2017年04月10日

LION/ライオン 〜25年目のただいま〜

4月9日(日)の朝、シネマクレール丸の内で『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』を観ました。芝居を観たのがあとで、順番が入れ替わっていますがお許しください。この後にも、2月、3月の記事が続く予定です。

公式サイト
http://gaga.ne.jp/lion/


映画の前半は、インドの田舎の村の男の子サルー(5歳)とその兄(グドゥ)、妹(シェキーラ)、母親(カムラ)の貧しいけれど幸せな生活を描きます。ある日、兄が遠くの町まで仕事をしにいくというのを無理やりついて行ってしまったサルーは、駅のホームのベンチでじっと待っていろという兄の言葉を忘れて回送列車に乗ってしまいそのまま眠り込み、発車してしまった列車から出られず、そのまま数日後コルカタ(カルカッタ)でやっと外に出ることができたのでした。危険な目にあいながらも数か月コルカタの町(ここでは彼のことばヒンディー語ではなくベンガル語が主に使われていて)で生き延びていたところを、彼のことを心配した市民に警察に連れていかれ、自分の住所も母親の名前も知らないため、結局、浮浪児の施設に入れられてしまいます。幸い(?)、オーストラリアのタスマニア島に住む白人夫婦の養子になる話が持ち上がり、家族が恋しいサルーはためらいますが、お姉さんっぽい浮浪児がオーストラリアはいいところだよ、と背中を押して、オーストラリアの夫婦の子供になり、幸せなk生活が始まります。ところが1年後、彼の兄として別のインド人の子も養子となってやってくるのですが、彼は過去の虐待が原因で、さまざまなきっかけで自傷行為を始めてしまうのでした。

後半は一気に20年後に飛びます。サルーはメルボルンのホテル経営の学校で勉強するため、家を出ます。そこで美しい同級生(女性)と知り合います。二人が親しくなるところは観ていてとても微笑ましいです。二人は恋人になりますが、あるパーティでインドのおかしを観た瞬間、昔の記憶が甦り、母親や兄妹を探し出したいという意識に取りつかれてしまいます。そのため、結局は学校もやめ、恋人とも別れて、アパートに閉じこもってGoogle Earthで自分の故郷の町を探し出すことに執着してしまうのです。

サブタイトルを見ればどうなるかはまあ想像がつくのですが、それは書かないでおきます。

前半の幸せな家族の部分は観ていて楽しいです。コルカタで一人で生きていくいく部分は観ていて本当にドキドキします。こういう子を狙っている大人は多いんです。施設に入れられても、けっこうひどい扱いを受けますし、胸が痛むシーンも出てきます。

後半は、最初だけ幸せなシーンが続くのですが、サルーがだんだんおかしくなっていきますし、その兄も相変わらず普通の生活ができず薬物中毒もあるようでしたから、かなりしんどいです。

最後は、こんなのでj感動しちゃっていいのかな……と思いつつもボロボロ泣いてしまいました。(夜も芝居で泣いてしまいましたので、この日は朝も晩も泣いたことになります)

最近エグい映画をよく見たので、こういう素直な映画もいいなと思いました。

この映画を観ながら、Xさんのことを思い出していました。

Xさんとは、ぼくがまだ学部の2年生のころ少しだけお話をしたことがあるだけでしたが、あこがれの女性でした。ぼくよりいくつか年上でした。
2011年に、mixiで知り合った方がXさんの知り合いの知り合いであることを知り、消息を訊いていただくようお願いしたところ、なんとその時点から18年前に亡くなっておられるということがわかりました。とてもショックでした。
おまけに2013年には別の方から、Xさんは自殺だったという話を伺い、さらに悲しい思いをしました。
この方とぼくがもつ情報を合わせると、Xさんの出身高校名やそれ以外にも、Xさんには弟さんがいること、弟さんはぼくと同じかひとつ下の年であること、そして高校名・大学名までがわかりました。ぼくはその情報をもとにいろんな人にメールで問い合わせをすると、なんとぼくの知っている人が同じ高校・同じ大学を出ていることがわかったんです。彼にX君という人が同じ高校から同じ大学に進学したかどうかを問い合わせると、「同じクラスになったことはないがそういう名前の人は確かにいた」ということで、結局彼は、高校の同級生のつてをたどってXさんの弟さんと連絡をとったんです!!! そして弟さんの「なぜ死んだという話が広まったのかはわからないが、姉はまだ生きている」ということばが伝言されてきました。これを聞いて本当にうれしかったです。

結局ご本人にお会いできたわけではないので、それが真実なのかどうかはわかりませんが、今もXさんが幸せに生きておられることを想像することで、気持ちが楽になりました。

もうこれ以上の探索はする気はありません。ただ、失ったと思っていた人がご健在であることを知ることができたのは本当にラッキーだったと思います。不可能だと思ってもなんとかなることってあるんですね。
posted by dunno at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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