2017年04月08日

たかが世界の終わり

4月2日、シネマクレール丸の内で『たかが世界の終わり』を観ました。

公式サイト
http://gaga.ne.jp/sekainoowari-xdolan/


なにしろ監督がグザヴィエ・ドランだし、大好きなレア・セドゥも出るし、予告編をみただけでドキドキしてしまい、期待して観に行きました。

次男ルイはゲイで、20代前半で家を出て、今は作家(劇作家?)として成功していますが、余命の短いことを知り、それを告げるために12年間離れていた家族のところに戻ってきます。その一日を描いた作品。元住んでいた家ではないようですが、ルイの使っていたものは一室にちゃんと残されていました。

残された兄アントワーヌは結婚していて、母親や一番下の妹スザンヌと一緒に住んでいて、家長の役割を果たしています。好きなことをするために出て行った弟のことを思うと、自分の気持ちを抑えて家族を守ってきた兄というのは弟に対して複雑なものがあるのでしょう。

また、妹(レア・セドゥ☆)は兄たちと年が離れていて、ほとんど記憶のないルイのことを慕っています。それはルイがたじたじとなるくらい……。こんなに思い詰められるのもしんどいでしょう。

母親がかなりケバいので好みではありませんが、納屋のようなところでルイと話をするときのことばは胸を打ちました。みかけによらずとてもまっとうな人。いい女です。

一番感じがいいのは兄嫁さん。素敵な女性です。これってやはり他人であることによる気遣いとか礼儀のようなものがあるせいなのでしょうか。家族って本当に微妙だと思います。親と同居なんて無理! 肉親と居ることのうっとうしさとか緊張感とか居心地の悪さを、この監督はしつこく描きます。よくこんな映画を作るものだと感心します。

もともと舞台作品だったものを映画化したんだそうです。その分、やや演技が濃すぎるきらいはあります。でもこういう映画って好きです。面白いかと言われると無邪気にそうだとはいえないんですけどね。そろそろあまりしんどくない映画を観たくなってきました。

そうそう、冒頭の曲とラストの曲、どっちもよかったです。

最初の曲
Camille - Home Is Where It Hurts


最後の曲
Natural blues - Moby
posted by dunno at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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