2019年04月15日

未来を乗り換えた男

最近、旅行だとか、法事だとか、新学期のオリエンテーションや一泊研修で映画を観ていませんでした。昨日(4/14)、やっと『あなたはまだ帰ってこない』を見たんですが、その前最後に観たのは3/24! 3週間ぶりでした。3/24に観たのは『未来を乗り換えた男』(英語題は Transit)。たまたま……というか、わざわざそういう映画を選んだのはやはり自分が関心がある内容だったからなのか……自分でもよくわかりませんが、他にもいろいろ見たい映画はありましたがそういう選択になってしまいました。

実はどちらもフランスがドイツ占領下にある、もしくは占領下の地域がどんどん広がっているという状況の映画という共通点があるんです。

まずは、先月見た『未来を乗り換えた男』の記事を書きます。正直だいぶ記憶があやふやになっていて、どういう終わり方だったかがはっきりしません(爆)。かなりぼけてます。

公式サイト
http://transit-movie.com


公式サイトから引用します:
ナチスによる悪夢的史実と現代の難民問題を驚くべき発想で重ね合わせた野心作!
祖国を追われた人々が希望のありかを見つけようとする姿をサスペンスフルに描いた、
私たちが今観るべき物語。

現代のフランス。祖国ドイツで吹き荒れるファシズムを逃れてきた青年ゲオルクが、ドイツ軍に占領されようとしているパリを脱出し、南部の港町マルセイユにたどり着いた。行き場をなくしたゲオルクは偶然の成り行きで、パリのホテルで自殺した亡命作家ヴァイデルに成りすまし、船でメキシコへ発とうと思い立つ。そんなとき一心不乱に人捜しをしている黒いコート姿の女性とめぐり合ったゲオルクは、美しくもミステリアスな彼女に心を奪われていく。しかしそれは決して許されず、報われるはずのない恋だった。なぜなら、そのマリーという黒いコートの女性が捜索中の夫は、ゲオルクが成りすましているヴァイデルだったのだ……。


原題の Transit は「乗り換え、通過」という意味ですが、上に紹介してある「別人になりすます」ことも表していますが、マルセイユからメキシコへ行く船が途中アメリカに寄港するために、アメリカの通過ビザがなくては乗船できないという設定のことも表しているようです。

ともかくハラハラドキドキの映画です。すでにドイツ軍が侵攻してきているパリの部分もスリリングですし、貨物列車に乗っての南からの逃避行(それも重傷者を抱えて……)もドキドキ。マルセイユはまだ比較的安全なのですが、不法滞在者にとっては安心できるところではありません。脱出したいという人々(難民)がたくさん集まっていて、色んな人たちの姿が描かれます。観ていて棟が痛くなる映画です。メインの登場人物以外にも、ぜん息持ちの子どもや、持ち主はすでに逃げ出してしまったアメリカ人の犬の世話をしている太めの女性なども、すごく印象に残っていて、今でも彼らが実在の人物のような気がして、こみ上げてくるものがあります。

そしてももちろん二人の主人公ゲオルクとマリー、そして三角関係を作る医師のそれぞれを好きにならずにはいられませんでした。すばらしい役者さんたちだと思います。ゲオルクを演じたフランツ・ロゴフスキという人は、もう東京では上映されている『希望の灯り』の主演もしていて、これがどうも話によるとすごくいい映画らしいのです。予告編を見てもそういう雰囲気。これは絶対見たいと思います。シネマクレールにも来る予定。

『希望の灯り』公式サイト
http://kibou-akari.ayapro.ne.jp


書き忘れましたが、この映画には「語り手」がいます。それは主要な3人ではありません。ゲオルクやマリーたちがよく使ったマルセイユのレストランの主人です。まあ、そういう話なんです。妻にも勧めようと思ったのですが、あまりにもしんどい映画なのでやめました。でも心に残る映画です。今年のベスト10にはきっと入るでしょう。
posted by dunno at 14:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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