2019年05月11日

山本じん@salon flow

4月27日(土)、乙女屋(大阪市帰宅浮田)さんの新しい企画 salon flow の最初の展示として山本じんさんの個展「il est ici ここに在る」が初日を迎えるというので、これは絶対いかなくては……とオープンする14時に現地につけるように大阪まで行ってきました。

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乙女屋さんは乙女チックな雑貨店でしたが、時々アートギャラリーに変身していました。今回は店の中から雑貨関係を完全に片付け(まあ、となりの店舗に押し込んだだけだとおっしゃっていましたが……)、完全な画廊となり、展示の期間のみ名前を salon flow と付け替えるのです。乙女屋さんは見た目は本当に可愛らしいロリータっぽい女性ですが、夢は大きいし、なかなかのやり手なのです。素晴らしい☆

今回の展示は、神戸・ギャラリーロイユや銀座・青木画廊で開催された個展の大阪版。山本じんさんも乙女屋さんのことは特別に支援しておられて、 salon Flow という名前やお店のカード(水色の写真)もじんさんの発案なのです。

あ、書き忘れましたが、2時過ぎに到着するとすでに先客もおられたり、お祝いの方々も来ておられて賑わっていました。もちろんじんさんも在廊しておられました。小さいお店ですのでたくさんは飾られていませんでしたが、棚などが片付けられてとてもいい雰囲気の空間になっていました。外からの光がかなりはいるため、閉じ込められたような感じではありません。

3月に開催された青木画廊での個展の紹介ページを参考にご覧ください。
「山本じん展−銀筆のエッセンス−」
http://aokigallery.jp/2011ex/yamamoto2019/

salon flow のハガキにも使われている「boys」の全体像を観ることができます。
また青木画廊のアーティスト別のページでは、今回の展示でも見ることの出来た「愛の靴1」という作品も見ることができます。
http://aokigallery.jp/artists/yamamotojin/

乙女屋のみほさんが、どの作品が一番好きですか……と聴いてこられたので、即座にこの「愛の靴1」を指さして「これです」と言いました。いや、本当に美しい作品です。ちょっと前の作品。銀筆ですのでストッキングの糸まで細かく書かれているんです。右腿の穴があいてほつれているところなんかすごいです。とまあ、書きましたが、なんというかエロチックなところに惹かれているんでしょう。新しい作品はわりと自然・植物などを描かれることが多いです(当然エロチックな作品もあります)。あとは空気の流れ・動きを描くのが目的の作品も好きです。

神戸のときの記録はこちら:
山本じん+未生響 ギャラリー・トーク
http://flim-flam.sblo.jp/article/185059567.html

上の記事で書いている「Flow 1」も今回また観ることができました。水の波、そして上の方は空の雲、そして飛ぶ鳥がなんとも魅力的です。みほさんの新しい企画のお祝いに、この作品をぽーんと買えればいいのですが、逆立ちしても無理。申し訳ないです。

次々にお客様もこられるので長居はできません、ほどほどのところで失礼しました。
外に出てから撮った写真を上に載せておきました。可愛らしいギャラリーです。外には薔薇の花が咲いています。雑貨は片付けておられましたが、和ばらだけは販売しておられました。

その足で、中崎町のアラビクに行きました。乙女屋とアラビクは大好きなお店。ただ、アラビクは本来書店ですが、喫茶もやっているのでいつ行ってもお客さんでいっぱい。今回、幸いにもカウンターに1席だけ空きがあって座ることができました。珈琲とケーキのセットを注文しました。隣に座っておられたのは、ぼくより先に salon flow を出られた女性。お互いに気づいて挨拶しました。みんな、そういう流れをたどるんですね。その方もケーキと珈琲のセットでした。なんだか嬉しいです。このお店はマスターも助手の方もかなりマニアックな方で、尊敬しています。

カウンタ−にも本が立てて並べてありました。その中で気になったのが花登筺さんの『あかんたれ―土性っ骨』。これって、テレビドラマで子どもの時みた作品。「細腕繁盛記」の『銭の花』ほどではないけれど、面白かった記憶があります。買おうかなと思ったのですが、マスターが kindle 版もありますよ……と教えてくださったので、今回はパスしました。それより『銭の花』が読みたい! 連れ合いの実家に途中まで6冊ぐらいあるんですが……まだまだ続くんです。あれは最高に面白かった。富士真奈美が特によかったです。

というわけで、こちらでも何も買わずに帰りました。6時過ぎに岡山に帰ることができました。
楽しい半日でした。

追記
みほさんがinstagramでギャラリーの様子を紹介しておられます。そのほか、じんさんのアトリエまで行かれたときの写真も載せておられます。銀筆の写真も!
https://www.instagram.com/p/BxUakdtF3vy/?utm_source=ig_share_sheet&igshid=16jz4mahlj2q5
posted by dunno at 19:45| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

よしだよしこさんライブ@禁酒會舘 2019.5.10

昨夜は、久々に禁酒會舘マンスリーライブに行けました。今回のゲストは待ちに待ったよしだよしこさん。

前半は恒例、OZAKI Unit の演奏です。『小さな館』『木は立っている』『横並びで歩きたいよね』『雑木群生』を歌われました。「今回は OZAKI Unit が一番たくさん歌っている歌から選びました。その理由は……考えてみてください」とのこと。

  • OZAKI Unit のアルバム『雑木群生』の売れ行きが悪く、在庫が溜まりすぎているので、その販売促進策。
  • 尾崎さんが認知症になり、もうこの4曲しか歌えなくなった。
  • 4人で打ち合わせ・練習をする暇がなかった。

のどれかです。

さて、よしだよしこさんの登場。黒縁のめがねをかけて出てこられました。近眼? 老眼?

後半部分の曲目については市場恵子さんが書いておられました:
○『She said NO!』 この曲のときは、落とすといけないと言ってメガネをハズされました。

○これで盛り上がったのでもう終わりかと思ったら、激しい曲が続きました。ボトルネックでぐいんぐいんギターを弾かれました。すごかった〜☆ 曲目は『Shake』。57回目の誕生日のお祝いのほんの一週間ほどのあの大災害のことを歌われたもの。ただ1回ぐらいしか聴いた覚えがありません。「封印」されていたようなことをおっしゃっていました。8年たちもうその封印を解かれたのです。

○『地球に似た惑星にいるあなたに』(石川逸子さんの詩に曲をつけられたもの)。

○『Stars』。昨年12月、禁酒會舘で歌ってくださった曲。すごく良かったので、翌日、オリエント美術館でも歌ってくださるものと期待していたら歌われませんでした。なので、今回こそは……と期待してジャニス・イアンのアルバムを何回も聴いていましたら、最後の最後で歌ってくださいました。大満足です。次のアルバムにぜひ入れて欲しいです。

○『ハレルヤ』〜数年前レナード・コーエンがなくなったとき、facebook で多くの方がこの曲の動画にリンクしておられました。名曲です。ハレルーヤ〜の部分は我々もコーラスで歌いました。いい終わり方でした。

順が逆ですが、その他の曲を思いつくまま並べると……

詩のことばに曲をつけられたものでは
○タゴールの詩に曲をよしこさんがつけられた『東の夕暮れ西の曙』。
○ディキンソンの詩に曲をつけた『蜘蛛は銀の玉をかかえる』。ちょっと不思議な歌。
○それから石川逸子さんの詩に曲をつけられた『吹いていった風』。

逆にO'Carolanの曲によしこさんが詩をつけられたのは『道ばたでおぼえた唄』(ダルシマを弾かれたときに尾崎さんからリクエストがありました)。これは好きな曲です。

初期の曲『虹の王国』。

他のシンガーソングラーターの歌も何曲か唄われました:『帰れない町』など。高田渡さんの歌もあったような。

連休中は落ち込んでおられたとのことでした。作りかけの新曲を完成させて岡山に来たかったけれど、無理だったとのこと。たしかに最初、表情も硬かった気がするのですが、だんだん調子があがって、ものすごくパワーのあるライブになりました。疲れ果ててしまわれたのではないかと心配です。今夜は福山。そのあと色々続きます。今回はぼくは禁酒會舘だけ。よしこさんは1年に一回半ぐらい来るのがちょうどいいとおっしゃっていますが、ぜひ12月頃にも来ていただきたいです。次のアルバムが楽しみです。

追記:
今、シネマクレールで『たちあがる女』を観てきました。けっこう過激な女性主人公の話。観ていて、昨夜のライブで、よしだよしこさんが『未来を花束にして/Suffragette』という女性の参政権を求めるやはり結構過激(郵便ポストに爆弾をしかける!)な映画のことを話されたのを思い出しました。よしこさんにも凛とした過激な一面があって、それが魅力なのだと思います。
posted by dunno at 16:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽