2016年10月30日

永い言い訳

10月12日(土)、イオンシネマ岡山で『永い言い訳』を観てきました。

公式サイト
http://nagai-iiwake.com/


ある夫婦(夫は作家、妻はけっこう有名な美容師)の妻の方が親友と一緒に出かけたバスツアーで湖への転落事故に遭い、彼女も彼女の親友も(そして他のツアー参加者も皆)亡くなってしまいます。この映画は、残された夫たちの話を描いています。本木雅弘の演ずる夫がかなりいやな男。事故の起きたとき、彼は恋人を自宅に呼んで一緒に過ごしていたんです。そして、妻が死んだというのに涙も出ない……。恋人からも見捨てられる。そしてここ数年スランプで作品を書けていない……という八方ふさがりの状況。そんな彼が、妻の親友の家族とかかわりをもつようになって……という話です。

妻の親友のふたりの子どもたちが可愛いです。子どもなんかほしくないと思っていた作家ですが(そしてそれが妻との仲がうまくいかなくなったひとつの理由かもしれないのですが)、子どもたちの面倒をみてやることになって、どんどん彼らのことが愛おしくなっていき、彼らにとって大事な人であることに喜びを覚えます。しかし彼らにもうひとり大切な人ができはじめたとたん嫉妬してしまうんです(まるで子どものよう!)。

どうも西川美和監督の作品とは相性があまり良くないようです。どうにも主人公の設定が納得いきませんでした。
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2016年10月16日

コロニア

昨日、シネマクレール丸の内で2本目の映画『コロニア』を観ました。

公式サイト
http://colonia.jp/


こわ〜い映画でした。
チリに来ているドイツ人の恋人たちが、軍部のクーデターに遭遇してしまうところがまず怖い!!
(最初、ドイツ人だとわかりませんでした。何しろ英語をしゃべってるんですから。ついでに言うとチリの人々も英語でしゃべっています。たまにスペイン語を交ぜますが。そこんところはちょっとヘン。ただしあとで男を演じたのは『グッバイ!レーニン』の俳優さんだと知りました。なんか観たことあるなと思ったんですが、そうだったんですか、納得。女はエマ・ワトソンです。)

結局女は解放されますが、男の方はコロニア・ディグニダという新興宗教の施設で拷問を受け、とらわれの身となります。ここにはいったら二度と出てこれないという恐ろしい施設なんです。恋人を救い出そうと、女は捨て身でその施設に飛び込みます……。

クーデターのシーンはリアルだな……と思って観て、怪しい宗教団体の話になって、なんだか嘘くさい話になっちゃったな……という気がしたのですが、最後に、実在した施設だと説明が出てきてびっくり。実際の施設では5人の人が脱出に成功しているそうです。主人公二人の設定はフィクション。正直、この施設の部分は冒頭のクーデターの部分ほど怖くありませんでした。この悪い奴ら、やることが雑すぎ。まあ、そうしないと脱出できないので仕方ないのかもしれません。

ところで、助かって欲しい人が助からないのが本当に残念でした。たくましい女主人公も魅力的ではありますが、それと対極的で心引かれる人でした。
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歌声にのった少年

昨日(10/15)、シネマクレール丸の内で『歌声にのった少年』を観ました。

公式サイト
http://utagoe-shonen.com/


ちょっとタイトルがイマイチじゃないでしょうか。なんだか『イルカに乗った少年』を連想してしまいました。

それはさておき、かなりの感動作です。なにしろ実話に基づいているんですから(主人公の家族の設定はフィクション)。
前半はパレスチナのガザの(ちょっと前の)子どもたちの様子が描かれます。前半だけでもとってもわくわくする映画です。本当にガザに住む子どもたちだそうですが、見事です。冒頭、主人公たちが町の中を逃げ回るシーンでぐっと引き込まれ、そのあと、その子どもたちふたりを落ち着いて観たときの驚き! こういうの好きです。(意味不明でしたら、ぜひ映画をご覧ください)シネマクレールでは28日まで上映しています。

後半、主人公が青年になってからのパートもなかなかいいです。かなりどきどきしますよ。そしてなによりラストが映画じゃなくなってしまうところがうまい☆☆☆あの盛り上がりは凄かったです。

主人公が歌うときに、歌詞の日本語字幕が出てきた、故郷を歌った作品がありましたが、あれは感動的な歌詞でした。やはり歌の半分は歌詞ですからね☆ 他の歌も字幕で意味を教えて欲しかったです。

エンドロールの歌はご本人の歌だったのでしょうね。

もう一回観ても楽しめそうです。

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2016年10月15日

怒り

『淵に立つ』に続けて、イオンシネマで『怒り』を観ました。

公式サイト
http://www.ikari-movie.com/


殺人犯が整形手術をして逃亡しているという設定。モデルとなった現実の逃亡者が島に逃げたという話を読んでいたので、3人ともが同じ島にやってくるという話なのかと思って観に行きましたが、全然違っていました。

東京・千葉・沖縄にぶらりと現れた三人の男たち(綾野剛・松山ケンイチ・森山未來)のことを好きになる人物がそれぞれできる。指名手配の顔に一番似ている(とぼくが思う)のは綾野剛かな。このうちのひとりがおそらく犯人。残りの二人は無関係……でもそれが微妙にわからないです。

ぼくは三人の中では綾野剛が好きなので、この人だけは殺人犯にしてほしくないな……と思っていました。その意識のせいで、指名手配の顔が似てるんじゃないかとおそれたのかもしれません。でも綾野剛はちょっと危ないイメージもあるんですよね。一方、松山ケンイチはなんだか悪い人の気が全くしません。森山未來はとっても危ない感じ(今までみた映画のせいでしょうか)。未見の皆さん、俳優さんをイメージして誰が犯人だと思われますか?

綾野剛を好きになるのは妻夫木聡、松山ケンイチを好きになるのは宮アあおい、森山未來に心を寄せるのは広瀬すず。広瀬すずのことを好きな少年も森山未來のことを信頼するようになります。
うかつに人を信じてしまった人……信用しきれなかった人……色々なのですが、全部哀しい結果になるわけではないのでくじけず観てください。

宮アあおいは無垢でちょっと頭の弱い少女をとても可愛く演じていました。広瀬すずは……あ〜、ストーリーをばらすことになるのでやめておきます。

さて、見終わって犯人像がイマイチよくわかりませんでした。もっと掘り下げて欲しかった気がします。原作を読むとわかるのかな? 犯行の状況を仕事仲間に話していたということだったんだと思いますが、そんなこと話しますかね〜。まあ、この話のメインは犯人の人間像よりもむしろ、身近な人が殺人犯かもしれないと思ったときの人間の心の動きの方なんでしょうね。そちらの方もいくつもの話に拡散気味だったかもしれません。

微妙なメモですみません。
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淵に立つ

10月14日(金)の夜、イオンシネマ岡山で『淵に立つ』を観ました。

公式サイト
http://fuchi-movie.com/


なんというかすごく気持ち悪いんです、この映画。
また会話で、あいまいな問いかけに対して意味が理解できず聞き返すシーンが山ほどでてきて、うんざりするんです。
おまけに悲惨なストーリー。

だけど、なぜか引き込まれてしまいました。
筒井真理子さんも、全然好みのタイプではないのに、映画を観ていると次第にいい女に見えてきました。

あまりストーリーは書きたくないのでこれくらいにしておきます。
なんでそうなるのかな……と思ってしまうほど、悪い方へ悪い方へ行ってしまうので、観る人を選ぶ映画かも知れません。

幻想的なシーンもところどころあって、ちょっと混乱しました。

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ラスト・タンゴ

10月9日(日)に、シネマクレール丸の内で『ラスト・タンゴ』を観ました。

公式サイト
http://last-tango-movie.com/


惹句:
タンゴ史上、最も有名なダンスペア、
マリア・ニエベスとフアン・カルロス・コペス。
ふたりの歩んだ愛と葛藤の歴史を
トップダンサーたちの鮮やかなタンゴ・ダンスで綴る
情熱のドラマティック・ドキュメンタリー!


いやあ、睡眠不足でちょっとうとうとしたときもありましたが、面白かった!
再現ドラマのダンサーたちの素敵なこと!
そして年をとってはいるものの、しゃんとして情熱的なニエベスさんもいいですね。

タンゴって、あまり観たことがないので、なにもわかりませんが、足の動きがすごくアクロバティックでエロティック。たまらんですね(笑)。踊れる人ってすごいなあ。ぼくは体を動かすことがとても不器用なので無理です。

見事に息を合わせて踊れて、一度は愛し合い、ラスベガスで結婚したものの、アルゼンチンではそれは無効で、結局は別れてしまうっていうのはなんだか残念な気がしますが、そういうものなんでしょうね。男にとって女がある意味、ライバルのようになって、二人で家庭を築くような関係にはなれなかったんでしょうか。

タンゴ……といえば中山可穂さんの傑作短編集『サイゴン・タンゴ・カフェ』をまた読みたくなりました。明日は山口まで往復するので、荷物に文庫本を入れてでかけることにします。

なお、『ラスト・タンゴ』は、シネマクレールで21日(金)まで上映中(16:20〜18:05)。
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2016年10月11日

禁酒會舘マンスリーライブ

9月、10月の禁酒會舘マンスリーライブに行ってきました。記録していなかったので遅くなりましたが、書いておきます。

9月2日(金)
岡山禁酒會舘マンスリーライブ VOL.187
骨太の「うた」を聴きたいと…
古川豪 さん(京都)をゲストにお迎えして

最初の印象:なんかハンサムな人! フォーク歌手じゃなくて役者さんみたいでした。
前半は、住んでおられる京都の商店街の様子を歌った曲など、日常のことを歌われました。
後半(特に休憩があったわけではないですが)では、だんだんメッセージ性の強い歌に移行。

印象に残ったのはジーン・リッチーの『ブラック・ウォーターズ』。開発によって美しかった水が黒い流れに変わったり……という情景を歌った作品。古川さんはそれを原発事故で汚染された日本と重ねて歌われました。

古川豪「黒いフレコンバッグ」(原曲BLACK WATERS/Jean Ritchie)
with 館野公一(マンドリン)
https://youtu.be/8rRr1yz7b74

10月7日(金)
岡山禁酒會舘マンスリーライブ VOL.188
「メッセージ!」 ブレヒト・添田唖蝉坊…を歌う
ひきたまさん(大阪)をゲストにお迎えして

この日は OZAKI UNIT は『川内村の愛ちゃん』などを歌われました。もちろん大塚愛さんへの応援歌です。そして、ゲストのひきたまさんと親しい黒瀬さんがしばさんと一緒にクロシバとして歌われました。

ひきたまさんという方は初めて。
不思議な楽器を駆使しながら、ブレヒト・添田唖蝉坊がメインでしたが、だんだん時代が下って三木鶏郎の『これが自由というものか』も出てきました。ご自分の歌も歌われました。ご自分の歌の時は妙に(失礼!)可愛い声でした。とくにブレヒト作詞の歌の時に感じたのですが、この人いい声だしてますね、びっくりしました。
自分の道をひたすら歩み続けておられるひきたまさん、ご自身に感動しました。

『あるいてあるいて』
https://youtu.be/8CvA9QbN3ts
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2016年10月09日

あがた森魚さんライブ@壱番館

9月28日(水)の夜、新西大寺町商店街の喫茶壱番館であがた森魚さんのライブがありました。

開場直後に到着、幸い、最前列端っこの席を確保することができました。
定番の曲と、最近の浦島シリーズの曲を中心に歌われました。

あがたさんってなんだか酔って人に絡みながら歌っている感じです(笑)。いや、歌っているっているより、おしゃべりが長い☆

カメラも、タブレットも持って行くのを忘れていたので、携帯で何枚か写真を撮りました。暗いのでシャッタースピードが長くなり、ぶれること、ぶれること。その中でまあまともなのをいくつか載せておきます。

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「ぼくはあなたに歌いたいんだよ」みたいなことを言っておられるところでしょうか。
記憶がほとんど消えかかっているんですが、第一部ではギターを抱えて『百合コレクション』『サルビアの花』『九州のおばあさん』などを歌われたと思います。

休憩中の写真。窓際にあるカバヤの袋に注目。カバヤの工場に行ってこられたそうです。あがたさんはカバヤ文庫(というのが昔あったんだそうです)のファン。その話も後でされました。

第二部は、まずピアノのに座られました。おっ、これは『第六惑星』だな!と思いましたが、まさにその通り。最初は浦島65からの曲で、次が『いとしの第六惑星』でした。とても好きな曲です。



そのあとは、またギターをもって『春の嵐の夜の手品師』『赤色エレジー』『佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど』を歌われました。

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最後の『佐藤敬子先生〜』も好きな歌の一つです。佐藤敬子先生はあがたさんの小学校の時の先生。給食の時の山羊のミルクが獣臭くて飲めず、毎日残していたら、ある日、佐藤敬子先生はあがたさんに無理矢理そのミルクを飲ませようとしたそうです。佐藤敬子先生はまだ若く教育熱心な先生でした。そのときあがたさんは先生の手を噛んでしまったそうです。ご本人のいうことには「甘噛み」だったとのことですが。家庭訪問の時にそのことをお母さんにばらされてしまったそうです。あがたさんはその佐藤敬子先生が大好きなんです。歌がヒットしてからコンサートにも来てくださったのですが、その後、(心の?)病気になられ、人前に出ることはなくなり、あがたさんも佐藤先生と会えなくなってしまわれたのでした。そんな大好きな先生へのラブレターのようなこの歌。何度聴いても胸が熱くなります。児童たちにディズニー映画『海底2万マイル』を観るように勧めたのも佐藤敬子さんなんです。この歌にもでてきますね。



さて、アンコールは、クロシバのお二人が参加して3人で演奏されました。

KC4F0350.JPG

1曲目は浦島65XXの冒頭の『太陽のくれた海の日々』でした。この曲にはコーラスがついているんです:「ぼ〜〜〜くらじゃな〜〜〜い ぼくらの影と陽炎だけだった〜〜〜んだ〜〜〜けどさ」っていうのが延々と繰り返されるんです。まずこれを観客が練習。それに、あがたさんがメインの歌をかぶせて歌われました。これが楽しいのなんのって☆☆☆ とてもいい曲です。載せようと探しましたが見つかりません。ぜひCDをお買い求めください。
アンコールの2曲目は定番の『大寒町』。これも名曲。
最後は新曲『帰ろかな』。演歌ではありません。

終わったのは10時半ぐらいになった頃でした。
楽しいライブでした。

しばらくCDなんかを眺めてからドアを開けて帰ろうとしたら1階におりる階段にあがたさんが座っておられて、握手をしてくださいました。大衆演劇並みの送り出しですね☆

新作CDももうじきできるようです。楽しみです。
posted by dunno at 18:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽