2017年11月04日

彼女がその名を知らない鳥たち

11月2日、岡山メルパで『彼女がその名を知らない鳥たち』を観てきました。『ユリゴコロ』に次ぐまほかる原作映画です。『ユリゴコロ』主演の吉高由里子さん、そして『彼女がその名を知らない鳥たち』主演の蒼井優さん。どちらも魅力的な女優さん。どちらがすごいか……興味津々でした。

公式サイト
http://kanotori.com


蒼井優が演じる十和子は確かにろくでもない男にすぐひっかかるダメ女なんですが、ぜひぜひ、彼女を心から愛する男・陣治(阿部サダヲ!!!)の目で見て欲しいです……。まあぼくが心配しなくても、蒼井優さんの演じる十和子は十分魅力的だったと思いますが。

一方、登場する二人の色男、水島(松坂桃李〜『ユリゴコロ』にも出ています)と黒崎(竹野内豊)は本当に人でなし。特に黒崎を演じている竹野内豊は、今、NHK総合の『この声をきみに』に出ていて全く違うタイプの男を演じていてちょっとショックなくらい(笑)。さすが俳優さんです。

NHKのサイト
http://www.nhk.or.jp/drama10/myvoice/index.html

このドラマに出ている麻生久美子さんも大好きな女優さんです。初めて認識したのは『ハサミ男』。『ユリゴコロ』で吉高由里子さんが演じた女性と似た雰囲気の、心を病んだひとを演じておられて最高でした。『ハサミ男』や『ユリゴコロ』のような原作をもつ作品は非常に映画にしにくいと思いますし、『ユリゴコロ』は正直、失敗作だと思います。でも『ハサミ男』は原作とは全く違う驚きを与えてくれる傑作だったと思います。過去の名作で言うと『心の旅路』に匹敵するすばらしい映画化でした。

さて、『ユリゴコロ』とは違って映像化しやすい原作でしたので、ほぼ原作そのままという印象を受けました。その分、映画としてより破綻の少ないものになっていたと思います。ただ。あまり詳しくは書けませんが、結末の付け方が、原作も、そして当然映画も、やや納得がいきませんでした。違う終わり方もでもよかったのにな……。

※映画を観ながら、つい、フェミ的にはどうなのかな……とチェックする癖がつき始めているのですが、この陣治の愛し方というのもその観点から見るとどうなんでしょうね。確かに純愛ではあるんです。でも成熟した男女の愛とはかけ離れたものですね〜。相手をダメにする愛し方って、男にしても女にしてもあると思うのです。それをそのまま認めてしまうような描き方ってどうなの? ということなんですけど、そういう風にしか愛せないんだからしょうがないっていう気がしてしまいます。すみません。

※蒼井優も吉高由里子も甲乙つけがたいいい女優さんでした。
※阿部サダヲもよかったですね、書き忘れていました。
posted by dunno at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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