2017年08月20日

海辺の生と死

昨日、シネマクレール丸の内で『海辺の生と死』を観ました。

公式サイト
http://umibenoseitoshi.net


加計呂麻島での島尾敏夫と大平ミホの出会いをもとにした作品です。去年出版された梯久美子さんの『狂う人 「死の棘」の妻・島尾ミホ』が話題だったので読みたかったのですが、その前に読んでおこうと思った『死の棘』がなかなかの難物で何度も挫折。結局、関係の本をほとんど読まない状態で映画を観ました。偶然、妻が数日前に『狂う人』を借りてきたのでなんとか期限以内に二人とも読んでしまいたいとおもっています。

映画の中で満島ひかりが演ずるトエ(ミホがモデル)の洋服が(下着も込めて)とてもお洒落でびっくりしたのですが、ミホは東京の高等女学校を出ているんですね。のちのことを考えると、本当に一途すぎるくらい深く深く男を愛する魔性の女なんでしょうか。朔中尉(敏雄がモデル)が特攻艇で出撃するというのを聞いてからの行動にそのあたりの雰囲気がわずかに出ていましたが、全体的には、やや物足りない恋物語でした。ちょっと長すぎます。2時間をすぎたあたりからトイレに行く人がたくさんでました(笑)。

映画の中で島唄がいろいろ出てきましたが、舞台のモデルとなった加計呂麻島出身の朝崎郁恵さんが指導をされたのですね。朝崎さんは映画『死の棘』でも方言や歌の指導をされたとのこと。戦争が終わった時、朝崎さんは10歳ぐらいでしたから、ひょっとしてミホさんの教えておられた国民学校で勉強しておられたのでしょうか。調べてみましたがわかりませんでした。

朝崎さんのうたでは「おぼくり」「ええうみ」がとてもいいので動画を紹介しておきます:

おぼくり・ええうみ


実はぼくは朝崎さんとルネスホールのステージで共演したことがあるんです。そのときのことは下記の記事に書いています:

朝崎郁恵コンサート@ルネス(2010.7.23)
http://flim-flam.sblo.jp/article/39784313.html

もう7年経つんですね〜。懐かしいです。記事の中に『よいすら節』というのが出ていますが、なんと一昨日BSジャパンの「徳光和夫の名曲にっぽん」で城南海(きづきみなみ)さんという方がが『よいすら節』を歌っておられました。とても上手でした。(上の『よいすら節』とは違うよいすら節かもしれません)

よいすら節 城南海

またはこちら:
https://www.youtube.com/watch?v=MXpDseIqaow

この方もなんでも歌えるすごい人のようですね。

さて、明日から出張なのですが、旅の友には島尾敏夫の『死の棘』を持っていくつもりです。読み終えることができるでしょうか……。

※ 『死の棘』関係についてはよんでから書きたいと思ってはいますが、また挫折する可能性が高いので、ネットでみつけた興味深い記事へのリンクをつけておきます。気になるのは子供たちのこと。二人の娘のマヤさんは精神的な病気になってしまい、母親より先に亡くなってしまったそうです。息子の伸三さん(その娘さんは漫画家のしまおまほさん)のことに関して次のブログ記事は、読んでいてため息の出るものがありました:

甘口辛口
『死の棘』の子供たち(1)
http://tao.matrix.jp/kaze/b/326.html
『死の棘』の子供たち(2)
http://tao.matrix.jp/kaze/b/327.html
posted by dunno at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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