2010年01月04日

アラビアのロレンス

シネマクレール丸の内1で『アラビアのロレンス』を観ました。

有名な映画ですが、今回初めて観ました。音楽がちょっと大げさなんです。冒頭、《オーバーチュア》の演奏が流される間は画面が黒いままで、もう少しで寝てしまうところでした(笑)。

以下内容をばらしてしまうので未見の方は読まない方がいいと思います。すみません。

ロレンスを演じているピーター・オトゥールはデビッド・ボウイと似た感じのいい男ですね☆ 自信にあふれてやりたい放題の前半はとても魅力的です。オスマントルコの支配する港町を背後の砂漠から奇襲し奇跡的な勝利をおさめるまでの部分は、砂漠の光景の美しさと迫力に圧倒されます。ただ、その直後、彼に忠実なベドウィンの少年を死なせてしまうあたりからだんだん雲行きがあやしくなっていきます。彼が必死に集めたベドゥインの戦士たちの多くは戦利品を勝ち取ると満足して自分たちの場所に帰ってしまいます。そこで捨て身の戦法を取ろうとするロレンスはトルコの支配する町に潜入します。そこで彼はなんと「美男狩り」にあってしまうんですよ! ひぇ〜っ。その町の将軍は男色を好んでいたのでした。そんな展開があるとは想像もしていませんでした。で、何人も集められた中から選ばれてしまったロレンスは、事の後、放り出されますがその時には、それまで持っていた自信が消え失せてしまうのです。

自分は特別な人間だと思っていた彼は、レイプの体験で、自分も普通の平凡な人間だということを思い知ります。説得されてまた戦地に戻りますが、もう以前の彼ではなくなってしまうのです。最後は挫折してイギリスに帰るところで映画は終わります。

後半のロレンスの心の動きは、ちょっとわかりにくいかな。

アラブ人、トルコ人などに微妙に気を遣って作っているようですが、そのあたりがなんだか観ていてムズムズしてきました。そもそも全編英語だし……(謝金を払う証文は右から左に書いていたのでアラビア語?)。『ラスト・サムライ』なんかと共通するヘンな雰囲気があるんじゃないでしょうか。

見応えは十分すぎるくらいありましたが、オススメかというと微妙です。昨日酷評した『その木戸を通って』みたいな作品の良さが引き立ってきたかな(笑)。
posted by dunno at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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