2017年04月16日

たつみ演劇BOX@後楽座(2017.4.13)

4月13日(木)のたつみ演劇BOX後楽座公演・夜の部を観てきました。

11日の月曜日に数学・情報分野の4年生の懇親会PART1があって(2千円でお腹いっぱい食べて、いやっていうほどアルコールも飲めるのですが、残念ながら会場が狭いので2グループに分かれて実施するんです)、ちょうど近くにいた4年生に木曜日の芝居は長谷川伸の『刺青奇偶』(いれずみちょうはん)はすごくいい芝居だから誰か一緒に見にいく人いない?と声をかけたら、最初2人が行きたいと言ってくれました。なら、チケットはぼくのをあげるからと言ったのですが、あとになって一人が「やっぱりやめます」というので、結局、ぼくのゼミ生A君と行くことになりました。全く強制はしていませんよ。

席は二人分、前から2列目の席を予約しておきました。

劇場には5時10分頃ついたのですが、ぼくをみて「あ、山崎さん?」と声をかけてくれる人が!!! なんと昨年初めてたつみ演劇BOXを観るきっかけとなった、長男の大学の時のサークルの先輩さんではないですか。びっくり! いやびっくりしてはいけません。昨年も遠征に来てかなり岡山に滞在されたのですから、今年だって見に来ておられて、なにも不思議はありません。先輩さんも「今日の芝居はいいですよ〜」とおっしゃいました。夜行バスで来られて、昼夜観て、また夜行で東京まで帰るのだそうです。若いってすごいですね。もう、そんなことは無理です。とりあえずご挨拶をすませたあと、A君がやってきました。

昨年の記事はこちら
http://flim-flam.sblo.jp/article/175114102.html

若い男の子は珍しいので、近くの席のおばさまに「劇団に入るの?」「イケメンだから役者になれるわよ」などと声をかけられていました(笑)。

この日も芝居が長いので二部構成:芝居+舞踊ショーでした。

以前、花吹雪の舞台でゲストの三河屋諒さんがお仲さんの役をやられたので、この日もそれを期待していたんですが、残念ながらお仲さんを演じたのは辰巳満月さんでした。可愛らしい女優さんです。よかったです。三河屋諒さんは主人公・半太郎(小泉ダイヤさん)の母親を演じられました。まあ、年齢からいうと順当かもしれません。でも諒さんのお仲さんを観たかったです。

あらすじはこちらでどうぞ:
http://www.eonet.ne.jp/~jawa/kabuki/enmoku/irezumityouhan.html

戯曲を読みたい方はこちらでどうぞ:
http://surgery.matrix.jp/ent/books/irezumi_chohan.pdf
(ぼくが手入力したものを青空文庫のツールでxhtml化し、それをpdfに変換しました。一カ所外字の部分が表示されていませんが、勘弁してください)

いちばんの見せ場はお仲が半太郎の右腕に○○の刺青を彫るところ。でもここはなにしろ台詞がないので、戯曲を読むと一瞬で終わります。実際にはこの無言の場面、かなり続くんです。ぜひ多くの人に舞台で観て欲しいです。彫り終えたあと、絵柄をみた半太郎が驚いて言う「こ、こいつあ俺への――意見だなあ。」からあとの二人のやりとりは涙なしには観れません。

何が悲しいって、連れ合いが重い病気でもう助からないっていうことほど悲しいことはないんじゃないでしょうか。まあ、同時に死ぬようなことでも無い限り、どっちがが先に死んでしまうわけなんですけどね。

それにしても主人公を含め、愚かな男がごろごろ出てくる芝居です。半太郎もその中では飛び抜けてまともで、いい男なのですが……第一幕から、いわずもがなのことを熊介に言ってしまい、結局、熊助を斬り殺さざるをえないはめになってしまいますし、せっかくお仲と似合いの夫婦になったのに、またばくちに戻ってしまい、お仲の病気がひどくなっていくのを見逃してしまいます。とどめは、お仲が自分の命を削ってばくちをやめよといさめたにも関わらず、最後にはまたばくちに手を出してしまうんです。お仲を救おうとする気持ちはわかるんだけど……。悲しい話ですが、長谷川伸の傑作だと思います。

さて、舞踊ショーの写真を撮りましたので、何枚か載せておきます。

三河屋諒さん

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小泉たつみ座長

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小泉ダイヤ座長

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小泉ライトさん(ラストの 『NOROSHI』)

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A君も満足してくれたようでほっとしました。
posted by dunno at 15:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇
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