2016年02月29日

キャロル

28日にTOHOシネマズ岡南で『キャロル』を観てきました。

公式サイト
http://carol-movie.com/


写真家をめざしデパートでアルバイトしている若い女性テレーズ(まるでオードリー・ヘップバーンみたいにきれい☆)と裕福なしかし夫とは別居している女性キャロルの恋の物語。

テレーズは悪くないけれど、キャロルが全然魅力的でありません。『アデル ブルーは熱い色』の主人公の二人が出会うシーンは、何度観ても胸が熱くなるような気持ちになりますが、こちらのキャロルはただ暇をもてあそぶ有閑マダムで全然ぼくのツボから外れていました。なので、観ていてもどうも気持ちが盛り上がりませんでした。どちらかというとキャロルの元の恋人アビーの方が、美人ではないけれど、いい女でした。

残念でした。
posted by dunno at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

X-ミッション

2月28日に岡山メルパで『X-ミッション』を観てきました。

いやあ、予告篇通りというかそれ以上の素晴らしいアクションでした。特にエンジェルフォールの脇のフリー・クライムのシーンは本当に緊張しました。予告篇や特別映像をご覧ください。きっと大画面で観たくなりますよ☆

公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/xmission/


以下の特別映像は上の公式サイトでも観ることができます。

特別映像(モトクロス)
https://youtu.be/--jPDMx02C8

特別映像(ウィングスーツ )
https://youtu.be/jHINKt_a0Sk

特別映像(スノーボード)
https://youtu.be/uyLmguX7h1Q

特別映像(サーフィン)
https://youtu.be/SRbELtv26-U

特別映像(ロック・クライミング)
https://youtu.be/G403KpTYArE

FBIの捜査官が謎のグループに接近し、彼らの意図を探ろうとする話。
主人公といっしょに観客も、そのグループのメンバーに惹かれていきます。
特にそのリーダーは魅力があります。

とても面白く観ることができました。アクションの好きな方にはオススメです。高所恐怖症の方は無理かも(笑)。
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殺されたミンジュ

『殺されたミンジュ』キム・ギドク監督の作品です。27日の夜、シネマクレール丸の内で観ました。

公式サイト
http://www.u-picc.com/one-on-one/


悲しい映画ですね〜。

冒頭、女子高生が殺されます。
時がたち、その殺害に関わったものたちが次々に、謎の集団に拉致監禁・拷問され、自分のしたことを白状させられていきます。

ですが、その後、捕らわれた人は解放されるんです。ひどく不用心。実際、一番最初に捕まった男は、自分の仲間が拉致されるのを待ち構えて、犯人たちの素性を見つけ出してしまいます。で、どうなるか……というとこれが予想を裏切る展開になっていきます。

それにしても拉致された男たちが最初に口にするのが「責任者は誰だ」だというのが可笑しいです。完全に組織の人間、しかも権力に近い人間たちで、「俺が誰か知っているのか」と態度もでかい(最初は)。そして、実際に手を汚していない男ほど、自分のやることに信念をもっていて強情で人間性が薄くなっていきます。

『独裁者と小さな孫』の花嫁のレイプのエピソードを思い出してしまいます。レイプしたボスの部下たちは、それが良いことだとは誰も思っていないのに、自分たちも恐くてボスの暴走を止めようとはしませんでした。命令には逆らえないのです。

同じことが謎のグループでも言えます。一人ボスがいて、後のもののほとんどは、やり方が酷すぎると思っているんですが、抜けられない……。実は、限界を超えたところで、やめる人たちが出てきてグループは崩壊していきます。そして彼自身も……。結末には触れないでおきます。

ところで、主人公の一人ともいうべき、最初に拉致された男を演じた役者さんはなんとこの映画で8役もこなしていたんだそうですね。あれっとは思ったのですが、謎のグループの一員の女の恋人(DV男)もその一人だとか……。顔認識は苦手です。グループのボスと軍隊で一緒だったというお坊さんはどうなんでしょう。

暴力シーンも多いですし、人間ってこういうものなのかな……という哀しさの残る映画ですのでそれほどオススメではないですが、ご覧になるならシネマクレールでの上映は3月4日までですので早めにお出かけください。
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消えた声が、その名を呼ぶ

2月27日、シネマクレール丸の内で『消えた声が、その名を呼ぶ』を観てきました。原題は "The Cut"。その意味は予告編をご覧になるとわかります。

公式サイト
http://www.bitters.co.jp/kietakoe/


映画については、シネマジャーナルの作品紹介をご覧下さい。
「消えた声が、その名を呼ぶ 原題:THE CUT」
http://cinemajournal-review.seesaa.net/article/431438237.html

主人公を含むアルメニア人は迫害を受けるわけですが、この映画では常に、彼は誰かに助けられます。トルコ人に殺されようとするときも、彼に当たった男は喉を切り裂くフリをして彼の命を救い、さらには夜になって倒れたままの彼を救いにやってきてくれます。その二人を襲った逃亡兵のグループも彼らを哀れみ、一緒に旅をします。そういう幸運が常に彼にもたらされるのです。そういう意味ではこの映画はエンタテインメントと言ってしまってもいいかもしれません。悲しいことはいっぱい起こるのですが彼は奇蹟的に生き延びて娘を捜し続けるこことができるのです。そういう意味では、ちょっと物足りなさも覚えました。

それにしても世界の色んな場所で理不尽な迫害に人々があってきたことをまたひとつ知ってしまいました。女性たちが砂漠に集められてささやかなテントの下でどんどん死んでいく姿は本当に痛ましかったシーンです。忘れられません。

また主人公がチャップリンの映画を観るシーンも忘れられません。

3月11日までシネマクレールで上映されますので、ぜひお出かけください。
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独裁者と小さな孫(2度目)

26日に、また『独裁者と小さな孫』を観てきました。

最初の記事
http://flim-flam.sblo.jp/article/174044230.html

上の記事でもリンクしたシネマジャーナルの監督インタビューを読んでいたので、見所をしっかり観ることができました。

モフセン・マフマルバフ監督 インタビュー
http://www.cinemajournal.net/special/2015/president/index.html

監督はインタビューの中で「独裁者を生み出すのは国民自身だということに気がついてほしい」と強く主張しておられます。インタビュー冒頭の部分を引用しておきます:
『独裁者と小さな孫』のテーマは独裁者。独裁者がいて、革命が起きて、また独裁者が生まれてという連鎖を描いたものです。いつ私たちはこのサークルから出られるのか。それは国民のせいなのです。私たちが今まで見てみないフリをして沈黙してきたから繰り返してしまいます。映画ではお嫁さんがレイプされても黙っている。日本では法律を変えられても黙っている。それではいつまで経っても変わらない。
この映画はどの国にも当てはまることを描いています。 国民は黙っているから圧政の中で生きるしかない。なぜ黙っているのか? かつては何も知らないから黙っていた。今はネットで知ることができる。希望がなくなって、自分の身に何かふりかかったらという恐怖感があるから黙っている。黙っているから一生権力者から逃れられない。日本は大好きな国なのですが、70年間平和を守ってきたのに、70年前にタイムスリップしてしまい残念です。母親は子どもを戦争におくって人殺しにしたくないのに。(注:決して、皆が黙っているわけではないけれど、こう指摘されたのは声が小さかった結果ということでしょう・・・)
独裁者が存在するのは、人々のせいだと自分は強く思っています。この映画で人々を批判したかったのです。自分が警笛しているのは人々に対してなのです。権力者は、国民は素晴らしいとうまく騙して、票を貰うのです。今のアーティストたちもそうです。オーディエンスは素晴らしいといって、愛情や評価を貰いたいのです。ほんとのアーティストだったら、こんな問題がある、あなたたちは間違っているからなおす必要があると作品で言うべきなのです。この映画は鏡を人々の前に置いているのです。自分の間違っているところに気がついていただきたいから、この映画を作ったのです。


これを他国の話と思って観てはいけなかったんです。彼も言っているように日本も同じような状態になっています。最後のあたりが少しストレート過ぎると思いますが、監督の強い主張を優先させたものなのですね……。
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ボーダレス ぼくの船の国境線

2月26日にシネマクレール丸の内で『ボーダレス ぼくの船の国境線』を観ました。

公式サイト
http://border-less-2015.com/


ことばが何語なのかがわからないので映画をぼうっと観ただけではわかりにくいですが、イランの少年がイラクとの国境の緩衝地帯を流れる河にうかぶ廃船で暮らす話です。反対側の国はイラク。米兵の姿も見えます。時々砲声も聞こえます。最初はこの少年しか出てこないので会話もなく、たんたんと彼の生活が描かれます。そこにイラク側からもうひとり少年がやってきて、船を半分に仕切って陣地をわける……というのがタイトルに出てくる「ぼくの船の国境線」です。イランの少年はアラビア語がわからずイラクの子はペルシャ語がわかりません。敵対していたこどもたちが次第に心を通わせていく姿がとても素晴らしいです。

話はもう一人のちん入者(米兵!)が現れてから急展開しまします。この米兵を演じた人の演技があまりうまくなくてちょっと残念。ちなみに、3人とも演じているのはイラン人だそうです。

監督さんのインタビュー記事がシネマジャーナルのサイトで読めます。ただし、ネタバレがあるので、これからご覧になる方はご注意ください。

アミールフセイン・アシュガリ監督インタビュー
http://www.cinemajournal.net/special/2015/borderless/index.html


posted by dunno at 13:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

裏面

21日に「ポーランド映画祭2015in岡山」の中の『裏面』をシネマクレール丸の内で観ました。

作られたのは2009年ですが、描かれているのは1952年のワルシャワ(この部分はモノクロ、古い映像も使われている)と2000年代(?)のワルシャワ(こちらはカラー)です。主人公は出版社の詩部門で働く若い女性、カラーの部分では年を取った姿で現れます。

共産党が支配していた時代の話です。主人公のオールドミス(死語かも)のサビネがとてもいいです。仕事帰りに暴漢に襲われたところに男が現れて助けてくれ、それがきっかけで仲良くなっていきます。いかにも怪しい男なのに、純情なサビネは全然疑おうとしません。男が正体を現したとき、サビネは男の意表をつく行動をします。

サビネ、そしてその母と祖母が気丈で不可能とも思える大胆な行動で苦難を乗り切ります。サビネが助かるのは、現代まで生き延びている姿を何度も見せられるので観客にはわかっています。でもどきどきでした。
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パリ3区の遺産相続人

2月21日に、シネマクレール丸の内で『パリ3区の遺産相続人』を観ました。

公式サイト
http://souzokunin-movie.com/


マギー・スミスというおばあちゃんは好きなので、楽しみにして見に行ったのですが……フランスが舞台なのに、英語をしゃべる役者さんばっか……。『フランス組曲』と同じBBCの映画なのでした。

そして、想像していた映画とはちがって、とても暗い話でした。どう暗いのかは内緒ですが、父親からパリのアパルトマンを相続したマティアスというイギリス人男性が、トラウマを抱えていて元アル中。何度も結婚に失敗していて、金も仕事もないひとりぼっち。根性も悪い。可哀想ではあるんですけれどね……。

最終的な結末も、ちょっと無理があるというか……状況を考えるとありえないと思います。

楽しめないタイプの映画でした。深刻にやるんだったらもっとしっかりした話にしたらよかったのに……。





posted by dunno at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画