2019年03月24日

奈良〜2019年3月7日

奈良の旅、2日目です。

※2011年3月7日にひとりで明日香散策したときの写真はこちらにあります。
http://surgery.matrix.jp/pics/etc2011/asuka0307.html
並んでいる写真を見ると、高松塚古墳の裏から山道を通って橘寺へ抜けて、川原寺跡へまわって、その後、石舞台へ向かったようです。亀石、天武・持統天皇陵や欽明天皇陵は帰り道に寄っています。鬼のまないたなどは見逃しています。

幸い昨日からの雨は上がっていました。予定通り、明日香の散策に出かけました。前夜色々検討して、橿原神宮前で降りて、バスに乗りとりあえず飛鳥寺まで行って、後はずっと歩いて飛鳥駅まで行こう……と思っていたんです。飛鳥寺は最初は行く予定には入っていなかったのですが、前日乗ったタクシーの運転手さんが明日香に行くなら飛鳥大仏の前で拝みなさいと勧めてくれたんです。というのも、銅で出来ていて、始めに設置されたときから、建物が焼けたことはあっても、大仏自体はそのまま動かずに残ってきたので、昔の天皇でさえ、その同じ場所で大仏を拝んだんだから……ということでした。別に天皇が拝んでいようがあまり関心はなかったのですが、そこまで言われたら、行ってみようか……ということになったのです。

近鉄橿原線の快速に乗って橿原神宮前で降りてバス停に行ってみたら……なんと乗ろうと思っていたバスは季節便でこの日は運休。予定より30分後の便まで待つしかないというのです。つまり、観光客の多いときは30分に一本出るんですが、閑散期なので1時間に1本しか走っていないんです。急遽、駅まで戻って、明日香に行く列車に乗ることができました。ぎりぎりセーフ。

明日香に無事到着。コースは、主な石造物を巡るように計画しました。まず、高松塚古墳に向かいました。石はないですが、有名ですからね。

車がびゅんびゅん走る道の歩道を歩いて行くと、国営飛鳥歴史公園があります。味気ないくらい綺麗に整備されています。雨はあがっていますが、曇り空。

飛鳥歴史公園:
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高松塚といえば……壁画です。高松塚壁画館に入りました。
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もちろん本物が見れるわけではないのですが、すごくリアルに再現されていました。
外に出て、古墳を観に行きました。
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こぢんまりした感じです。

さて、次は、車の通る道の反対側にある国営飛鳥歴史公園館に向かいます。車の多い道は、渡れませんので、道をくぐるトンネルが用意されています。これは嬉しい。というか必須ですね。

飛鳥歴史公園館には、資料やパンフ(ガイドマップ)が置いてあるので貰いましょう。トイレや色んな施設もわかるようになっています。

公園館のサイト
https://www.asuka-park.go.jp
パンフ
https://www.asuka-park.go.jp/pamphlet/

※ガイドマップの2ページ目をご覧になりながらこの先を読むとイメージしやすいと思います。
※印刷せずに画面上でみるならこちらの地図の方がいいかもしれません。
https://www.asuka-park.go.jp/cms/wp-content/themes/asuka/pdf/allmap.pdf

※近鉄のサイトにもいい地図がありました。こちらは高松塚古墳を観た後、中尾山古墳の裏から田舎の道を通って橘寺に向かうコースが説明してあります。(てくてくまっぷ 奈良−21)
https://www.kintetsu.co.jp/zigyou/teku2/#tab2

さて、公園の中をさらに北上して、欽明天皇陵と吉備姫王墓に向かいました。車の通る道を西に向かって郵便局のところを北上してもいいのですが、風情がないので一本北の道を歩きました。欽明天皇陵の森が見えてきます。

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欽明天皇陵の正面に回るところに吉備姫王墓があって、猿石という石像が4体あります。欽明天皇陵南の水田から出土したものです。用途は不明。
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猿石(左の写真:「山王権現」と隠れている「女」、右の写真:左が「僧」、右が「男」)
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欽明天皇陵は堀に囲まれていて、とても美しいです。
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この木の剪定が面白いです。
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近くにはこんな建物が。納屋でしょうか。
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先ほど通った細い道をまた逆に歩き、公園の方へ曲がらずそのまま東進しました。その三叉路のすぐ北にカナヅカ古墳という欽明天皇陵陪塚があったはずですが、このときは知らなかったので見落としてしまいました。
カナヅカ古墳(欽明天皇陵陪塚)
〒634-0144 奈良県高市郡明日香村平田
https://maps.app.goo.gl/DwPuF

しばらく行くと遠くに見えてきたのが「鬼のせっちん」です(白い車のすぐ右)。
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「鬼のせっちん」の説明はこちら。もっと上にあった古墳の石室の一部だったものが、土砂崩れで落ちてきたとのこと。
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なので、こんな形になっているんです(下からの写真と上からの写真)。
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それって、島田荘司の『暗闇坂の人喰いの木』に出てくる巨人の家を思い出させます。

次にすぐそばの階段を上って、「鬼のまないた」のところに行きました。これは石室の底石になっていた部分です。
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さらに先に進んで、坂を上ったところで右の道に折れると天武・持統天皇陵に来ます。
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下の道路から陵の正面に上ってくる道はずいぶん長い階段になっています。そちらに降りると逆戻りになるので、反対側の細い道で道路におりました。そのまま大きい道を北上して信号のある交差点まで行くと行き過ぎになります、その少し手前、地下通路のある細い道を右に入っていかなければいけません。少し東に進むと「亀石」が左手にあります。
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さらにその細い道を東進し、一本目の道をそのまま横切り進んでいき、次の交差点で右折すると、左手に寺が見えてきます。それが橘寺。聖徳太子のうまれた場所だそうです。ここにある石造物が「二面石」。
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※昔の写真にはアップ画像を載せています。

橘寺の裏(西側)から入って、表(東側)から出ました。お坊様が石舞台に行くのなら、東側の道まで下りたら右方向(南方向)に歩くと、少し先から飛鳥周遊歩道になりますよ、と教えてくださったので、車の走る道は嫌いな我々はそのオススメされた道を歩いて行きました。そうすると確かに「飛鳥周遊歩道」という標識と地図がありましたので、そこを左に折れて歩いて行きました。下がその地図ですが、南方向に向かっているので地図の上が南になっています。
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少し先からは飛鳥川という川が左手に見えてきました。とても気持ちのいい道です。ところどころ滝のようになっています。玉藻橋という橋まで来ました。石舞台方向にいくにはこの橋を渡ることになります。
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※今、この地図を見て失敗したな、と思うのは、周遊歩道をそのまま進んでいって「マラ石」に行けばよかったということ。すごい名前ですが、本当にそういう形をしているんだそうです。一応、事前にチェックしていたんですが、石舞台を観た後に「マラ石」に行こうという計画でした。ですが、あとで事情を説明しますが、結果的に、行けなくなってしまい、見逃してしまったのは大失敗。写真は例えば次のサイトで見ることができます。
https://bqspot.com/kansai/nara/598

このときは石舞台に行くことで頭がいっぱいだったので、玉藻橋を素直に渡りました。
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そこから石舞台は100メートルか200メートルくらいでした。
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いやあ、二度目ですが、何度観ても素晴らしいです。こんな大きい石をどうやって作ったのか不思議に思いました。最初、団体さんがおられたりして賑わっていましたが、ゆっくり過ごしているうちに他に誰もいなくなってしまいました。われわれで独占状態。嬉しいですねえ。

橋を渡ったところに、スタッフの方?が二人居られて、無料でバーチャルリアリティで昔の様子がわかる体験ができるとおっしゃるので、幸い,他の人がおられなかったので、体験させて貰いました。ゴーグルのようなモノを目にかぶせるようにしてつけると。音声と映像が流れます。顔を上下左右に動かすとそれにしたがって、映像も動きます。下を向くと、古墳を作っていた人たちの姿を上から眺めたりできるんです。これは面白かったです。謎だった石の組み方ですが、それも解説されました。持ち上げるのではなくてそのさまで土を盛るんだそうです。そしてその土の上を石を転がして運び、設置するんだそうです。なるほど……。賢いですね。

あとから気づいたのですが,入り口にその解説板がちゃんとありました。
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さて、このあと食事をしようということになり、近くの食堂に行ってみました。一軒目はなんとお土産売りがはやっていましたが、閑散期なので食事はお休みとのこと。その向かいにある食堂は運良くやっていて、助かりました。どこかで食べられるだろうと、何も用意してきていなかったんです。あとからガイドブックを見るとお店の名前は夢市茶屋でした。古代米御膳(1080円)が美味しかったです。

食事を終えて外に出ると、なんと雨!!!!! 「マラ石」までわざわざ行ってまた戻ってくるのは辛いな、ということで(なんという根性なし! 実はすぐそばといってもいいほどの距離でした)、岡寺、酒船石、亀形石造物、飛鳥寺をめざすことにしました。

岡寺ですが、けっこうな坂道を上っていってたどり着きました。京都の清水寺にいく道のような感じ。いいお寺でした。台風のときに土砂崩れがあったようで、まだ崖の部分などの復旧工事が継続中でした。大変ですね〜。面白い石造物はないので画像はなしです。

岡寺から酒船石に行く一番近そうな道があったのですが、山を登って下りなければいけないようで、ためらってしまい、結局、下の道まで下りてから北上、そして再度上るというハメになってしまいました。でも山の中を歩くより良かったかも。雨でしたから。

酒船石は少し山を登ったところにありました。この階段を登ってすぐ右側です。
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(岡の)酒船石:
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真上から撮れたらいいんですが、空中浮遊できないので残念。美しいデザインです。用途ははっきりしていないとのこと。こちらのページの写真はかなりいい角度で撮れています。
酒船石と太陽と星
https://asastudio.jp/sakafuneishi/about.html

登ってきた石段と90度ずれた別の石段を下ると「酒船石遺跡」がありました。
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さらに下って下りると亀形石造物があったのですが、入場料をとられるようでしたのでパス。飛鳥寺へ歩きました。飛鳥寺の前にバス停があり、10分ぐらいで橿原神宮前駅行きのバスがくるようだったので、大急ぎで飛鳥寺とその飛鳥大仏を拝観し、バスで駅に向かいました。

せっかくなので橿原神宮にもいこうということになりました。写真も1枚だけどうぞ。立派な神社でした。
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この頃(3時過ぎ)には雨も上がっていました。ともかくホテルに帰って休憩。5時過ぎた頃、天気もよくなっているのでお水取りを観に行くことにしました。6時前につければいいかなと思っていましたが、順調にバスにも乗れ、早めに会場に着くことができ、上から2段目に場所を確保できました。
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6時を過ぎるとだんだん暗くなってきました。
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なんとこの段階でカメラの電池がなくなってしまい、肝心の松明の写真は撮ることができませんでした。
2011年3月5日に観たときの画像はこちらにあります:
東大寺修二会のお松明
http://flim-flam.sblo.jp/article/43707865.html

また、よろしければその次の記事「奈良でみた環天頂アーク」もどうぞ。綺麗に写ったと思います。
http://flim-flam.sblo.jp/article/43719588.html

十分楽しんで、終了と同時にダッシュでバス停を目指し、すごく早くJR奈良駅まで帰ることができました。体が冷えていたので、温かいうどんを食べて、ついでに生ビールもいただきました。充実した一日でした。

※石の撮影はけっこう難しいですね。日が照っていると白くなってしまいます。雨の降っているときは全体が暗くなるし。ただ晴れているときに、石の一部に水を掛けるとそこだけはっきり写って、いい感じになるようです。

※飛鳥の場合、すごく綺麗に撮影したものが印刷物として入手可能なので、自分で撮るより、それを買った方がいいかもしれません。図録やパンフレットは皆、515円です。表紙、裏表紙を除いて24ページ。カラー刷り。

●「飛鳥の考古学図録」シリーズ (1)〜(10)
http://www.asukatakuhaibin.jp/product-list/28
飛鳥の考古学図録(1)発掘された飛鳥−20世紀の飛鳥考古学−
飛鳥の考古学図録(2)飛鳥の古墳−飛鳥の黄泉の世界−
飛鳥の考古学図録(3)飛鳥への邂逅 明日香石造物紀行
飛鳥の考古学図録(4)飛鳥の宮殿−古代都市"飛鳥"を探る−
飛鳥の考古学図録(5)飛鳥の寺院−古代寺院の興隆−
飛鳥の考古学図録(6)飛鳥の神社−神々がやどる社−
飛鳥の考古学図録(7)明日香文化財の精華−指定文化財の世界−
飛鳥の考古学図録(8)飛鳥前代−飛鳥の源流への旅路を往く−
飛鳥の考古学図録(9)整備された飛鳥の遺跡
飛鳥の考古学図録(10)飛鳥の道標
ぼくは(1)〜(3)を石舞台の入り口で購入しました。

15534309691701.jpg 15534309377990.jpg

●パンフレット
http://www.asukatakuhaibin.jp/product-list/29
キトラ古墳と壁画
亀形石造物遺構

●地図等もあります
posted by dunno at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行
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