2018年08月26日

志乃ちゃんは自分の名前が言えない

8月23日だったかな、シネマクレール丸の内で『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』を観ました。

公式サイト
http://www.bitters.co.jp/shinochan/


知らない俳優さんばかりの映画なのであまり期待しないで観たのですが、いい青春映画でした。

高校1年生の話です。チラシによると時代は90年代。沼津市のはずれの港の近くの高校に通っています。
主人公はふたり。志乃ちゃんと加代ちゃん。もうひとり、男子の菊地も準主役。

志乃は吃音があって、特に母音で始まる言葉が苦手。他の表現で言い換えが出来るものはいいのですが、自分の名字・大島が言えません。高校最初の日、自己紹介で自分の名前が言えませんでした。誰とも話をすることができずひとりぼっち。食事も、物置の前のような、他の人が来ない場所でひとりで食べます。

一方、加代はなかなりクールで、自分から他の人を寄せ付けないところがあります。彼女は、実はミュージシャンを目指していますが、残念なことに音痴で、歌が下手です。

加代に興味を持った志乃が近づいていき、次第に仲良くなっていきます。他の子にはしゃべれないのに、少しずつ加代にだけは話ができるようになっていきます。志乃が歌ならばどもらずに歌えることを知ると、加代は一緒にデュオを組んで、学園祭に出場しようと誘います。そんなことはムリと断りますが、結局、一緒に練習することになります。家で歌えるようになったら、次は路上に出ます。

いい方向に行っているな……と思っていた時に、上で述べた菊地が絡んできます。菊地は空気が読めない男子で、にぎやかにふざけるのですが、他の人はそれにどん引きして、誰も相手にしてくれません。やはり彼もひとりぼっちなのでした。その菊地が、二人の路上で歌っているところに遭遇し、自分もタンバリンができるから仲間にいれてくれと頼み込んできます。志乃はいやなのですが、加代が入れと思って入るようなので、それを認めてしまいます。入学時はそりが合わなかった菊地と加代ですが、好きな音楽に共通する部分があって話が弾みます(好きなバンドにムーンライダースも出てきてたような気がします、空耳で無ければですが)。菊地がいると話の出来なくなってしまう志乃は、おきざりにされたような気持ちになったのか、加代を独り占めしていたのに邪魔者がはいったように感じたからなのか、仲間から抜けてしまいまい、一時期は自宅に引きこもってしまいます……。

学園祭での演奏はどうなるのか、3人の関係はどうなるのか……というのが見所です。実は今日、「映画を語る会in岡山」があって、この作品のことも語られたのですが、やはり最後のところが話の中心になりました。それは書かないことにしましょう。

ただ、最後に、少し明るいことが志乃に起きて終わります。すこしもやもやが残るのですが、文化祭で彼女の取った行動が、彼女の周りの人を少しでも変えたのかな……と思わせてくれました。

志乃はすぐパニックを起こしてしまうので、正直、観ていて痛々しいですし、疲れます。その点、加代の方がしっかりものでチャーミング。個人的には加代の方に惹かれます。

でも志乃の演技(南沙良という人)はよくがんばってました。2度、激しく泣く場面があるのですが、もう鼻水だらだらで、ちょっとすごいです。


※帳場の山下さんがこの映画の感想文を掲載されました☆
http://yamasita-tyouba.sakura.ne.jp/cinemaindex/2018sicinemaindex.html#anchor002954
posted by dunno at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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