2019年11月25日

朗読塾「人情奇話と国民的通俗小説」@西川愛プラザ

昨日(11月24日・日)、朗読塾第23回公演「明治の男性作家四人の競演・饗宴・朗読『人情奇話と国民的通俗小説』」を見て(聴いて)きました。演出は沖田喜一さんです。

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第一部
●岡本綺堂の『鼠』。怪談っぽい作品。45分くらいだったでしょうか。昭和7年の作品ですし、全体が朗読されたようなので一番わかりやすい演目でした。とはいっても、最後は謎が残る終わり方。面白かったです。

青空文庫で読めます。amazonで検索すればkindle版が無料でダウンロードできます。


第二部は「名台詞特集」と題して、以下の三作品が上演されました。

●『不如帰』(徳富蘆花)
冒頭とラスト近く、村上幸子さんが歌われた『不如帰』(作詞は星野哲郎)の音楽が使われて、個人的に受けました。この歌に関しては山内惠介さんファンのmingoさんのブログ記事「不如帰」をぜひご覧ください。
https://ameblo.jp/mingo0303/entry-12460190023.html

さて、徳富蘆花の『不如帰』ですが、愛し合っていた武雄と浪子の夫婦が引き裂かれて、浪子が武雄をしたいつつ結核で亡くなるという悲しい話。青空文庫で読めます。アマゾンで探せばkindle版は無料でダウンロードできます。

埼玉にいた時に、関越道を使えば群馬が近かったので伊香保にも何度か行きました。徳富蘆花関係の施設もありました。

●『金色夜叉』(尾崎紅葉)
寛一・お宮の物語。有名ですが、読んだ人はごく少ないと思われます。以前、岡山におられたurwsだんは岡山県立図書館で借りて、ブログにレポートしておられます。

「一月の十七日だ。 なんの日でしょう?」
https://urws.exblog.jp/12635973/
「金色夜叉 続 続続」
https://urws.exblog.jp/13214683/

熱海の海岸のシーンのページも載っていますのでぜひご覧になってください。続編の終わりの部分も紹介しておられます。

今回の朗読を聞いただけでは、お宮が本当に金に目がくらんで寛一を捨てたのかどうか、わかりませんでした。とはいっても、この小説を読む気はあまり起きません。そもそも未完ですし。

青空文庫で読めます。無料のkindle版もあります。

●『湯島の境内』(泉鏡花)
「婦系図」からのスピンオフ(とは言わないか)。戯曲です。全集では26巻に入っているらしいので、いつか読んでみます(タブレットにもkindle版が入っています)。青空文庫でも読めますし、無料のkindle版もあります。

これが一番泣けました。鏡花自身が芸妓であったすずと同棲しているのを師である紅葉に叱責され、別れたふりをしたことをもとにした作品。ただ、「仮声使(こわいろつかい)」のせりふというか歌というか、これが難しくてよくわかりませんでした。このあたりを理解できればもっと良かったんでしょうが、残念でした。
posted by dunno at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇
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