2017年12月11日

婚約者の友人

12月9日、シネマクレール丸の内で『婚約者の友人』を観ました。

公式サイト
http://frantz-movie.com


フランソワ・オゾン監督のミステリー映画だと思って観に行ったのですが、どちらかというとメロドラマでした。主人公の女性は可愛いし、画面は美しいし……で、面白くなかったわけではないのですが、思い込みがあったせいで、ちょっとがっかりしました。

第一次世界大戦が終わったばかりのドイツの田舎町。婚約者フランツを戦争で失ったアンナは、身寄りもなく、フランツの両親と暮らしています。彼を失った悲しみは癒えず、毎日、彼の墓(そこには彼の亡骸が眠ってはいません……フランスのどこかで眠っているのです)にお参りしています。ある日、墓の前に新しい花が供えてあるのを見つけました。墓守に訊くと、フランス人の若者が来たとのこと……、そして翌日、またその若者が来ているのを見かけます。彼は墓の前で泣いているのでした。一体その男は何者? 

フランスとドイツの間の憎しみが描かれています。フランス人の若者アドリアンはドイツの町で、憎しみの眼で見られますし、映画の後半でフランスに旅したアンナもフランス人のドイツ人への憎しみに辛い思いをします。
アドリアンがフランツのパリ留学時代の友人だと聞いて、フランツの父親は彼に対する憎しみの気持ちから、フランスの兵士を許す気持ちに変わっていき、アドリアンとアンナが次第に心を寄せ合っていくのを暖かい目で見守ります。このあたりはとても幸せな気持ちで観ることができます。しかし……。

この映画ではウソがいっぱい出てきます。真実を述べる勇気がなくてつくウソ、人を傷つけまいとするウソ、……、そしてウソとは言えないかもしれませんが、大事なことを隠すこと……これらのことが重なって、観ていて居心地の悪い場面が多いです。

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アンナは最終的に居場所を失ってしまったのでしょうか……。終わり方がよくわかりませんでした。切ない映画です。そして、ぼくはアドリアンが嫌いです。
posted by dunno at 15:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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