2020年01月30日

パラサイト 半地下の家族

1月11日(土)にシネマクレール丸の内で今話題の『パラサイト 半地下の家族』を観ました。

公式サイト
http://www.parasite-mv.jp/


おおお……なかなかすごい映画でした。
前半はけっこうコミカルで気軽に見えたのですが、途中、思いがけない事態が登場人物たちにおこるあたりから雰囲気が変わって行きました。いや驚きました。

まとにかくこんな内容の映画です(公式サイトより):
過去に度々事業に失敗、計画性も仕事もないが楽天的な父キム・ギテク。そんな甲斐性なしの夫に強くあたる母チュンスク。大学受験に落ち続け、若さも能力も持て余している息子ギウ。美大を目指すが上手くいかず、予備校に通うお金もない娘ギジョン… しがない内職で日々を繋ぐ彼らは、“ 半地下住宅”で 暮らす貧しい4人家族だ。

“半地下”の家は、暮らしにくい。窓を開ければ、路上で散布される消毒剤が入ってくる。電波が悪い。Wi-Fiも弱い。水圧が低いからトイレが家の一番高い位置に鎮座している。家族全員、ただただ“普通の暮らし”がしたい。 「僕の代わりに家庭教師をしないか?」受験経験は豊富だが学歴のないギウは、ある時、エリート大学生の友人から留学中の代打を頼まれる。“受験のプロ”のギウが向かった先は、IT企業の社長パク・ドンイク一家が暮らす高台の大豪邸だった−−。

パク一家の心を掴んだギウは、続いて妹のギジョンを家庭教師として紹介する。更に、妹のギジョンはある仕掛けをしていき…“半地下住宅”で暮らすキム一家と、“ 高台の豪邸”で暮らすパク一家。この相反する2つの家族が交差した先に、想像を遥かに超える衝撃の光景が広がっていく−−。


ただ「ネタバレ厳禁」だそうで……これ以上書きにくいです。

未見の方はこの先は読まないでください。
(スペースをとります〜映画を未見の方はお戻りください)












































(しつこいですが、映画を未見の方はこの先を読まないでくださいね)

ギウが家庭教師をするあたりまではまだいいんですけれど、妹のギジョンまで入り込み、家政婦や運転手を追い出すために色んな仕掛けをしていくあたりから、観ていていやあな気持ちが広がってきます。あまりにもやりすぎ。結局、母親が家政婦として入り込み、父親が運転手として入り込み、全員がこの家に雇われることになります。

もちろん、母親だけが家に住み込むのですが、ある晩、社長一家がキャンプでおでかけしたので、家族が全員上がり込んでパーティーを始めます(そんなことよせばいいのに……)。宴たけなわ……そのとき……チャイムがなります。客です。

ここまで書いてやっぱりこの先は書かないことにしました。すみません。
でも、主人公たちはひどいことをしたと思います。彼らのせいで何人もの死者が出るんです。ちょっと耐えられない。

家族の父親(ソン・ガンホが演じています)の取った行為もあんまりだという気がします。

この映画は「映画を語る会in岡山」の1月例会課題作でした。色んな見方が出て非常に興味深かったのですが、Oさんが「社長一家の幼い息子が主人公たちの共通するにおいに気づくところ、また社長が本人が聴いているとはしらないで妻に『運転手のにおいがとても気になる』というところは、格差というものが『におい』として表されているが、そういう描き方は自分は好きではない」とおっしゃったのが印象に残りました。それに続けてNさんも「あのシーンで私はとても傷ついた」とおっしゃいました。自分でどうにもならない『におい』が人と人とを分けるということはとてもきついことですね。あまりに残酷で悲しい……。

現実にそういう差別があるのは事実として、映画でそれをどう描くかというのはとても微妙な問題だと感じました。
posted by dunno at 14:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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