2017年11月14日

日向啓江さんの雲

11月12日(日)、アンクル岩根のギャラリーに「日向啓江展」を観に行ってきました。

アンクル岩根のギャラリー
http://uncle-iwane.com
なんか最近展覧会の記録更新をさぼっておられますね。この個展の記録にリンクしようと思いましたがありませんでした。残念。ただし facebook にはいっぱい写真が載っています。

今回は雲の絵や雲の標本(!!!)などが展示されていました。ぎりぎり最終日に駆け込みました。

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写真で見てもなにかそそられるものがありましたが、実際に大きな作品を見るとほんとうに吸い寄せられてしまいそうになるくらいきれいでした。でも値段が高いので、それらは目を喜ばせるだけにして、「雲の標本」シリーズの作品をかなり真剣にながめました。来るのが遅かったので、ほとんどの作品はもう売約済み。残っていたのはたった3つ。

そもそも「雲の標本」って何? と思われるでしょうね。』上のハガキ(表)に二つ写っているのが見えると思います。透明な樹脂の直方体の中に雲がぽっかり浮かんでいるんです。いいでしょ?

綿か何かが閉じ込められているように見えると思いますが、綿ではないんです。絵の具で描いた雲なんです。

直方体型の枠を作って、そこに樹脂を少し入れて薄い層をつくります。それが固まったらその表面に絵の具で絵をかくのです。それが乾いたらまた樹脂を少し入れて2段目の層を作ります。それが固まったら、またその上に絵を描きます。それを何度も何度も繰り返し、バウムクーヘンのように層を重ねながら絵を描いていくんです。バウムクーヘンよりもっと薄い層なんですよ。横から見るとそれが見えて本当に驚きます。根気の要る仕事ですね。

残っている作品のうちのひとつは、その側面が曇りがラスのようにこすってあって、その層が見えないようになっていました。他のふたつはそのような細工が施してないので側面から層がとてもよく見えました。側面が下になるように立てて展示されていますので、ちょうど真上からみるとよくわかるのです。ただ、どちらもちぎれ雲のような小さな雲がいっぱい浮かんでいて、迫力という点でイマイチ。可愛いと言えば可愛いんです。最初はその可愛いのを買おうかと思ったんですが、日向さんのオススメにしたがって、側面が曇りがラスのようになっている作品に決めました。今はそれで満足しています。

では写真をどうぞ。本来は立てて置くのが良いのですが、背景がないと雲がわかりにくいので、タブレットの上に、ちょうど作成時の向きに置いて、上から写真を撮りました。青いいろのものがあるとよかったのですが……。近いうちに空色のフェルト生地の敷物を入手して、その上に置こうかなと思ったりしています。壁になにか青いものをつけて、その前に置くのもいいんでしょうが、ちょうどいい壁が空いていません。日向さんは上から光が当たるようにするのもいいとおっしゃいました。壁か天井にスポットライトをつければいいのでしょうか。ちょっと難しそうです。

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写真では雲の立体感がなかなかでないですね。そもそもピントを合わせるのがとっても難しいです。

見えている面は、作成時に上を向いていた面です。固まるときに体積が減るので、端が高くて内側はやや低くなっています。

日向さんのホームページも覗いてみました。あまり更新していないんですけど……とおっしゃっていましたが確かにそうでした(笑)。こちらです:

https://h-hyuga.jimdo.com

色んなタイプの作品を創っておられるのですね。また違ったタイプの作品も観に行きたいと思います。
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posted by dunno at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

50年後のボクたちは

11月12日(日)にシネマクレール丸の内で『50年後のボクたちは』を観ました。文句なしに面白い映画でした。

公式サイト
http://www.bitters.co.jp/50nengo/


公式サイトより
14歳のマイクはクラスのはみだし者。同級生からは変人(サイコ)扱い、しかも母親はアル中で、父親は浮気中。そんなある日、チックというちょっと風変わりな転校生がやって来る。夏休み、2人は無断で借用したオンボロ車“ラーダ・ニーヴァ”に乗って南へと走り出す。
窮屈な生活から飛び出して、全く違う景色を目にしていく2人。しかし旅は順風満帆にはいくはずもなく、警官に追われたりガス欠になったりトラブル続き。そんな危険な目に遭いながらも、出会う人びとと心を通わせ、自分たちの居場所を見つけていく。やがて無鉄砲で考えなしの旅は、マイクとチックにとって一生忘れることのできないものになっていく。


マイクの母親はアル中ですが、それでもマイクは母親が大好き。学校では女子から見向きもされず、なぜか一人だけ隣の席が空いているという設定。そこに転校生がやってきて……という定番のパターンで始まるところが受けます。その転校生がでかい! どう見てもモンゴル系。あんたは横綱か、と言いたくなる面構え。しかも、マイクの母親と同じニオイがするんです(笑)。そう、その転校生・チックもアル中。ウオッカがぶ飲みでいつも二日酔い。猟奇的な彼女なみにすごいシーンもあります。でも頭はいい。運転もできる。度胸もある。けっこう人懐っこい。とっても面白い男の子です。14歳には見えません。ましてや撮影開始時には13歳だったなんて!!!!! この二人に旅の途中でもうひとり加わってくるところも楽しいです。

ドイツの公式サイトにいくと映画で出てくる場所の写真やロケ風景がみれます。岩山ではすごい場所で撮っているのがわかります。怖くてぼくなら近づけません。
http://www.tschick-film.de/
トップページのメニューから Uber den Film 、その中の Behind the scenes あたりを覗いてみてください。

題名については予告編がもろにネタバレをやっているので、そのあたりも書いておこうかと思います。観たくない方はこの辺でやめておいてくださいね。
















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posted by dunno at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

パーフェクト・レボリューション

11月11日、シネマクレール丸の内で『パーフェクト・レボリューション』を観ました。

公式サイト
http://perfect-revolution.jp


公式サイトより
泣いてもいい、笑われてもいい。
障害なんて二人で超える。革命は起こせる。

クマは幼少期に脳性麻痺を患い、手足を思うように動かせず車椅子生活をしている。ただし彼はセックスが大好き。身体障害者にとっての性への理解を訴えるために活動している。そんな彼が、ある日、美少女・ミツと出会う。障害者であるにもかかわらず生き生きと生きているクマに、ミツは「あなたとわたしみたいなのが幸せになれたら、それってすごいことだと思わない? 」「それを世界に証明するの!」。どんな不可能も可能にする、ハチャメチャだけど純粋な、クマとミツの“最強のふたり”のラブストーリーがいま始まる!


クマを演じるのがリリー・フランキー。ギラギラしないでけっこう枯れた、いい雰囲気の演技でした。ミツを演じている清野菜名という人は初めて見ましたが、なんとまあ可愛い人ですね。パーソナリティ障害というらしんですが、とんでもないことをしでかす奇人を本当に上手に演じておられました。二人を見守るのが介護士の恵理、それを小池栄子が演じています。この人は大好きな人(大好きな人が多すぎるかもしれませんが…)。恵理はとても親切でやさしい人なのに、その恵理を突如殺そうとするミツには本当にびっくりしました。こういう人と付き合っていくのは本当に大変なこと……。

いきなりそのシーンのことを書いてしまいましたが、それまではとっても楽しい映画です。なのに、こんな事件が起きてしまい、みなの関係がぎくしゃくし始めます。そうそう、忘れていました、もうひとつ、クマが実家での法事にミツを連れて行って悲惨なことになってしまったのも見ていてしんどいシーンでした。予告編でも少し出てきますね。

この二人に幸せになってほしい……と思うのですが……事態はだんだん取り返しのつかない状態になっていきます。色々あっても、二人のことをずっと応援する周りのひとたち(ミツの母親代わりのような占い師を余貴美子が演じています)の存在がとても嬉しいです。なので、ぜひぜひチャンスがあればご覧ください。都会ではもう終わっているでしょうが、シネマクレールでは17日まで上映しています。

この記事を書こうと、公式サイトを読んでいて初めて知ったのですが、企画・原案の熊篠慶彦さんは、ご自身が傷害を持ち車いすで生活しておられ、障害者の性に関する本や映像の作成にかかわっておられます。つまりクマのモデルなんですね。ミツのようなパートナーと暮らしておられるのでしょうか。ちょっと気になりました(笑)。

posted by dunno at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画