2017年01月19日

アルジェの戦い

1月15日(日)は前日の某業務のうっぷんを晴らそうということでシネマクレールで3本映画を観ました。これがどれも素晴らしい映画で大満足の一日でした。

最初に観たのは『アルジェの戦い』です。

公式サイト
http://algeri2016.com/


1954年(ぼくの生まれた年!)から1962年にかけてのアルジェリア独立戦争を描いた映画です(1966年の映画) 。

凄くなまなましい映画でした。

最初はFLN(民族解放戦線)が追い詰められ、最後のメンバーや協力者たちが絶体絶命のピンチにおいたところから始まり、そのあと過去にフラッシュバックして、冒頭のシーンにいたるまでの過程が見事に描かれます。貧しいアラブ系の住民は山の斜面のカスバに住んでいて、実際にそのカスバで映画が撮影されています。昔の歌でカスバというのは聴いた覚えがありますが、実際に映像で見たのはこれが初めてかも。斜面なので坂だらけ、階段だらけです。高低差学会の人たちが大喜びですね。カスバの下の平地にはヨーロッパからの人たちの居住区が広がっています。その差は天と地(の逆か?)。

圧倒的に力の差があるため、FLNはテロでしか対抗することができません。最初はフランス人の警官たちがターゲットですが、次第に一般のヨーロッパ人たちへの爆弾テロが始まっていきます。もちろん小さい子どもも対象になります。爆弾を運ぶのは疑われにくい女性たち。それを観ているのは非常に辛いものがあります。なんだか現在の世界と重なってしまうじゃないですか。

警察では手に負えないということで軍隊が出動してきます。指揮を執る男が非常に冷静で賢いんです。彼がFLNをどんどん追い込んでいく様子は恐ろしいくらい。

植民地というゆがんだ空間自体がうんだ悲劇です。
臨場感のあるすごい映画でした。
posted by dunno at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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