2016年04月01日

「民話」を訪ねて半世紀〜立石憲利さんの語り

今月の禁酒會舘マンスリーライブは音楽ではなくて民話の語りでした☆

4月1日ということもあって、OZAKI UNIT の二人の公務員メンバーはなかなか職場から出られず、ギターの黒瀬さんはインフルエンザでお休み! という悲惨な状況の下、尾崎さんのソロではじまり、2曲(『一本の木』『えんねさんのジャガイモのすりやき』)を歌われたところでキーボードの大谷さんとパーカッションの渡部さんが来られて、いつもの『小さな館』から始まり『あの日から』『ななかまど』と演奏されました。尾崎さんのソロのときのギターが控えめながらとても雰囲気が良かったです。

ゲストの立石さんは「半世紀」どころか20代後半から60年以上民話の収集、語り、更新の指導を続けておられる方。岡山民族学会名誉理事長、日本民話の会運営委員、岡山県語りのネットワーク会長をしておられ色んな賞も受けておられます。今78歳ということでしたが、とてもお元気。不思議な偶然というか、3月に周防大島で宮本常一さんの記念館にいき、伝記を読んだりしていたときに、やはりこういう民俗学的なことをしておられる方のお話を聞けたのは嬉しいです。

宮本さんも、人の話を聞くときは一切メモを取られなかったようですが、立石さんも同じ。長野の方の民話を聴きに行ったとき、メモを取らず、下を向かず、相づちをうちながら聴かれたことが、語り手の方を喜ばせたようで、2回目以降のときには別の「袋」からのお話をしてくださったとのこと。「聴く」ということが大事なんですね〜。また、今なら便利な録音器具があってメモリーにいくらでも入るんですけれど、最初の頃は、60分のオープンリールテープの値段が月給の1/10!! 音質は悪くても二倍録音できるスピードで録音されたそうです。

今回は小学校中学年と低学年のお子さんが会場に来ておられて、その二人向けにサルの話をいくつか話す所から始められました。なんで「サル」かというと、サルの話が多いんだそうです。「今年は何年?」とその子どもさんに問われました。女の子が申年と答えたので、「申」とは何か? ということを教えてくださいました。皆さんはご存知ですか? ぼくは知らなかったのですが「稲妻」のことだそうです。ジグザグに長く伸びていますね。だから「伸」にも「申」がはいっているんだとか。なるほど……。『猿御幣』という話は、あとで購入した「立石憲利の語り」(悠書館)にはいっていました。猿が海を見にいって蟹と出会う話は面白かったです。『ヒバリ金貸』という、ヒバリの鳴き声の話は岡山人の人間性(笑)を表していて笑えましたし、鳴き声が見事でした。拍手がおこりそうでした。最後に、簡単な話として『ネズミの商売』というだじゃれの連続のお話を教えてくださいました。およそ90分しゃべり続けられました。すごいですね〜。

さて、5月は連休から中旬にかけて色んなイベントがあるようです。楽しみです。
posted by dunno at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 岡山
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