2017年01月29日

ソング・オブ・ザ・シー 海のうた

1月28日、シネマクレール丸の内でアニメ映画『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』を観ました。

公式サイト
http://songofthesea.jp/


アイルランドの神話を元にしているそうです。

両親と一緒に暮らしているベンはもうすぐ「お兄さん」になるのが待ちきれません。しかし、臨月の母親は産み落としたシアーシャを残して海に消えてしまいました。……

兄妹の冒険譚です。子どもたちがとても可愛らしいです。ベンは妹に余り優しくありませんが冒険をしていく中で次第に変わっていきます。

子ども向けですので、ちょっと物足りないところはありましたが、童心に帰って楽しみました。
posted by dunno at 16:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

みかんの丘・とうもろこしの島

1月15日、シネマクレール丸の内で『みかんの丘』(2013年)を観ました。また1月27日には『とうもろこしの島』(2014年)を観ました。別の監督の作品ですがどちらもジョージア(グルジア)の作品で、公式サイトも一緒ですので、まとめてメモっておきたいと思います。

公式サイト
http://www.mikan-toumorokoshi.info/


『みかんの丘 原題:Mandarinebi』
2013年/エストニア・ジョージア合作/87分/カラー/ロシア語・エストニア語/シネスコ

『とうもろこしの島 原題:Simindis Kundzuli』
2014年/ジョージア・ドイツ・フランス・チェコ・カザフスタン・ハンガリー合作/100分/カラー/アブハズ語・ジョージア語・ロシア語/シネスコ

全く予習なしで観てさっぱり国の関係がわからなかったので、今、ネットでしらべてみました。グルジアというのは1991年にソ連が崩壊したときに独立した国で、黒海の東岸に位置しています。直後に、内戦がおき、今はアブハジアと南オセチアがほぼ独立国になっています。アブハジアは1992年に独立宣言し、内戦に突入、1994年に停戦しました。どちらの映画もその内戦中のドラマです。

『みかんの丘』の主人公はイヴォという初老の男。みかんの木箱を作っています。アブハジアに住んでいますが、そこはエストニア人の集落があった場所。内戦を避けてほとんどの人がエストニア(ずっと北のバルト三国)に戻ったのですが、彼にはここに残りたい理由があったのでした。他にもすぐそばのみかん農園をひとりでやっているマルゴスや、医師が残っています。アブハジアやグルジアの兵士たちはむやみに住民に危害を加えることはないのですが、マルゴスの家のすぐ近くで戦闘が起こり、チェチェン兵のアハメド(チェチェンはアブハジアを支援している)とグルジア兵のニカの二人が負傷して生き残ったのをイヴォの家の2つの空き部屋に運び込み、医師に治療してもらうことになってしまいます。敵同士だということで敵意をもつふたりですが、イヴォは家の中で危害を加えることを禁じます。

互いに偏見をもつふたりの兵士が次第にお互いを理解し合う様子が描かれます。しかし状況はそんなつかの間の平和を破壊してしまいます……。そうなるんだろうなぁとは思ってみていましたが、やはり悲しい思いをしました。

『とうもろこしの島』はアブハジアとグルジアの間を流れる川の中州が舞台です。春になると雪解け水が山から肥沃な土(と石)を運んでくるんです。そこに舟でやってきたのはアブハズ人の「老人」。土を確かめてから(口に入れて味わったりします!)そこを畑にすることにし、黙々と作業します。なんと小屋まで作ってしまいます。そして手伝いの孫娘もそれに参加します(両親は戦争で亡くしている)。時々銃声もするような場所なのですが、その島にとうもろこしを植えて育てるのです。ところがある日、怪我をしたグルジア兵が中州にやってきて、女の子はその若者に一目惚れします。……

「島」とはいってもただ土が溜まって出来た中州です。嵐になって水嵩がふえたらひとたまりもありません。そんな危なっかしいことをするかな……と思ってしまいました。中州はこの映画のために作ったようですね。とうもろこしが暴風でざわざわとたてた音が耳に残ります。

どちらも戦争を描いていますが、どちらかというと寓話的な内容です。リアルではありません。その分、観やすい映画だと感じました。
posted by dunno at 12:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2017年01月28日

ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気

1月15日、シネマクレール丸の内で『ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気』を観ました。

公式サイト
http://handsoflove.jp/


タイトルを書き間違いやすい作品ですね(笑)。あ、「手のひら〜」を忘れるっていうことじゃなくて、『ハンズ・オブ・ラブ』か『ハンズ・オヴ・ラヴ』にしないと首尾一貫していないっていうことです(^^;

ネットで色々読んでいたのでずごく期待していました。
●『ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気』 未来を拓く二人の愛に、立ち会える幸せ 中村奈津子
https://wan.or.jp/article/show/6927
●ケミストリーある誠実な作品―映画『Freeheld』(2015)感想(追記あり)
http://www.ishiyuri.com/entry/2016/04/13/freeheld
●映画『Freeheld』が新トレイラー(マイリー・サイラス"Hands of Love"バージョン)公開(動画)
http://www.ishiyuri.com/entry/2015/09/16/myley-cyrus-and-linda-perry-creats-a-new-song-for-freeheld
●映画的興奮に満ちた「ハンズ・オブ・ラヴ」が見逃せない理由
http://life.letibee.com/handsoflove-review/

ローレル(ジュリアン・ムーア)とステイシー(エレン・ペイジ)の物語。二人が出会って連絡先を交わす場面や、デートの様子、ふたりで住む新居を改装するところなど、前半部分は観ていてとても楽しいです。観客まで幸せになります。だけど、ローレルが末期がんで、余命わずかとわかってからは、しんどい展開になります。ふたりは結婚したわけではないのですが、ニュージャージー州のドメスティック・パートナーという制度に登録していたのですが、ローレルが刑事として勤めていた郡警察の年金制度ではステイシーは遺族年金を貰う資格がないというのです。それでは家を維持することは不可能。二人は郡の "Freeholders" と呼ばれる委員たちに、ステイシーが遺族年金を受け取れるよう訴えますが……。

事実に基づいた映画で、最後に勝利を勝ち取ったことは分かっているのですが、泣けて泣けてしょうがありませんでした(うれし涙もあります)。シネマクレールでの上映は昨日で終わり。最後の日は観客がたったの二人だったとか……。残念です。

上のリンクの一番下の記事には次の動画が紹介してありました。

ドキュメンタリー映画『Freeheld』予告


実はこのドキュメンタリーの方も観たくて米国版のDVDを注文してしまいました。アメリカからはすでに発送されているので、そのうち届くでしょう。楽しみです。

ところで、この映画ではステイシーは二人の家に住み続けることができたのですが、残された方が家を出なくてはいけなかった話もあります。このブログで何度も紹介しているかもしれませんが、『ウーマン・ラブ・ウーマン』(原題:If these walls could tell 2, HBOのテレビ用映画)の第一部(30分弱)です。画面の上下左右が切れていて見づらいのですが、なんとか観れるので興味ある方はご覧ください。
https://youtu.be/acYZ7Sg0tiU
※全体が見えているけれど音がないものならこちら: https://youtu.be/uAAY4z8acvk
posted by dunno at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2017年01月19日

アルジェの戦い

1月15日(日)は前日の某業務のうっぷんを晴らそうということでシネマクレールで3本映画を観ました。これがどれも素晴らしい映画で大満足の一日でした。

最初に観たのは『アルジェの戦い』です。

公式サイト
http://algeri2016.com/


1954年(ぼくの生まれた年!)から1962年にかけてのアルジェリア独立戦争を描いた映画です(1966年の映画) 。

凄くなまなましい映画でした。

最初はFLN(民族解放戦線)が追い詰められ、最後のメンバーや協力者たちが絶体絶命のピンチにおいたところから始まり、そのあと過去にフラッシュバックして、冒頭のシーンにいたるまでの過程が見事に描かれます。貧しいアラブ系の住民は山の斜面のカスバに住んでいて、実際にそのカスバで映画が撮影されています。昔の歌でカスバというのは聴いた覚えがありますが、実際に映像で見たのはこれが初めてかも。斜面なので坂だらけ、階段だらけです。高低差学会の人たちが大喜びですね。カスバの下の平地にはヨーロッパからの人たちの居住区が広がっています。その差は天と地(の逆か?)。

圧倒的に力の差があるため、FLNはテロでしか対抗することができません。最初はフランス人の警官たちがターゲットですが、次第に一般のヨーロッパ人たちへの爆弾テロが始まっていきます。もちろん小さい子どもも対象になります。爆弾を運ぶのは疑われにくい女性たち。それを観ているのは非常に辛いものがあります。なんだか現在の世界と重なってしまうじゃないですか。

警察では手に負えないということで軍隊が出動してきます。指揮を執る男が非常に冷静で賢いんです。彼がFLNをどんどん追い込んでいく様子は恐ろしいくらい。

植民地というゆがんだ空間自体がうんだ悲劇です。
臨場感のあるすごい映画でした。
posted by dunno at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

アスファルト

1月13日、シネマクレールで『アスファルト』を観ました。

公式サイト
http://www.asphalte-film.com/


冒頭から面白いです☆
フランスのある団地が舞台。団地の一室で、住民集会が開かれています。エレベーターが年中故障して、閉じ込められる人もでる始末。他からは修理のお金がでないので、住民が平等に分担金を出して修理しようという提案に、一人以外全員賛成。反対したのは風采の上がらない男。「自分は2階に住んでいるのでエレベーターは使わないから、分担金を出したくない」……という理屈。他の全員が別室で相談して、結局、その男は払わなくていいがその替わりエレベーターを使わないという案を提出。彼も含めて全員が賛成し、決着がつきます。その会議を下部屋に置いてあったのが、室内用の電動自転型トレーニングマシン。腹も出ているその男はどっからその資金が出たのかわかりませんが一台購入します。ところがトレーニング中に気を失ってしまい、ペダルに乗った足だけが動き続けます。訪問した人が気づいて彼を救い救急車で病院に運ばれますが……なんと当分の間彼は車いすの生活になってしまうのです。困った彼は人の目を盗んでエレベーターに乗り自室に戻れますが、その後は、人の出入りしない深夜にしか外にいけなくなってしまうんです。ところがその時間には食料品店もしまっていて、食べ物が買えません。ふと思いついたのが入院していた病院の自販機。かなりの距離を車いすでたどり着くのですが……。

すみません、文章が下手でずいぶん長くなってしまいましたが全然進んでないですね。この男は病院で看護師の女性と出会って、恋に落ちてしまうんです。

他にも二組の出会いがおきます。いつも不在の母親と二人暮らし(一人暮らしですね……)の少年と、その隣に越してきた女優。その団地の屋上になぜか落ちてきたNASAの宇宙飛行士とアルジェリア系の移民の女性(息子は服役中)。

なんともいえない幸せ感に浸れるあたたかい映画でした。こういうの大好きです。オススメです。
posted by dunno at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2017年01月18日

湯を沸かすほどの熱い愛

1月11日の夜、連れ合いが9時頃まで仕事ででかけるというので、夕食後イオンに『湯を沸かすほどの熱い愛』を観に行って来ました。

昨年、共通の知人を脳腫瘍で失った京都の「とんび」さんから「この映画を観て泣いた」と聞かされていたので追悼の意味でも観に行かなくては……と思っていましたが、やっと岡山でも観れるようになったのです。

公式サイト
http://atsui-ai.com/


キネマ旬報のベスト10では日本映画で7位、そして主演の宮沢りえさんが主演女優賞を獲っています。

公式サイトより:

================
余命2ヶ月。
私には、死ぬまでにするべきことがある

銭湯「幸の湯」を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら、娘を育てていた。
そんなある日、突然、「余命わずか」という宣告を受ける。その日から彼女は、「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。

□家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる
□気が優しすぎる娘を独り立ちさせる
□XXXXXXXXXX

その母の行動は……(以下略)
=====================

父親はオダギリジョーが演じています。
「母と娘」との関係がメインのテーマでした。詳しくは書けませんが、かなり泣いてしまいました。

ただ、すごく人に薦めるか……というと微妙。理由が二つあります。まずひとつは宮沢りえさんの演じる主人公の行動で、これはどうなの? と思うところがいくつかあったことです。
●気を失うことがあるような体調なのに、レンタカーに子どもたちを乗せて旅をすること。これは危険すぎます。運転中になにかあったら、自分や車に乗っている人たちだけでなく、無関係の他人まで傷つけたり、ひょっとしたら命を奪ってしまうことになるかもしれないじゃないですか……。
●娘に命令しすぎる。娘さんはある技能を身につけているんですが、それは本人が覚えたくて学んだものではないんです。後になって、ああ、そういう理由だったんだと本人がわかって、本人も観客も泣く……という筋書きのためという感じ。子どもを信頼していないようにも見えます。自分に時間が残されていないと分かった時点で焦って物事を進めようとするからどうしても無理が生じます。大事なことは隠さず、もっと前に伝えておくべきだったと思います。
●ひとを叩きすぎる。
●ひとのアパートの前(出奔した夫が女と住んでいたアパートです)が汚れたまま立ち去ってしまったし、おまけにドアノブに「アレ」までかけていました。あのアパートにこの時点でどなたが住んでいたかわかりませんが、気づいたらいやな気がするんじゃないでしょうか。
●出奔していた夫が小さい女の子を連れて帰ります。その子の母親は自分の娘をオダギリジョーに預けていなくなってしまったんです。主人公はその子の前で(その子の母親のことを言ったわけではなくて、別の人のことなんですが)「失踪した母親から連絡がないということは、もう死んでいるのかもしれない」という意味のことをしゃべっちゃうんです。あまりにも無神経。

……年を取ってきて、細かいことにぐじぐじ文句つけてますね(失礼、すみません)。

理由の2つ目はラストです。タイトルにつながる終わり方ですが、なんだかあまり好きじゃなかったです……。そこって感動できるところでしょうか。ええっ! と引いてしまいました。

娘さんを演じた方がよかった。いっぱい泣かせてくれました。
それから、りりィさんがちらっと出ておられましたね。

「瞼の母」の要素もある映画でした。暮れに読み返したばかりだったので、ぎくっとしました。
posted by dunno at 08:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2017年01月17日

私の少女時代 OUR TIMES

1月9日(月・祝)、福岡の大洋映画劇場で『私の少女時代 OUR TIMES』を観ました。昨年ブルーレイで観ていて、これが二度目です。ブルーレイで観て感動しましたが、映画館で観て、また大泣きしてしまいました。お休みの日だし、女性も男性も料金が1100円だということで、まあまあお客さんが入ってましたが、あちこちでグスグス泣いている様子がうかがえました。何度でも観たくなる映画です。未見の方、チャンスがあればぜひご覧ください。素晴らしい青春映画です。

大洋映画劇場では以前、一番大きいスクリーンで映画を観た覚えがあります。昭和の味わいのある建物がいいです。

20170109taiyo05.jpg

20170109taiyo02.jpg 20170109taiyo04.jpg

posted by dunno at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

ザ・ギフト

1月7日(土)、今年初めて映画館(シネマクレール丸の内)に行きました。観た映画は『ザ・ギフト』です。

公式サイト
http://movie-thegift.com/


子どものいない夫婦が中西部から西海岸に引っ越してきます。そこは夫の出身地から近い町。夫はなかなかのやり手。住居も決まり、町へ家具などを買いに出たところ、高校で同級生だった男と出会います。その男はたびたび彼らの家に寄って、『ギフト』を置いていきます。……。

予告篇では「ラストの衝撃にあなたは耐えられない」と言ってますが、それほどではないかも(笑)。なにしろ夫がいやなやつだということがじきに明らかになって、同情できないので、それほど怖くならないんです。妻の方はそんなに悪くないです。いい人なので絶対大丈夫☆ と安心して観ていられます。あまり書くと客が減ってしまいそうなのでこのくらいにしておきます。

年の初めに最初に観る映画ではなかった……とちょっと後悔しました。

posted by dunno at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画