2018年06月11日

孤狼の血

6月10日(日)の朝、岡山メルパで『孤狼の血』を観ました。

公式サイト
http://www.korou.jp


ヤクザ映画なのかな……悪徳刑事モノっていう方があってるかな。ヤクザものだからあまり観ようとは思わなかったんだけど、白石和彌監督の去年の『彼女がその名を知らない鳥たち』がすごく良かったのと、長男が「良かった」と推薦してくれたので観に行きました。そうそう、松坂桃李と竹野内豊は『彼女〜』にも出ていました。

で、なかなか面白いし見応えのある映画でした。真木よう子さんもいい感じ。ぐっとくるエピソードも色々。

暴力がけっこうきついので疲れましたから、もう一度観たいとは思わないかな。続編『凶犬の眼』は見てみたい気もします。原作は三部作なんですってね。主人公はやはり日岡だそうです。
posted by dunno at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

タクシー運転手 約束は海を越えて

6月9日(土)の夜、岡山メルパで『タクシー運転手 約束は海を越えて』を観ました。

公式サイト
http://klockworx-asia.com/taxi-driver/


予告にあるとおり1980年5月、韓国の光州(クァンジュ)でおきた「光州事件/光州民主化運動」を描いた映画です。実在するドイツ人記者が封鎖されている(電話も外部と繋がらなかった!)光州市にソウルからタクシーで潜り込み取材を行ったときのことを元にしています。そのときのタクシー運転手は彼に偽名を教えたようで、その運転手が誰だったのかはわからないままだったそうですが、ソン・ガンホがそのタクシー運転手を見事に演じています。なにしろおかしいんです。最初は完全にコメディのような感じで始まります。

ソウルのタクシーってけっこう乱暴な運転で有名でした。今はどうかな? ぼくがはじめてソウルに行ったのは1991年でしたが、その時、僕を乗せて走っていたSさんの車と強引な車線変更をしてきたタクシーとの接触事故がおきたんですが、タクシー運転手はどなりまくってそのままどっかへ言ってしまいました。宋さんもあっけにとられていました。ソウルというとその事故のことを思い出してしまいます。

さて、個人タクシー運転手・マンソプは金欠病でもう何ヶ月も家賃をためているので、ドイツ人記者ピーターを光州まで送って、その後連れ戻る仕事を他のタクシーから強引に奪ってしまいます。このときの調子の良さがいかにもソン・ガンホ。うまい人です。

光州で二人は病院に向かう学生たちの集団と出会います。彼らの取材をするピーターを残してソウルに戻ろうとするマンソプですが、道で困っていたお年寄りを見捨てておけず、その人の息子のいるという病院まで連れて行く羽目になり、病院で学生たちやピーター、そして何人かのタクシー運転手たちと知り合います。

はじめはそんなに深刻な状況とも思えなかったのですが、取材をしているうちに、集まった群衆に対して軍隊の攻撃が始まります。そして、その様子をカメラで撮影するピーターの姿は私服の軍人たちに目をつけられてしまうのでした。危険を感じたマンソプは、家で一人で待っている娘が心配で、朝早い内に、ピーターを置いてソウルに帰ろうとしますが、光州から無事に外に出たあとにはいった食堂で、光州で大変なことが起きているという噂話を耳にし、悩んだ末、また光州に戻ります。いい男ですね〜。そして、軍隊の弾圧は一生激しくなっていきます。

国民に向かって銃撃するシーンは本当に恐ろしいです。この映画では民主化運動をする立場からの映像しかありませんでしたが、国民に銃を向ける兵士の立場からの映画もあるんでしょうか……辛いものがあるでしょうね。ネタバレになるからあんまり書けないですけれど、実は、兵士の気持ちがわかる場面が後の方で出てくるんですよ……。ぐっときました。

何人の人が犠牲になったのかはあまりはっきりしないようですが150人ほどは確実のようです(Wikipediaによる)。そして市民は武器庫を襲撃し、武器を持って闘い、一時は軍隊を町の外に追い出したんだそうです。たいしたもんですね。

光州の人たちとのつながりもよかったけれど、大家さん夫婦もいい人たちでした。嫁さんの口はきついけど。

いい映画でした。オススメです。

※町からの出入りが比較的しやすかったときに、撮影したフィルムをタクシー運転手が持ち出しておけばより確実に外に情報を伝えられたのに……と思いましたが、そういうわけには行かなかったのでしょうか。
posted by dunno at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

万引き家族

6月3日(日)、イオンシネマ岡山で『万引き家族』を観ました。

公式サイト
http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/


おばあちゃん、お父さん、お母さん、男の子、そして謎の若い女性……のように見える5人家族の話。この家族はおばあちゃんの年金、それぞれの多くはない収入、……そして万引きで生計を立てているのでした。貧しいのですが、もっと悲惨な状況にある小さな女の子を見つけると家に連れて帰り家族にしてしまうのでした。そして次第に互いの関係がわかってきます。

犯罪者であるけれど暖かい虚構の家庭を作っているというある意味ファンタジー映画です。事実をもとにしているとは書いてありますが、どちらかというとこんな家族が存在していてもいいんじゃないかという願望がつよいのではないかと感じました。謎の若い女性は実は風俗で働いていて、その仕事の様子はまるで女神様のよう……どう観てもファンタジーです。

そんな家族の暮らしも、「おばあちゃん」の死がきっかけで崩壊してしまうのでした。

世の中の事件を観ていると、こんなファンタジーの世界に浸っていてもいいのかなと思ってしまう気持ちがある一方、たとえ犯罪者であっても暖かい心をもっていないはずはない……とも思ってしまいます。

※それにしても安藤サクラさんはいい女優さんですね〜。この人好きです。
posted by dunno at 14:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

星空

この日の3本目は台湾映画『星空』でした。

公式サイト
https://hoshizora-movie.com


中学生の純な初恋(未満かも)のかわいらしい物語。幾米(ジミー)の絵本をもとにしたおとぎ話(ファンタジー)です。

ジミー・リャオの作品の映画化というともうひとつ『ターンレフト・ターンライト(向左走・向右走)』を観ていますが、これがよかったので、この作品も観てみたいと思いました。
『ターンレフト・ターンライト』冒頭:
https://youtu.be/8toU9_xiKLw
ジジ・リョンの歌う挿入歌のビデオ:
https://youtu.be/nZ-zGGy-l3E
https://youtu.be/MofNvGXdJKY
主人公の二人は同じ建物の隣の部屋に壁を隔てて住んでいるんだけど、使う階段・入口が違って、外に出ても右と左の反対方向に歩いていくので決して出会いません。町でも接近遭遇するんですがなかなか出会えません。そんなふたりのお話。ジミーの絵は下の動画で見ることができます:
https://youtu.be/9IFVyI98bBs
こんなの観てたら、また観たくなりました。早く帰って早くご飯を食べて、DVDを観ようかな。

で、今回の作品『星空』もなんだかさみしい二人の子が心を通わせるようになる話です。本当の星空を観よう!とふたりで冒険の旅に出ます。道に迷い、雨も降りだして遭難しそうなときに古い教会を見つけます。その場面はこちらで観ることができます:
https://youtu.be/doWOEjo5Cpg

最後は親の都合で離ればなれになってしまいます。でも後日譚が最後にあるのでお楽しみに。
posted by dunno at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

ダンガル きっと、つよくなる

6月2日、2番目は『ダンガル きっと、つよくなる』を観ました。

公式サイト
http://gaga.ne.jp/dangal/


オリンピックでの金メダル取得を目指していたが生活のためにあきらめざるをえなかった男が、自分の夢を長女と次女に託す熱血スポーツ映画。

スポーツは好きじゃないので、こういう暑苦しい男は好きではないんですが、映画を観ているうちにこっちまで熱くなってしまいました。やはり試合が始まってからが盛り上がりました。うん、スポーツは麻薬ですね〜。しろうとにもわかりやすく描いてくれてました。強い相手に勝つときも、あらかじめ伏線がはってあって、ああ、あれか〜とわかるようにしてくれてます。一か所だけ、すごいピンチを切り抜けたところだけ、訓練を始めたころのエピソードがその時点ではカットされていて、一体なにがあったんだろう……と観ていて思ったのですが、試合の時に過去映像が映し出され、あ〜、あのときはこんなことがあったんだ!と納得させられました。

長女が父のもとから離れて根性の悪いコーチの指導を受けるようになってからスランプがはじまってしまいます。そのあたりも映画として必要なんですけれど、ちょっとダルかったです。

それにしても、姉妹の可愛らしいこと(成長してからの女優さんもきれいでチャーミング)。演技も実技訓練も大変だったことでしょう。よくやったと思います。

簡単ですが、このくらいで次に移ります。
posted by dunno at 13:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画