2018年08月17日

ザ・ビッグハウス

8月11日(土)、シネマクレール丸の内で想田監督の観察映画第8弾『ザ・ビッグハウス』を観ました。

公式サイト
http://thebighouse-movie.com/


ミシガン大学のアメリカンフットボール・スタジアム「ザ・ビッグハウス」でホームカミング・ゲーム(同窓生が全国から集まってくる!)が行われる様子を、試合では無くそのまわりを想田和弘監督を含めて17人の監督が撮影・編集(最終編集は想田監督)してできた映画です。

ミシガン大学は、僕が博士号をとって最初に勤務した大学。懐かしい場所です。藤原正彦が『若き数学者のアメリカ』の後半でミシガン大学での生活を描いています。町の名前はアナ−バー。こじんまりした大学町です。ミステリー作家ロス・マクドナルドもこの大学の出身で、初期の作品の中にはミシガン大学らしき大学を舞台にした小説もあります。

スポーツ、特にアメリカンフットボールには、関心がなかったので一度もこのスタジアムに行ったことはありません。MのついたTシャツも買った記憶がありません。ただ、ステンドグラスには興味があったので、お土産屋(ひょっとしたら大学のショップだったかも……記憶があいまい)でこんなのを買いました。

go_blue.jpg

気に入っていて、アナ−バーにいた時も、またその後もずっと窓に飾っています。

さて、映画ですが、17人の目で観ているので、本当に様々な角度から撮られています。ただその分、ひとつひとつがやや物足りない気はします。特に好きな『精神』や『港町』では、忘れられない人たちが描かれていました。今回はそんな人はいなかったかな……。登場人物が多すぎて……。

体育会系とは真逆な世界に生きているので、応援風景とか楽隊の演奏シーンはみていて、ヤレヤレという気持ちになりました。また、裏方として選手のユニフォームを定位置に並べる人たち、試合で痛んだヘルメットの傷を塗り直す人たちの姿も、こんな風に地味に支える人もあるんだなとは思うものの、これって楽しいのかな……などと思わずにはいられませんでした。楽しかったのは、ニュー・オーリンズからきたミュージシャン。路上でパフォーマンスしてお金を稼ごうとしているんだけれど、すごいエンターテイナーですね、おしゃべりがうまい。払わずに行こうとして呼び戻されてくる青年もいい奴でした。

さて、学長の一番大事な仕事はお金を集めること、そしてこういうアメフットの試合の一番の目標は同窓生からの寄付を集めること。多額の寄付をすれば、個室の部屋で試合を観ることもできます。そういう人たちがいるから大学が成り立って行っているわけなんです。このあたりは別世界のお話でした。

シネマクレールではけっこうたくさんの人が見に来ています。想田監督の奥様、奥様のお母様の関係者なのかもしれません。面白く観てくださったのか……ちょっと心配。
posted by dunno at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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