2018年02月11日

デトロイト

2月9日の夜、シネマクレール丸の内で『デトロイト』を観ました。『サーミの血』に引き続き、これも人種差別を扱った作品でした。

公式サイト
http://www.longride.jp/detroit/






1967年に実際にデトロイトで起きた事件をもとに関係者に取材して事件の再現を試みた映画です。すごくリアルで見ていて恐ろしかったです。内容は上の3つの映像をみれば大体わかります。

映画は大雑把に3つのパートに分かれています。最初のパートはデトロイトの街で黒人による暴動が起きる様子を描いています。第2のパートはモーテルから悪ふざけでスタート用のおもちゃの銃が発砲されたことから警察や軍隊がモーテルを囲んだ中で、一人の異常な警官によりモーテル内の容疑者が悲惨な目にあい、数人が射殺されてしまうという事件を描いていて、ここがメインです。最後は短くて、警官たちが訴えられた裁判が描かれます。

異常な警官たちの存在はもちろん恐ろしいのですが、裁判の結果の方がそれよりもインパクトは強いです。恐ろしい話です。ある意味、警察の彼らへの捜査自体が結果的に彼らを助けることになってしまいます。

これも見るべき映画ですね。

デトロイトっていうと、なんだか恐ろしいという印象があります。デトロイトの街に行ったのはただいとどだけ。1983年ごろだったと思います。車で中心部のルネサンス・センターにあった日本料理店(だったかな?)に車で連れて行ってもらいました。当時、日本車のせいでアメリカの自動車産業界での失業者が激増し、日本人に対する敵意は強かったのです。ぼくがバージニア州からミシガン州に引越ししたのは1982年の夏ですが、中国系の男性が日本人と思われて白人男性に殺されたんです。この事件に関しては次のページが詳しいです:

「日本人と間違われて殺された」ヴィンセント・チン:あれから35年
http://activeny.blogspot.jp/2017/07/35.html

もっと長期間のデトロイトの事情は wikipedia にあります。
デトロイト大都市圏における日本人の歴史

ああ……でもデトロイトの街を恐れるぼくの心にも、アジア人を憎むのと同様な偏見が隠れていたんでしょうね……。恐怖は容易に攻撃に変わってしまうものだから……。

話がそれてしまいましたが、『デトロイト』はこの事件を風化させまいとするとても誠実な映画だと思います。オススメです。
posted by dunno at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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