2016年07月26日

すれ違いのダイアリーズ

7月24日(日)、花吹雪の昼の部を観た後、シネマクレール丸の内で『すれ違いのダイアリーズ』を観ました。

公式サイト
http://www.moviola.jp/diaries2016/


タイで大ヒットした青春映画です。面白かった☆☆☆

恋人と結婚したいのでなんとかして小学校教師になりたく、僻地の水上小学校に赴任する青年。
手に☆の刺青をしたために僻地の水上小学校に飛ばされた若い女性教師。
二人の赴任先は同じ小学校。でも赴任の時期が一年ずれているのでした。

小学校にやってきた青年が黒板の上から見つけたのは前任者である女性教師の日記でした。
日記に助けられる青年は次第に前任の女性教師に恋心を抱きます。

なぜ女性教師は大好きだった子どもたちを置いて都会に戻ったのか……。それはゆっくり語られて行きます。

とてもよくできた映画でした。深くはないけれど、とっても楽しめました。
そして小学校が湖に浮いているという設定がものすごく面白いです。本当にこの小学校はあるんだそうです。映画館に、ツアーのチラシも置いてありました。
水の上なので、トイレもただ穴があって下に落とすだけ。なのに、主人公たちも、子どもたちも、平気で水の中に入るんです(笑)。

教育システムも面白いですよ。統一的な卒業試験があって、それに合格しないと卒業できません。
小学校の算数でも x を用いた方程式をたてて、文章題を解いていました。

ロマンチックな映画を観たい方にも、教師を目指している人にも、幸せな映画を観たい人にも、オススメできる作品です。シネマクレールでは、今週の金曜日までの上映です。


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2016年07月25日

天満屋の5階

岡山・天満屋5階にはアートのコーナーがあります。美術画廊・美術ギャラリー・アートスペースの3つに分かれています。

5階のフロアガイド
http://www.tenmaya.co.jp/okayama/05f.html

明日(26日)までとてもいい展覧会をやっているんです。23日(土)に行ってきました。

最初に見たのは手前にあるアートスペース。「岡山の若手ガラス作家4人展」をやっています。
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ぼくが一番気に入ったのは、上のハガキに載っている天田悠(あまだはるか)さんの作品。ハガキで見たときは、抽象的なオブジェかと思ったのですが、女性のトルソ(ただし右側が半分切断されてまっすぐになっています)なんですね。赤系統の色がついているのは帯のようです。反対側から見るとまた雰囲気が変わります。

さて、次に入ったのはその正面の「美術画廊」で開催中の「第2回 岡山のガラス展 -Sparkle-」です。
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真っ先に見たのは岡田多恵さんの作品。千鳥のかわいらしかったこと! ハガキの写真の下の段右から3番目の作品です。去年はこの展覧会に参加しておられませんでした。今年からの参加です。

有名な作家ぞろいで、どれも見応えがありました。

最後に入ったのが、美術画廊の左の「美術ギャラリー」。『高松明日香 洋画展「ワンシーン」』を開催中です。今回一番見たかったのがこれでした。
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高松明日香さんの作品は天神山文化プラザで何度も拝見しています。順番に復習してみます。
初めて意識したのは2012年1月24日〜2月5日の第5回I氏賞選考作品展です。
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メモ:
http://flim-flam.sblo.jp/article/53344992.html

この時の作品は上の「ジャンプしてSAYONARA」という大きな作品でした。これを見て最初はどういう状況なのかしばらくわかりませんでした。遠くにある山に向かって鹿たちが空中を歩いているんですね。鹿と山肌が区別がつきにくくてぴんとこなかったんです。

次に見たのは2012年11月21日〜12月2日に開催された「風景をこえて アートの今・岡山2012 BEYOND THE VIEW」のときでした。
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メモ:
http://flim-flam.sblo.jp/article/60448754.html

この時、いっぺんに高松明日香さんの絵に惚れてしまいました。
なんというか、見ていてものすごく心がやすらぎました。ちょっとセザンヌを思わせるところもあります。高松さんの育ったT市T町だそうです。この場所を愛しておられる……たぶんそれが直に伝わってくるんです。いい作品です。

そして、それからすぐの2013年1月29日〜2月10日の第6回I氏賞選考作品展にも高松さんの作品がありました。
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メモ:
http://flim-flam.sblo.jp/article/61968322.html

アートの今での作品と同時期に描かれたのでしょうか。描かれている場所は違いますが雰囲気は同じ。本当に穏やかないい作品です。唯一の違いは、アートの今の風景画には人が描かれていないのですが、こちらの大きな工場の絵には遠くに小さく人が二人描かれているんです。そして、上のメモによると展示されていた作品には右下部分に大きく少年が描かれていたようです(今は、記憶があいまい……)。その荘園がなければよかったのに……とメモしてあります。それはたぶんその人物のせいで、少女漫画チックになっている気がしたからだと思います。

そして翌年、2014年1月28日〜2月9日の第7回I氏賞選考作品展にもまた高松さんの作品がありました。
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もちろんこの時も展示を見ているのですが、なぜかメモを残していません。
今回の作品の特徴は人がたくさん描かれていること。人じゃなくて幽霊もですけれど……。前年の風景画に人物が付け加えられたことがさらに発展してこの時の絵に変わっていったのでしょう。かなり大胆な変化だと思いました。なんというか、竹宮恵子さんとか萩尾望都さんのマンガを連想してしまいました(大学生の時、月刊の少女漫画誌を毎月3冊〜少女コミック、別冊マーガレット、別冊少女フレンド〜購入していました)。こういう絵でいいのかな……とちょっと不安な感じを持ちました。

でも、それがよかったのですね。高松さんはこの選考作品展で大賞を受賞されたのです☆

メモ:
http://flim-flam.sblo.jp/article/87551964.html

大賞受賞者は県立美術館で作品展を開くことになるのですが、なんでも来年の秋になるんだそうです。楽しみです。

そして、資料はないのですが、同じ2014年の8月に奈義町現代美術館で高松明日香さんの個展が開催されました。当然、観に行きました。広い会場に素晴らしい作品が展示されてとてもよかったです。なぜ、メモを書いてなかったのかな……。仕事と盆の帰省と、旅行で忙しかったのでしょうね。8月1日付けの「観たい・聴きたい」の次はなんと8月28日の記事まで飛んでいました。

さて、今回の作品は洋画のシーンを元に描かれた作品群です。

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ハガキの作品のように人物が大きく描かれているのは他にはありませんでしたが、小さく描かれていたり、足だけが描かれていたり(笑)、ドアがまさに閉まろうとしているシーンだったりして、やはり人の息吹が感じられる作品が中心でした。そんな中に"Into Darkness"という作品は柱と柱の間のくぼみに展示されていて、色調も他の作品と比べて暗く、人物ではなくて一羽の白鳥が描かれていて、ちょっと異色でした。この作品と、3人(?)の人物が遠くに行こうとしている絵と、そして家を描いた作品群と、と言って書き連ねていくと全部になってしまいますが、そういう絵がみな良かったです。それから最近は水の中を上から見下ろす作品にも凝っておられるようで、そういう作品もよかったです。

あと1日、明日までやっていますのでチャンスがあればぜひお出かけください。最終日ですので4時で終了です。お気をつけください。
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教授のおかしな妄想殺人

7月23日(土)、シネマクレール丸の内で『教授のおかしな妄想殺人』(原題は"Irrational Man")を観ました。

公式サイト
http://kyoju-mousou.com/


ウディ・アレン監督の作品です。ネタバレがありますから、これから観る人は読まない方がいいです。念のため、少し空白を作っておきます。



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セトウツミ

最近、落ち着いてブログ記事を書けず、月末になってやっつけ仕事で簡単なメモ書きを書くことが多くなってしまいました。時間がたって記憶がおぼろになってから書き始めるのでどうしても雑にしか書けません。10時頃から落ち着いて書けばいいんだけれど、最近、夕食時にビールや発泡酒を飲むことが多くて、風呂上がりにはもう書き物をする気力がなくなりベッドに直行してバタンキューみたいな生活になっています。なので読みたい本も毎日数ページしか進まなかったりしています。

この週末の二日間は久しぶりにいろんな楽しいことがあって、書いておきたいな……と思ったのですが、そのずっと前のことを一応先に書いておかないといけないような気がするので、楽しかった話はまたあとで(今夜? 明晩?それとも今週末?)書くことにして、溜まっていたものを先に済ませます。

7月17日(日)に、シネマクレール丸の内で映画『セトウツミ』を観ました。

公式サイト
http://www.setoutsumi.com/


高校生のセト君とウツミ君が川沿いの公園(?)の階段に座っておしゃべりするだけの映画です。特に盛り上がるということなく、なんとなく可笑しい会話をひたすら楽しむというちょっと変わった映画でした。

しゃべるといっても内海の方はぼそっとことばをつぶやく程度で、瀬戸の方がかなり情熱を込めてしゃべります。そのかみ合わないちぐはぐ感が面白いです。

だけど、結局のところ、時間つぶしみたいな映画なので、観ても観なくてもどっちでもいいかな……という感想を持ちました。

なお、舞台は堺だそうです:
セトウツミ ロケ地マップ
https://sakai-film.jp/s/location/map/setoutumi/
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2016年07月17日

バベットの晩餐会

シネマクレール丸の内で『バベットの晩餐会』を観ました。全然知らなかった映画でしたが、予告篇をみてなんだか観てみたくなったんです。

公式サイト
http://mermaidfilms.co.jp/babettes/


甘いと言えば甘すぎるかも……だけどツボにはまると至福の体験ができます。

舞台は19世紀、デンマークの海辺の村。牧師の娘だった美しい姉妹はそれぞれ軍人やフランスのオペラ歌手に惚れられますが、その恋は実らず、その村で教会の信者たちに囲まれて、慎ましい生活を送りますが……。

前半では、そのふたりの老嬢のところにフランスの名シェフだったバベットがやってくるまでの話が描かれ、後半では老嬢たちの亡くなった父親の生誕100年のお祝いの晩餐会の様子が描かれます。老嬢たちは質素な食事を考えていたのですが、宝くじが当たったバベットはそのお金で老嬢たちや信者たちのためにかつて自分が作っていたようなフランス料理をごちそうしようとするのです。

予告篇でも一番インパクトのあるのは「亀」だと思います。この亀はスープになってしまうのですが、まだ生きている亀の様子は、村人ならずともぎょっとします(笑)。さらに送られてきた(やはりまだ生きている)うずらたち! 我々は手伝いの少年がウズラの羽根をむしるところを目撃する羽目になります。他にも色々。

材料をみた老嬢は、これは悪魔の料理だと思い、信者たちに晩餐会でその味について考えてはいけないと注意します。

このまま晩餐会が行われるとどうということのない進展になるのですが、娘の一人に恋した軍人(今は将軍)がそのおばと一緒に晩餐会に参加して、面白くなります。彼は、地位のおかげでおいしい料理を知っているので、料理に感心し、他のひとに同意を求めるのですが、信者たちは味について意見を述べてはいけないとおもっているので、むちゃくちゃずれた返事をするんです。このあたりがとてもおかしいです。

敬虔な信者ではあるのですが、不倫の関係にあった男女がいたり、だましたりだまされたりしていた男たちがいたり、けっこういがみ合うひとたちもあったりするのも面白いです。それが、おいしい酒と食事を楽しむうちにだんだん和やかになっていきます。最初「甘い」と書いたのはそのあたりのことです。そんなに調子よくいくのかな……と思ってしまいました。だけど、素直に観ているとこんなに楽しいことはありません。

そして、料理の手伝いをする少年、将軍たちを運んできた馬車の御者などがとてもいい感じ。

くすっと笑ったり、なんとなく楽しくてにんまりしたり……映画を楽しむことができました。こんな映画もいいんじゃないかな。他の人にも観て欲しい映画です。シネマクレールでは一週間しかやらないのが残念です。今日はお客さんも多くて、皆さんが楽しんでいるのを感じることができました。楽しい映画は大勢で観るといいですね。


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2016年07月13日

海すずめ

7月10日の朝、岡山メルパで『海すずめ』を観てきました。

公式サイト
http://umisuzume.com/


大好きな武田梨奈さんの主演映画です。ストーリーなどはそれほどたいしたことはないのですが、ともかく武田梨奈さんが可愛くて、ただひたすらうっとりしながらスクリーンを見続けました。幸せです(笑)。

あ、景色もきれいだったですよ。冒頭、空撮で次第に自転車で走る武田梨奈さんに迫っていくところなんか特によかったです。また宇和島のお城もいいですね。行ってみたくなりました。ところで、宇和島ってどこにあるのか全然知らなかったのですが、公式サイトの地図で初めて場所を認識しました。

※じいちゃん役が目黒祐樹さんだとは気づきませんでした。

※吉行和子さんはいつものことながら、可愛い役を演じておられました。
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裸足の季節

7月9日、『団地』を観た後、続けて『裸足の季節』を観ました。

公式サイト
http://www.bitters.co.jp/hadashi/


トルコの5人姉妹の話。
父母はおらず、おばあちゃんに可愛がられてのびのびと育ったのですが……。

トルコでの女の子への抑圧はかなり強いですね。主張の強くない子は自分の気持ちとは無関係に好きでもない男と結婚させられていきます。残った子たちもまるで牢に閉じ込められたような生活。

一番下の子は脱出することを決心し、すこしずつ準備していきます。書いてしまってもいいかな……最終的に四女と五女は色んなひとの手助けもあって脱出に成功するんです。不可能とも思えることを成し遂げてくれてとても嬉しかったです。

女の子たちは本当に可愛いです。下着が見えるようなシーンもあって、ちょっとやり過ぎじゃないかと気になるほどでした。

シネマジャーナルのサイトに監督や女優さんたちへのインタビュー記事が載っています。ぜひ、お読みください。舞台写真もきれいに撮れています☆

『裸足の季節』デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督インタビュー&来日記者会見
http://www.cinemajournal.net/special/2016/hadashi/index.html
posted by dunno at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

団地

7月9日(土)の朝、シネマクレール丸の内で『団地』を観ました。

公式サイト
http://danchi-movie.com/


ちょっとヘンな人たちの住む「団地」の話。主人公の藤山直美さんがいい感じ。可愛いひとですね。子どもの頃、テレビで藤山寛美さんの舞台は観ていましたが、娘さんの映画は実は初めて。わざとらしくなくて、観ていて好きになってしまいます。

ヘン過ぎる人たちも出てきて、そりゃあやり過ぎじゃないかと思うところもあったのですが、それは実は理由があることがあとでわかりました。そのあたりの決着の付け方はどうかな……と思いました。でも、あの『ビリケン』の坂本順治監督ですから、ファンタジーになってもおかしくはないですね。

主人公夫婦は漢方薬局を閉じて、団地に引っ越ししてきます。主人公夫婦の名字は「山下」。映画を見終わった後、シネマクレールスタッフの方から「森下」仁丹の「仁丹」をお土産にいただきました。山下というのは森下からつけられたのかもしれませんね。森下仁丹って浅草あたりの会社かという気がしていましたが、仁丹の袋を見たら大阪の会社でした☆ 主人公たちが大量の漢方薬(丸薬)を作るところがとても面白かったです(よく理解できたわけではありませんが)。

わけあって(あまり納得できなかったけれど)、夫の方が食堂の床下収納に潜り込んで姿を隠してしまいます。それに対する団地の人々の対応がとてもおかしかったです。
posted by dunno at 20:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画