2017年07月17日

セールスマン

7月16日(日)、シネマクレール丸の内で『セールスマン』を観ました。

公式サイト
http://www.thesalesman.jp/


夫婦者(二人とも役者)が、住んでいたアパートの建物の崩壊のため引っ越し……って一体どういうことかと思って観に行きました。映画はそこから始まるんですが、確かに避難している最中にも窓ガラスにひびがはいったり、あとからの場面でも壁に亀裂がはいったりしていました。でも、立ち入り禁止になるわけではなくて、映画のラストの舞台にもなったりします。すごく不思議な設定です。日常生活は、タクシーに相乗りすること以外は、けっこう日本と変わらない雰囲気もあります。

さて、急遽住む場所を探して、結局、知人に紹介されるのですが、なんと前の住人の荷物が残っているという設定。そして、前の住人(女性)の関係者がやってきて、ひとりで在宅していた妻が暴行を受けてしまいます。

夫婦の微妙な関係を描いた、サスペンス映画です。妻は一人でいることは恐ろしくてずっと夫にそばにいて欲しいのですが、夫も俳優で暮らしているわけではなくて高校の教師をしており、そばで守っているわけにもいきません。警察に犯人を捕まえて貰ったらとも思いますが、妻は警察の取り調べがいやでそれは拒否します。上演中の『セールスマンの死』で演技しようとしますが、途中で観客の視線が気になり演技が出来なくなってしまいます。

夫ははやしているひげのせいか、とても態度がでかいように見えます。結局、残されていた手がかり(かなりたくさん残っていたんです)をもとに自分で犯人を探そうとします。みていてドキドキするぐらい強引な方法で調べていきます。

これ以上は控えておきますが、とても怖い映画です……犯人よりこの夫の方が……。いやな終わり方を想像しながらみることになるので、そういうのが駄目な人に向いていない映画です。

上で書いたように、二人が出ている芝居が『セールスマンの死』で、夫がその死んでしまうセールスマン、妻がその妻の役を演じています。この映画の『セールスマン』というタイトルは一体何を表しているのでしょうか。気になります。犯人のことを指しているのでしょうか……。もう少し考えてみます。

主演女優タラネ・アリドゥスティさんの舞台挨拶などの記事はこちらでどうぞ:

web シネマジャーナル
「イラン映画『セールスマン』主演女優タラネ・アリドゥスティさんがやってきた!」
http://www.cinemajournal.net/special/2017/salesman/index.html


※イランといえば、女性として初めてフィールズ賞を受賞したマリアム・ミルザハニさんはテヘラン出身。残念なことに昨日(7/15)、癌で亡くなりました。まだ40歳。残念です。
posted by dunno at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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