2017年06月04日

20センチュリー・ウーマン

今朝、シネマクレール丸の内で『20センチュリー・ウーマン』を観ました。

公式サイト
http://www.20cw.net/


よかったです〜。ツボにはまりました。
舞台は1979年のサンタバーバラ。

トーキング・ヘッズの曲がかかるだけじゃなく、アルバムまで写ってます(あ〜、あのアルバムはカセットで買ったので聴けなくなってもうもってないんです……懐かしい)。デビッド・ボウイの曲もちょっぴり☆

1979年といえば、ぼくがアメリカの山奥の田舎町に留学した年。それまで好きだったデビッド・ボウイやロキシー・ミュージックももちろん聴き続けたけど、トーキング・ヘッズのアルバムもいくつか買ってよく聴きました(上に書いたようにカセットテープで……ラジカセしか持っていなかったんです)。彼らがアフリカ系みたいな音楽に移っていってからは買わなくなってしまいました。

この映画の中では主人公の男の子が年上の女性の影響でトーキング・ヘッズなどのやわな音楽のファンになって、それを馬鹿にする連中に Art Fag という落書きを(母親の)車にスプレーされてしまいます。

※サウンドトラックに入っている曲は上のサイトで試聴できます。

あと、懐かしかったのは "Our Bodies, Ourselves" という本。女性フェミニストのための本ですが、買ってました(笑)。でかい本だったので捨ててしまったのでしょう、探してみましたが書棚にはありませんでした。残念。

15歳の少年・ジェイミーと55歳の母親・ドロシア(ジェイミーの父親とは離婚してシングルマザー)。ドロシアは古くて大きい家を買い、ふたりの下宿人を置いています。一人は24歳で髪を赤く染めた写真家アビー(ちょうどぼくと同じ年代の設定、フランシス・ハの人が演じています☆)、もう一人は自動車修理工兼大工兼陶芸家等で年齢不詳の男性ウィリアム(雰囲気はビートルズのジョージ・ハリソン、瞑想なども好き)。もうひとり重要な人物が、ジェイミーより2歳上の近所の女の子・ジュリー(『ネオン・デーモン』のあの子!)。ジェイミーと大の仲良しで、こっそりとジェイミーの部屋に忍び込んで同じベッドで朝まで寝たりするほど。ありえないような友達です。

母親のドロシーは息子を愛しているんだけど、過干渉がひどすぎ。いつまでもこども扱い。呼びかけるときも "Kid" って呼んでます。しかも、こどもに対してきちんと向かい合わないんです。子供の方から真剣に話しかけても、それを拒否してしまいます。まあ、でもそれが普通の母親というものなのでしょう。だからこそこどもが自立したくなるんだと思います。

男の子をちゃんと育てる自信がないドロシアは、アビーとジュリーに、ジェレミーの父親がわりになってくれと頼んで話が盛り上がって行きます。もちろんウイリアムという男性が家にいるのですが。あまりに変人なのでジェレミー自身が全く興味を示さないのでした。

このあとは映画でお楽しみください。二人のチャーミングな若い女性たちも、それぞれが悲しみや心配事を抱えていて、けっこう切ない話です。ラストはドロシアの「夢」に関係するいいシーンですのでお楽しみに。

※ところで舞台であるサンタバーバラの町で皆さんは何を思い出しますか? ぼくは、私立探偵リュウ・アーチャーのシリーズで有名なロス・マクドナルドを思い出します。彼はアナ−バーのミシガン大学大学院を出ているのですが、その後、サンタ・バーバラに腰を落ち着けて執筆活動を続けました。ぼくは彼の探偵小説が大好きなのです。特に『さむけ』とか『ギャルトン事件』が好きです。
posted by dunno at 22:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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