2017年12月26日

2017年日本映画ベスト10

日本映画ベスト9は以下の通りです。日本映画はほとんど観ていないので、10本選ぶのはやめておきました。

1 彼女がその名を知らない鳥たち
2 勝手にふるえてろ
3 あゝ、荒野 前篇・後篇
4 ユリゴコロ
5 彼女の人生は間違いじゃない
6 南瓜とマヨネーズ
7 パーフェクト・レボリューション
8 幼な子われらに生まれ
9 光

では順番に簡単な説明と関連リンクを載せます。

●『彼女がその名を知らない鳥たち』
沼田まほかるの小説が原作。『ユリゴコロ』も同じ。主人公を演じた蒼井優と吉高由里子さんのどちらがすごいか興味津々でした。インパクトでは蒼井優さんかなとも思いますが、吉高さんの演技も好きです。『ユリゴコロ』はストーリーに破綻が大きかったので順位を少し下にしました。『彼女〜』も終わり方がやや気になりますが、原作もそうなっているので仕方ないでしょう。蒼井優演ずる十和子に、阿部サダヲ演ずる陣治はひたすら尽くします。なのに十和子は陣治にひどい仕打ちをします。それでも陣治は彼女に尽くし続けるのです。陣治の気持ちになって映画を観ると、壊れてしまっている十和子が愛しくて愛しくて仕方なくなります。そういうのが好きな方のツボにはまることでしょう。
http://kanotori.com/
http://flim-flam.sblo.jp/article/181481194.html

●『勝手にふるえてろ』
この間の土曜日に観たばかり。ネタばれになってしまうかもしれませんが映画『マン・ダウン』と似たところのある映画です。どちらも世界が一瞬にして変わってしまうところが見事でした。どちらも「そこ」で泣きました。
かなり強引に推薦して妻にも今日この映画を観て貰ったんですが、彼女の評価は高くありませんでした。残念。
http://furuetero-movie.com/
http://flim-flam.sblo.jp/article/181928546.html

●『あゝ、荒野 前篇・後篇』
寺山修司の長編小説が原作。『あしたのジョー』をイメージしていただければいいですが、主人公は二人。ジョーと西がたまたま出会い、二人とも段平のジムでボクシングを習い始め、孤独だった二人に友情が芽生える。ジョーはめきめきと頭角を現してゆくが西は芽が出ない……といった感じの話です。ジョーにあたるのが新宿新次(菅田将暉)、西にあたるのがバリカン健二(ヤン・イクチュン)、段平にあたるのはユースケ・サンタマリアとでんでん。バリカン健二は心の優しい男、本来戦いにはむいていないんです。ですが自分の存在している意味はなんだろうと自分自身に問い詰めていき、結局、それは新次と闘うことなんだと考えて、別のジムに移籍し、力をつけていきます。このふたりはどちらも魅力的。引き込まれてしまいました。
http://kouya-film.jp/
http://flim-flam.sblo.jp/article/181353648.html

●『ユリゴコロ』
沼田まほかる原作。『彼女〜』と同様に壊れた人物の物語。事故を装って人を殺す歓びを子どもの時に知ってしまった女性を吉高由里子が演じています。適役だと思います。孤独な人物ですが、もうひとり壊れた孤独な女性が出てきて、この二人が心を寄せ合って生きるエピソードがとてもいいんです。ただ難点は、登場人物の数を減らそうとして、松山ケンイチが演ずる人物が、彼にふさわしくない行為をしてしまうこと。これは失敗でした。
http://yurigokoro-movie.jp/
http://flim-flam.sblo.jp/article/181088104.html

●『彼女の人生は間違いじゃない』
3・11の津波で母親を亡くした女性・みゆきが主人公。父親と二人、仮設住宅で暮らしています。市役所の職員でありながら、週末には東京に出てデリヘル嬢をしています。なぜそうしなければいけなかったのか納得はできませんでした。ともかくこれも壊れた女性を描いた映画。みゆきを演じた瀧内公美さんはきれいな方でした。彼女のことだけでなく、3・11で傷ついたさまざまなひとのエピソードが描かれて見応えのある映画でした。
http://gaga.ne.jp/kanojo/
http://flim-flam.sblo.jp/article/181098643.html

●『南瓜とマヨネーズ』
男に尽くしすぎて、かえって男を息苦しくさせてしまう女性の話。男のためにと思って、本来の仕事以外に、キャバクラに勤めたり、そこでの客に売春したりしてしまう……というやはりどこか壊れた……しかしチャーミングな女性の物語です。切ない話ですが、終わり方はおだやかです。
http://kabomayo.com/
http://flim-flam.sblo.jp/article/181859040.html

●『パーフェクト・レボリューション』
パーソナル障害の女性・ミツ(清野菜名)と彼女が惚れ込む身体障害者・クマ(リリー・フランキー)の物語。それを見守るのが介護士の恵理(小池栄子)。3人とも魅力的でした。
http://perfect-revolution.jp/
http://flim-flam.sblo.jp/article/181572499.html

●『幼な子われらに生まれ』
離婚・再婚にともなって生じる血の繋がらない親子関係を描いた作品です。いい映画ですが、ややきれい事で終わってしまっている気もしました。
http://osanago-movie.com/
http://flim-flam.sblo.jp/article/181098472.html

●『光』
河瀬直美監督の作品の方です。映画の盲人用音声ガイドのシナリオを作成している若い女性と、そのモニターの一人である元天才カメラマン(失明しつつある)とのラブストーリー。最初はけんかになる二人ですが次第に惹かれ合っていくのが予想できてしまうのがちょっとありがちな話だったかもしれません。でもこの監督が苦手なぼくでも、楽しめる映画でした。
http://hikari-movie.com/
http://flim-flam.sblo.jp/article/179916109.html

最後のふたつを除いて、なんか似たような映画ばかりを選んでいますね。
posted by dunno at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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