その後できるだけ会うはめになることをさけていたのですが、デズモンドがうまく仕組んでまた会うことになってしまいます。その時も不快な思いをします。でもその奇矯な振る舞いも、彼の中にいる彼自身が気付いていない「傷ついた子ども」のせいなのだと察し、何度も面接を繰り返し、よい関係を気付くことができたとき、デズモンドはすっかり生まれ変わった人間になっていたんです。これがpp.244--260。

ここまで人と関われる人って……すごいと思います。
読んでよかったです。

この話って、残留孤児や従軍慰安婦の方々の話、そして水俣病のこととも重なってきますね。

また今日、注文していた『忘れられない日本人移民〜ブラジルへ渡った記録映像作家の旅』(岡村淳)という本が届きました。明日からの出張に持って行こうと思いますが、故郷から遠く離れたところで暮らす人たちの人生に触れることができるかな……と思っています。
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よしだよしこさん@禁酒會舘

昨日(5/25)の岡山禁酒會舘マンスリーライブ LIVE=LIFE vol.147のゲストはよしだよしこさんでした。いつもは毎月第一金曜なのですが、今回は特別に月末の土曜日でした。土曜日はだめなときが多いのですが、今回は運良く聴きに来ることができました。

今回、米子や松江、そして新庄村を経由して岡山・姫路・そしてまた岡山!というハードなスケジュールのミニツアーの最後の晩。

23日にはさんかく岡山で「日本軍「慰安婦」被害者証言キャンペーン2013 inおかやま【ハルモニの声に、耳を澄まそう、心を傾けよう】〜再び、戦争の道を歩まないために・・・二度と、女性の人権が奪われないために〜」というイベントにもミニライブのかたちで参加されたのでした。

恒例の『小さな館』で始まるOZAKIユニットの30分ちょっとの演奏と休憩10分の後、なんと1時間45分にわたって、途中休憩なしでの演奏でした。あいかわらずの優しい声と優しい声。だけどただ心地よいだけでなく、うっとうしいものを見て見ぬ振りをしてお気楽に生きるぼくの心をいささか揺さぶるまっすぐな強さがあります。

満月の晩に聴く『月の庭』はすごくよかったです。

ちょっと疲れておられるかな……と思う所がなかったわけではないです。『She Said NO!』での足の踏みならし方がちょっと抑えめでした。前はもっと遠慮無くどんどんやっておられたような気がします。でもそれは昨夜の観客が大人しめだったからかもしれません。

たっぷり聴かせていただきましたが、人間の欲望は限りないもの。聴けなかった曲もいっぱいあるので、来年といわず今年の内にもう一度くらいは来ていただきたいものです。

よしだよしこさんは年中色んなところでライブをしておられます。スケジュールは公式サイトでお確かめ下さい:

よしだよしこ公式サイト
http://www.lotus-songs.com/
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2013年05月22日

表町で二つのガラス展をはしご☆

今日から表町で二つのガラス展が始まりましたので、出かけてきました。

まず最初は天満屋5階美術ギャラリーの「水口智貴 吹きガラス展」(〜5/28)です。昨年は画廊アートスペースでの展示でしたから格が上がったということかも。

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先日の記事「シャコンヌ」の優しい時間@SARASA+赤澤清和さんで紹介した赤澤清和さんのお弟子さんです(元もと倉芸ご出身です)。

作品は昨年同様(黒+銀)の作品が中心で、(白+金)の作品もありました。どれも見事な作品ばかりでしたが、一番「すごいっ!」と思ったのはトーラスに口をあけたかたちの花器。黒+銀の作品です。口は真上ではなくて“肩”の部分にあいていて、ここにいけると大きく広がる作品だそうです。似たような作品は中野由紀子さんの掛花をひとつ持っていて、こちらは穴の部分に継ぎ目が見えているのですが、水口さんの作品はいったいどうやって作られたのか、どこも自然につながっているんです。とても不思議。欲しかったのですが、かなり予算オーバーで諦めました。皆さん、ぜひ覗いて見てください。

さて、次はArtBox SARASAで6/3まで開催の「三浦和 吹きガラス展」です。三浦さんも倉芸出身で年齢も水口さんと近い方。今日は、在廊しておられました。お目にかかるのは初めて。去年も同じ時期に SARASA で個展を開かれました。その時は Seed という作品を購入しました☆

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http://flim-flam.sblo.jp/article/56038813.html

今回は「四角」がテーマです。ハガキをどうぞ:

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「かどのない四角」という作品が使われています。これ、けっこう大きいんです。

今回も可愛らしい小作品をひとつ購入しました。「手乗り三日月」だそうです。

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中に可愛い三日月がはいっているのです。底の直径が5センチくらいかな。そういえば昨年も外側が曇りガラスになっていて、一部切り取ってガラスらしい面がある作品を選んだのでした(上の Seed)。こういうのがツボにはまるんです。もちろん、曇りガラスでない作品も過去に色々買ってます。例えば、ぼくが「ラムネ」と呼んでいるこの作品:

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ろうそくのはいった作品:

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色のかけら(だったかな?):

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ほんとにどれもきれいです。こちらもぜひお出かけください。ただし28日はお休みです。

※ [5/23 追加] 今夜も「手乗り三日月」を眺めています。これは上面以外は側面も底面も磨りガラスになっていますが、物の上におくと、底がまるで透明のように透けて見えます。磨りガラスはそもそも、セロテープを貼ったりすると凹凸がなくなるので、透けて見えるのは知っていましたが、ただ物に接触させるだけでも、こんなに見えるのかと、ちょっと感動しています。で、色んな物に乗せてみているところです。下の画像は、底を下にして nexus7 の画面に乗せた写真、右は底を上にして乗せた写真です。

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ガラスの「中」を覗く感じがたまらないです(^^)

2013年05月13日

横田節子さんのカード

4月30日に「ギャラリー&アトリエCoCo」(出石町2-8-3)で横田節子さんの個展「染めと銅版画の優しい世界」を見ました。

旭川沿いのアート散歩
http://flim-flam.sblo.jp/article/66018250.html

連休が終わった頃、素敵なカードが横田さんから届きました。独り占めするのももったいないので画像をどうぞ。

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3種類の花の型を2回ずつ押して作られたのでしょうか。それともステンシル? 可憐で可愛らしいです。このままにしておくのはなんだか勿体ない気がします。うまく切り取ってしおりにしたいです。

ぼくは11時の開店早々に見たので、横田さんはまだ来ておられませんでした。もう帰ろうとして靴を履いていたところにやってこられたのが多分横田さん。お客さんが待っておられるようだったので、会釈だけで失礼しました。

また来年もこのギャラリーで個展をされるようなら、ぜひ来たいです。
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2013年05月12日

『鉛の兵隊』と『銀の匙』とほうれん草

唐十郎の『鉛の兵隊』に登場するものすごくスリリングなキー・アイテムとして「銀の匙」があります。主要な登場人物二人が出会うきっかけになったのが中勘助の『銀の匙』。この本を読んでいる方が、読んでいない方に、内容を説明するシーンで「ほうれん草」の話が出てくるんです。主人公が恋い慕う伯母さんのうたう「唄」が「ほうれん草」なんです。ちょっとぎょっとして、笑っていいのかどうしていいのかわからなくて固まってしまうヘンな唄なんです。芝居を見ているときは、『銀の匙』って妙な話だな……と思ったのですが、昨日、書棚に昔買ったけれど読んでいない『銀の匙』があるのに気付いて、ぱらぱらと「ほうれん草」を探してみました。

唐さんの嘘つき!!!!!! ほうれん草なんか出てこないじゃないですか!!!!!!!!!(笑)
(いや、全部ちゃんと読んだわけではないので断定してはいけないのですけど)

主人公と同い年の女の子(ともに8歳くらい)が二人で、一つ上の意地悪な女の子に「ほーれ草」を投げつけるだけです。
ある日お国さんのとこの玄関のまえで赤のまんまを茶碗にもり、かたばみ草の実を黄瓜に見たててままごとをしてたらお峰ちゃんが
「遊びましょう」
といってやってきた。お国さんは
「にくらしいからいじめてやりましょう」
と耳っこすりをし垣根に生えてるほーれ草をこっそりとっていきなり
「おまいにほうれたほーれ草」
といってぶつけた。さきも負けない気になってぶつけかえした。お国さんが手にいっぱいもってるのを半分よこしたから私も平生の意趣ばらしに思うさまぶつけてやった。
「おまいにほうれたほーれ草」
「おまいにほうれたほーれ草」
「おまいにほうれたほーれ草」
 不意討ちではあり多勢に無勢で逃げ出したのを追っかけてめちゃめちゃにぶつけたらみるみるうちに背中いちめんにくっついた。……

これって一般には「ひっつき虫」って言うようですね。

ひっつき虫(岡山理科大学波田先生のサイト)
http://had0.big.ous.ac.jp/thema/hittsukimusi/hittsukimusi.htm

ぼくが子どものころは「ひっつきもんも」と呼んでました(山口県)。

「放る」から「ほーれ草」なのでしょうか。それともひっつくことを「惚れる」と関係づけているのでしょうか。

唐の芝居では同士的な気持ちのつながりができることはしばしばあっても、恋するとか惚れるとかいうのはあまりなかったような気がします。ちょっとめずらしい赤松さんの演技を見ることができました。(ん? 十貫寺梅軒がなんかそういう役をやったような気もしてきました)

それにしても唐さんの頭の中ってどうなっているんでしょう。ほうれん草……突拍子もないところがいいですね。今回も「鉛の兵隊」〜「すずの兵隊」〜「すずの匙」〜「銀の匙」〜「×の匙」のような連想のつながりがとても面白かったです。

※ 『銀の匙』で上に引用した部分の直前には「うつし絵」が出てきました。大正時代の小説ですが、中勘助の子どもの時代(19世紀の終わり頃)にもあったのですね。子どもの頃たまに買って遊んでいました。今ならシールですけれど、小さい頃は見たことがなくて、後に鉄腕アトムのアニメが始まってから、マーブルチョコの中にアトムなどのシールが入るようになって、それがすごく楽しみだった記憶があります。うつし絵とくらべてとてもきれいでした。
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2013年05月10日

「シャコンヌ」の優しい時間@SARASA+赤澤清和さん

今日は週末。ちょっと早めに職場を出て、表町をぶらぶらしてみました。特に目的はなかったのですが、なんとなく南へ歩いて行って ArtBox SARASA を覗いてみると……なんと草加恵子さんの参加しておられる展示が開催中でした。題して『「シャコンヌ」の優しい時間』。

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「シャコンヌ」というのは岡山市北区玉柏2218-4にあるギャラリー兼喫茶室の名前。ちょうど旭川を挟んで、龍ノ口山と反対あたりに位置します。シャコンヌは中南米からスペインに入って流行した古い舞曲。バッハの曲が有名です。松井さんご夫妻がやっておられます。松井新一さんは絵画(ふだんは油絵を描かれますが、今回は水彩が中心〜草花や海外・岡山などの風景--旭川が多かったです)、松井和喜子さんは刺繍の作品を展示しておられます。企画したのは多彩な活動をしておられる草加恵子さん。草加さんご自身も「花」で参加しておられます。ご自宅にある色んな器(カップ、グラス、網の籠、……)に花が活けられていて、とても楽しいです。

「シャコンヌ」の店内の写真も色々見せていただきました。ガラスもお好きなようで、美しいグラスなどがきれいに並んでいました。特に、いいなと思った作品があったので、どなたの作品なのかうかがってみたところ、伝説のガラス作家・赤澤清和さんの作品だということでした。惜しいことに31歳の若さでバイク事故で亡くなられたのだそうです。例えば、こちらのページに紹介されていて作品の写真も見ることができます:

岡山市デジタルミュージアム「赤澤清和・新谷良造 特集展示」
http://www.city.okayama.jp/okayama-city-museum/kikakuten/glass_shintani_akazawa.html
 岡山市に生まれ、17歳から九州の工房でガラス制作を学びましたが、翌々年から青森にガラススタジオを開設していたガラス作家の故石井康治氏に師事し、ガラス作家としての基礎を学ぶとともに、色ガラスのパウダーや金属箔でカラフルな作品を作る技術を身につけました。
 1997年に独立し、故郷の岡山市北区高野尻に築炉。翌年倉敷市で初個展を開催。以後、石井グラススタジオでともに学んだ若林克昌氏との二人展や、個展など、年間に6〜7回もの発表をこなしながら、旺盛な制作意欲で多くの作品を残しました。  1999年に岡山市立オリエント美術館で開催された展覧会「ガラス工芸 ―歴史と現在―」では、同館所蔵の把手付三連瓶(ローマ時代)の復元に挑戦し、その様子がNHK総合テレビの「ガラスの美〜古代技法に挑む〜」でも紹介されました。
 また、2002年からウランガラスを用いた上斎原村(現鏡野町)の妖精の森ガラス美術館の開設に参加し、倉敷芸術科学大学専門学校のガラス工芸コースの創設にも携わりましたが、2004年に専門学校が設立されると講師として運営の基礎づくりに尽くしました。
 豪華絢爛な師の作風を受け継いだ赤澤の作品は、色彩が豊かで流れるような小気味よさを備え、若者らしい華やかさに満ちています。しかし、その中にも確かな実用性を踏まえていることが特色で、日本の伝統的な美意識を取り入れた花器や茶器にも意欲的に取り組んでいます。そして晩年には、都会的な洗練のある、静謐な雰囲気の作品に傾倒して行きました。
 明るく活発な性格で、幅広い交友関係をもち、趣味のバイクを通じた友人も多く、多方面で活躍していましたが、2005年に急逝。惜しまれつつ閉じられた31年の生涯でしたが、その間に現在ガラス作家として活躍している川原有造、水口智貴の両氏を育てました。

内田樹さんのサイト「内田 樹の研究室」2005年5月23日以降に訃報、葬儀のこと、亡くなる前に企画されていた個展のことなどの記事が書かれています。
5月23日 悲しいしらせ
http://blog.tatsuru.com/archives/001004.php
5月25日 赤澤くんの葬儀にゆく
http://blog.tatsuru.com/archives/001008.php
5月30日 コンニャロ光線とのたたかい
http://blog.tatsuru.com/archives/001017.php
6月1日 六月になると彼女は
http://blog.tatsuru.com/archives/001025.php

「シャコンヌ」に行けば赤澤さんの作品も見ることができそうです。行ってみたい☆

地図をみると、「シャコンヌ」は理大からも自転車でそんなに遠くなさそう。ただし営業日は水・木・金・土で11時〜17時の間開店しています。5時に間に合うのはちょっと厳しいけれど、有給をとって早退すれば無問題ですね。下の地図がないと道に迷いそうですけど。

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