2018年07月26日

北海タイムス物語

帰りの新幹線の中では、長男から借りた『北海タイムス物語』を読みました。増田俊也(ますだとしなり)の傑作『七帝柔道記』の続編とも言える作品です。

『七帝柔道記』の記事はこちら:
http://flim-flam.sblo.jp/article/63999601.html

『北海タイムス』というのは実在した北海道の地方紙(今はもうありません)。増田さんが北大を中退して勤務した新聞社です。今回の主人公は、早稲田の教育学部を出て、新聞記者をめざす青年・野々村です。他の新聞社に皆落とされてしまい、やっとやとってくれたのがこの新聞社でした。

「同期」(といっていいのか微妙なのですが)に松田という北大を中退した男が出てきますが、これが増田さんですね(笑)。まあ、無茶苦茶な男。この小説は、主人公が入社してから数ヶ月の古都を描く青春小説です。ともかく登場人物が面白いです。そして、この青年の成長していく姿(最初は全然成長しないんですが)はなかなかの感動モノ。最後あたりは泣きました。

ヒロイン的な浦さんもとても印象に残る素敵な女性でした。読んでいてぼくも好きになってしまいました。まだ当分文庫にはならないでしょうが、図書館でみつけたらぜひ読んでみてください。

新潮社のページ
http://www.shinchosha.co.jp/book/330073/

※最近読んだ本で面白かったのは、これと入れ替わりに岡山から東京へ持っていった『ののはな通信』(三浦しをん)。各紙の書評で評判がよかったので買いましたが、これには驚きました。全編、手紙、そしてメールのやりとりだけでできているんです。胸がときめきました。こちらもオススメです。
posted by dunno at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
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