2017年05月06日

唐組・第59回公演『ビンローの封印』

4月29日、大阪・南天満公園で唐組の芝居『ビンローの封印』を観てきました。

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今回も稲荷卓央さんは「武者修行中」ということで不在、ぼくの大好きだった土屋真衣さんはやめられたのか不在、……ですが、若手随一の福本雄樹さんが大活躍、また赤松由美さんも久々に実力を発揮できるいい役が当たって、とても満足できる舞台になっていました。そして、福本由加里さんがとてもけなげな少年を演じておられてとてもよかったです。

この芝居は1992年に初演。25年ぶりの再演だそうです。

ストーリーはあまり理解できていないので書きづらいのですが、ともかく主人公は元無線技士の製造という若者(福本雄樹)。1年前に乗り込んでいた漁船が台湾沖で海賊たちに襲われ、彼以外の乗組員は殺されてしまったことが次第に分かってきます。彼だけは、ひとりの海賊が口の中の赤い液体を胸に浴びせられただけで、生き延びました。製造はその船の船長の娘・あかね(藤井由紀〜やはりきれいです)のことを憎からず思っているのですが、あかねはなにやら「男客」を相手になにかやっているようす……。そんな時に怪しい人物が製造の前に現れます。それはなんと例の海賊だったのです。しかもその海賊は実は女なのでした。製造はその女海賊(赤松由美)に惹かれていきます……。

もっと詳しいことは、こちらのサイトをご覧になるといいかも……。

唐組公式情報:
「ポスター、チラシ、チケット完成!!」
http://ameblo.jp/karagumi/entry-12255472217.html
(チラシのpdfがダウンロード可能です)

ネット上のインタビュー記事:
幻の演目『ビンローの封印』(作:唐十郎)を25年ぶりに劇団唐組が上演、演出・久保井研が語る
http://spice.eplus.jp/articles/117797

また、檳榔(びんろう)というのは果実ですが、ガムのように噛んで味わうものだそうです。街角できれいなお姉さんが売っていたりするそうで、面白そうですね。

『ビンロウ(檳榔)?台湾ガム?噛みタバコ?手を出さない方がいいよ! 』
https://taiwanizm.com/2017/03/06/betel-nut/

『「台湾檳榔(ビンロウ)売りの女性たち」画像集 まとめ』
https://matome.naver.jp/odai/2141781300378622601

舞台では(人工の?)ビンロウが何度も出てきます。そのたびに役者の口から赤い液体が飛び出してくるので前の方に座る人は非常に危険です(笑)。まあ、客席に向かってはき出すわけではないですが、つばと一緒に赤い液もいっしょに飛んでくる恐れは十分あります。

話を元に戻しましょう。今回の芝居はある意味、とてもロマンチックです。つまり製造と女海賊の関係のことなんですが……。ぼくの好みの話です。正直、女海賊が話に絡んでくるまでの部分はギャグの連続で、混乱の極値ともいえます。苦手な部分。第一幕の終わりにやっと話の構造が見え始めてからが(僕的には)盛り上がりました。だけど、好みって人に依るんですね。ツレはそのおふざけ満載の第一幕の方が面白くて、笑えて、楽しかったそうです。

また、唐の芝居に非常によく出てくる「公衆便所」。この芝居でも最初から最後まで舞台の真ん中に存在し続けます。唐にとって、公衆便所は別の世界への入り口。そのドアをあけると……○○へと繋がるのです。これもぼくは好きですね〜。満足しました。

休憩10分を挟んでの2時間という中ぐらいの長さの芝居でした。年をとるとこれぐらいが限界のような気がしてきました。3時間の三幕劇だと、お尻が悲鳴をあげそうです。お尻を鍛えて、来年も観に行きます。前の人が使っていた発泡スチロールの座布団はなかなか良さそうでした。
タグ:唐組
posted by dunno at 19:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇
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