2017年06月26日

マンチェスター・バイ・ザ・シー

この週末観た『タレンタイム』もいっぱい泣きましたが、先週の日曜日にシネマクレール丸の内で観た3本の映画でもいっぱい泣いてしまいました。

最初に観たのは『マンチェスター・バイ・ザ・シー』です。

公式サイト
http://www.manchesterbythesea.jp/


マンチェスターっていうからイギリス映画化と思ったらアメリカの映画でした(笑)。だって昔 Manchester and Liverpool って曲がはやりましたよね。日本でヒットしたのは1969年のことだそうです。
https://youtu.be/c2glfh8a4Zo

でもこの話を続けてると映画から遠ざかるのでこの辺で切り上げましょう。
映画に出てくるマンチェスターはボストンから車で1時間ちょっとくらいの田舎町だそうです。もともとは単に「マンチェスター」でしたが、ニューハンプシャー州の大きな同名の街との混同を防ぐために「マンチェスター・バイ・ザ・シー (Manchester-by-the-Sea)」に名前を変えたんだそうです(知らんがな、そんなこと)。Wikipedia マンチェスター・バイ・ザ・シー

上の情報によるとこの町の関係する映画はいくつもあって、ウィノナ・ライダーの出た『恋する人魚たち』もそのひとつだそうです。
https://youtu.be/DUSPGXmZQbM

悲しい思い出の残るマンチェスターを離れてボストンでひとり暮らしをしているリーのところに、マンチェスターにいる兄が心臓発作で倒れたという連絡が入ります。車を飛ばしますが病院に着いたとき、すでに兄はもう息を引き取っていました。兄は、リーに一人息子パトリックの後見人をしてくれるよう遺言を残していました。……

季節が冬でしたので、墓地は雪に覆われていて埋葬は何か月もまたなければいけないため、遺体は冷凍庫で保存されることになりました。しかし、パトリックにはそれが耐えられません。冷凍庫の中の冷凍チキンを見てもパニックを起こしてしまいます。

リーとパトリック、リーと元の妻、パトリックと(今は離れて暮らしている)実母など様々な関係が描かれていて、重厚なドラマでした。

過去のできごとというのは、本当に悲痛な事件でした。まさかそんなことがあったとは……本当に胸がいたくなりました。

パトリックとガールフレンド(たち)の関係などちょっとドタバタするシーンもあったりして息抜きができます。

いい映画だと思います。

posted by dunno at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

マン・ダウン 戦士の約束

2017年5月2日に『マン・ダウン 戦士の約束』を観ました。記事は簡単なものを載せてあります。まずはそちらをご覧ください。

連休4日目(5.2)映画『アシュラ』『マン・ダウン 戦士の約束』
http://flim-flam.sblo.jp/article/179671369.html

なにしろ何を書いてもネタバレになってしまうので書きようがなかったのです。

昨日、6月の「映画を語る会 in 岡山」があり、夕方から表町天満屋前のおよべで食事会がありました(来月はもっと本格的な飲み会がある予定です〜ぜひおいでください)。そのとき、もう今年も半年が終わってしまうね〜、月日の経つのは早いね〜、上半期で一番良かった映画はなんだった? みたいな話になって、考えてみて、自分の場合はいちばんこの『マン・ダウン』だったかもしれないと思いました。結局、シネマクレールでこの映画を3回観ました。すごくはまりました。昨日の夜の参加者でこの映画を観ていたのはぼくの連れ合い(ぼくが無理やり連れて行きました)以外は0。残念です。いい映画だったのですが……。

それで、もう少しだけ詳しいことを書いてみようかなと思います。
7月中旬にDVDが発売され、レンタルも始まるようです。興味を持ってくださり、ご覧になっていただけると嬉しいです。

タイトルの「マン・ダウン」ということばは軍隊用語です。主人公ガブリエル・ドラマー(海兵隊員)が一人息子のジョナサンを学校に送る車の中で、息子に「隊員が敵にやられたりケガした時に使う」と説明しているシーンがありますのでご覧ください。



いじめっ子がいるというので、父親は息子についていこうかと言いますが息子は一人で行けると拒否します。いじめられるきっかけとなったのは母親が子どもたちの前で息子に"I love you."を言ったせいなのです。それで父親は、自分も息子に "I love you." と言いたいんだ、でもそのかわりに秘密の言葉を決めよう、マン・ダウンはどうだ? これなら誰にもわからない……というんです。何気ないシーンですが、タイトルに使われているくらいですから重要なシーンであることは確かです。

男は常に「男らしく」なければいけないという規範はアメリカでは強いのではないでしょうか。『20センチュリー・ウーマン』でも、トーキング・ヘッズを好きな少年がオカマといじめられるシーンがありました。

主人公は実際のところそんなに「男らしい」わけではありません。好きで戦争に行ったのではありません。戦地から帰国した彼は町に人影がないことを知ります。彼と戦友の二人はジョナサンを探します。実は、映画はここから始まります。彼は息子を見つけ出せます(予告編でもそこはわかります)が、その彼らを攻撃する敵の手から無事に息子を救い出せるのか、そしてそ息子が彼に何というのか……そこはぜひ映画で確かめてください。

アクション映画は嫌いだ、戦争映画もいやだ……という方、この映画は戦争がどんなに人を不幸にするのかを描いた作品です。安倍が日本をぐしゃぐしゃにしようとしている今、必見の映画です。ぜひぜひご覧ください。

ちなみにこのジョナサンを演じた子は『はじまりへの旅』でも6人兄弟姉妹の一番小さい男の子を演じています。
posted by dunno at 14:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2017年06月24日

タレンタイム〜優しい歌

シネマクレール丸の内で『タレンタイム〜優しい歌』を観ました。

facebook に投稿したものをとりあえず載せておきます。

ずっと待っていた『タレンタイム〜優しい歌』が今日から30日(金)までシネマクレール丸の内で上映です。早速行ってきました。10:00から12:05までの上映です。途中から涙と鼻水でぐしょぐしょになってみました。マレーシアのある高校で Talentime=Talent+Timeの造語(?)、つまりタレントコンテストが開かれることになり、それに関わる4人とその家族の物語です。マレーシアは色んな民族や宗教が入り交じっており、敵対や差別がかなりあるんだそうです。母方の祖母が日本人であるヤスミン・アフマド監督は若干のファンタジーを交えて優しい映画を作り出しました。

登場人物は多いのですが、それぞれに個性があるので混乱はしませんでした☆

オススメです。明日は、ツレアイと一緒に観に行く予定です。

公式サイトにもリンクしておきますが、あまり観ないで行った方がいいかもしれません。

公式サイト
http://www.moviola.jp/talentime/




最後のクレジットロールが流れるのを観ていたら Pete Teo (ピート・テオ)の名前が飛び込んできました。この映画の音楽を担当したのは彼だったのですね! 彼の名前を知ったのは2007年のこと。シネマジャーナル誌のスタッフだった梅木直子さんが白石さんと一緒にピート・テオにインタビューしてシネマジャーナルのサイト用の特別記事を書かれたんです。ぜひこちらもご覧ください。

ピート・テオ大特集第1回(2007.6.25)
http://www.cinemajournal.net/spec…/2007/peteteo/index00.html

ピート・テオ大特集第2回(2007.6.30)
http://www.cinemajournal.net/spec…/2007/peteteo/index01.html

ピート・テオ大特集第3回(2007.7.6)
http://www.cinemajournal.net/spec…/2007/peteteo/index02.html

ピート・テオ大特集第4回(2007.7.13)
http://www.cinemajournal.net/spec…/2007/peteteo/index03.html

ピート・テオ大特集第5回(2007.7.20)
http://www.cinemajournal.net/spec…/2007/peteteo/index04.html

第4回、第5回にはヤスミンさんの写真も載っています。

梅木さんはその後病気になられて、取材活動ができなくなり、ご自身で特別記事を書かれたのは2009年の10月が最後になってしまいました。奇しくもマレーシアのホー・ユーハン監督のインタビュー記事です。一番最後にヤスミンさんの急逝のことも書かれています。

http://www.cinemajournal.net/special/2009/Ho_Yuhang/

この記事は原稿を梅木さん(もう入院しておられました)からメールで送っていただいて、代わりにぼくが作業しました。記事のトップにホー・ユーハン監督の写真が載っていますが、実は見本で最初にいただいた小さな写真には梅木さんが写っていたんです。が、最終版ではご自身の姿はカットされていました(^^; 梅木さんご本人には直接お会いしたことはありませんが、梅木さんというとこの写真が頭に浮かんできます。

その後も、これだけはどうしても自分で作業したいと思われたものは、病室で作業を続けられました。

梅木さんの記事のリストはこちらに置いてあります:
http://www.cinemajournal.net/special/umekispecial.html

最後に作業された記事は「第32回香港電影金像奨授賞式レポート」でした(2013.4.25)。
http://www.cinemajournal.net/special/2013/hkfa/

その後も facebook で様子は遠くからそっと見守っていましたが、梅木さんはこの半年後に旅立たれました。

シネマジャーナルが次号で100号ということで、それによせる文章を書いてくださいという依頼があって、短いものを梅木さんのことも含めて書きましたが、今日みた『タレンタイム』でまたまた色んなことを思い出してしまいました。偲んで書いています。2013年の夏から2014年の春にかけては自分自身もかなりきつい思いをしていたので、本当に忘れられない年です。

シネマジャーナル関係のリンクをもう少しつけておきます:

69号(2006年冬)
http://www.cinemajournal.net/bn/69/contents.html
o いまマレーシア映画が熱い(梅木直子)p.7
o ヤスミン・アハマド監督特集(梅木直子)pp.8-9

78号(2010年春)
http://www.cinemajournal.net/bn/69/contents.html
『タレンタイム』&追悼イベント p.27
映画祭観て歩き p.35

シネジャ作品紹介
『タレンタイム〜優しい歌』 原題:Talentime
http://cinemajournal-review.seesaa.net/artic…/448110941.html


映画の中で使われ、最後のクレジットロールでも使われていた O Re Piya がなんとサントラには入っていませんでした。この映画のオリジナルではないので仕方ないのでしょうね。YouTubeにリンクしておきます。

”偏見にしばられた世界は僕の永遠の敵
大切なあなた、愛しい人よ"

https://youtu.be/5awZ9sOTA54
posted by dunno at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2017年06月20日

武曲 MUKOKU

6月11日(日)、シネマクレール丸の内で『武曲 MUKOKU』を観ました。

公式サイト
http://mukoku.com/


バンドで自分で作詞したラップを歌うのが好きな融という少年がひょんなことがきっかけで学校の剣道部の生徒とけんかになり道場で強い相手と戦わざるを得ないはめになります。そこに現れた指導者・光邑が対戦相手に声をかけたすきをねらって突きで見事に勝ち、無理やり剣道の道にはいらざるを得なくなってしまいます。そんなある日光邑から頼まれて以前剣道部のコーチをしていたアル中の矢田部へ手紙を届けます。それは融の存在が矢田部を立ちなおらせることを狙ったものなのでした。手紙を読んだ矢田部は道場に来て荒れまくりますが……。

やはり光邑の弟子であり、剣の名人であった矢田部の父親(小林薫)が矢田部との稽古の際に防御をしようとせず頭を強打し命はとりとめたものの植物人間になってしまったという設定です。

綾野剛が演じる矢田部ははっきり言って廃人。ですが、全くの初心者の融がかなり互角に戦えるというのはちょっと信じられません。荒唐無稽。

後半で、矢田部の父親がその愛人に「どんなに負けようとしても体が動いて勝ってしまうのが辛い」というようなことを言っていたことがわかります。つまり、矢田部の父親はついにその自分の動きを自分の子どもに対して止めることができたということなのでしょう。何を考えていたのかわかりませんが、それって自分の子ども(矢田部)をどんなに不幸にすることなのか、わかっていなかったのでしょうか……。父親自身もアル中でしたし、その奇矯な性格から剣道界から距離をおかれてしまっていました。こんな不幸な話をあまり観たくないです。

光邑にしても、まだまだ未熟な融を矢田部に突き出すようなことをすることがどんなに危険なことなのかわからないはずはないでしょう。そうでなら自分の体を張れといいたいです。実際、融は矢田部に強烈な突きをのどにくらいます。これ無茶苦茶危ないです。死にますよ。

頭がおかしい連中ばかりです。

綾野剛はなんだか気になる役者さんでしたが、今回は、ちょっと異常なかんじが強すぎました。
posted by dunno at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

お嬢さん

6月10日、シネマクレールでまた『お嬢さん』を観ました。福岡でも観ましたが、あの可愛い女性たちを観たくて二度目です。お嬢さんの方はそれほどとも思いましたが、時間が経つと、なかなか可愛く思えてきました。

三部にわかれていて、一番いいのはやはり第二部ですね。お嬢さんと侍女がお互いの気持ちを伝え合うところが一番盛り上がります。観ていてとても幸せになります。悪者の本をぐちゃぐちゃにするシーンもすかっとします。

その分、第三部はエネルギーがなくなる感じです。でももう一度みて良かったです。

3月にみたときの記事:
http://flim-flam.sblo.jp/article/179353043.html
posted by dunno at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

はじまりへの旅

6月10日、シネマクレール丸の内で『はじまりへの旅』を観ました。

公式サイト
http://hajimari-tabi.jp/


森の中で暮らす父親と6人の子どもたちの話です。冒頭、力を合わせて鹿狩りをするシーンで引き込まれました。野生の暮らしをするだけではなく、夜は読書をしたり、皆で楽器を演奏したり、昼間は体操したり、格闘技の練習をしたり、ロッククライミングをしたり、ともかくあり得ないような家族なのです。母親はもともと一緒に暮らしていたのですが精神を病んで、自分の両親の近くの病院に入院していましたが、自殺してしまいます。葬式は彼女の両親がキリスト教の教会で行い、墓地に埋葬しようとし、娘の夫の出席を拒否します。娘の精神状態がおかしくなったのは夫のせいだと信じているのです。夫は、妻が仏教徒であったのだから、彼女の遺言どおり火葬して遺灰を人の多い場所のトイレに流すために、妻の亡骸を取り返したいと思います……。

子どもたちはみな同じ考えかというとそれは違っていて、長男は東部の大学へ進学したいと思っていますし、次男も、世の中からかけ離れた場所で生活させられていることを不満に思っています。そういう親子の物語であり、かつ、夫と妻との物語でもあります。

正直なところ、この父親ってちょっと極端すぎる人です。子どもたちにとっては絶対的な支配者でもあります。妻に対してもそうであったのかもしれません。ですが、話が進むにつれて、父親と子どもたちの関係も変わっていきます。見終わってかなりいい気持ちになれました。

子どもたちが初めて体験する外の世界でとまどう様子も見所かも知れません。笑えます。

※一番のおちびさんがなんと『マン・ダウン』のあの子だったとは、観ているときは気づきませんでした。
posted by dunno at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2017年06月06日

午後8時の訪問者

6月4日(日)の夕方、シネマクレール丸の内で『午後8時の訪問者』を観ました。

公式サイト
http://www.bitters.co.jp/pm8/


午前中に観た『20センチュリー・ウーマン』もよかったですが、このような現実的な映画もまたいいものですね。

予告編を見たときは、診療時間が終わったばかりのに、ドアのブザーがなったのかと思っていましたが、実際には診療終了の時刻から1時間以上たったときのことだったんですね。診療は時間通りに終わるものではないので、そんな時間になっていたときに、危険から逃れようとした若い女性が助けを求めて診療所のブザーを押したのでした。その女性の遺体が発見され、女医・ジェニーはドアを開けなかったことを悔やみ、彼女の身元を突き止めようとします。

ジェニーがいいですね。有能な医師ですが、無愛想で、人との付き合いは上手ではなく、友達もいません。体を壊した老医師だけが相談のできる相手。とてもさみしい生活をしていますが、この事件を契機に一緒に仕事をしていた研修医の気持ちもわかるようになっていきます。

悲しい事件を扱っているし、まずしい人々の荒んだ生活も描かれているので、見終わって元気になるようなえいがではありませんが、なにか暖かいものが心に残るいい映画でした。
posted by dunno at 14:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2017年06月04日

20センチュリー・ウーマン

今朝、シネマクレール丸の内で『20センチュリー・ウーマン』を観ました。

公式サイト
http://www.20cw.net/


よかったです〜。ツボにはまりました。
舞台は1979年のサンタバーバラ。

トーキング・ヘッズの曲がかかるだけじゃなく、アルバムまで写ってます(あ〜、あのアルバムはカセットで買ったので聴けなくなってもうもってないんです……懐かしい)。デビッド・ボウイの曲もちょっぴり☆

1979年といえば、ぼくがアメリカの山奥の田舎町に留学した年。それまで好きだったデビッド・ボウイやロキシー・ミュージックももちろん聴き続けたけど、トーキング・ヘッズのアルバムもいくつか買ってよく聴きました(上に書いたようにカセットテープで……ラジカセしか持っていなかったんです)。彼らがアフリカ系みたいな音楽に移っていってからは買わなくなってしまいました。

この映画の中では主人公の男の子が年上の女性の影響でトーキング・ヘッズなどのやわな音楽のファンになって、それを馬鹿にする連中に Art Fag という落書きを(母親の)車にスプレーされてしまいます。

※サウンドトラックに入っている曲は上のサイトで試聴できます。

あと、懐かしかったのは "Our Bodies, Ourselves" という本。女性フェミニストのための本ですが、買ってました(笑)。でかい本だったので捨ててしまったのでしょう、探してみましたが書棚にはありませんでした。残念。

15歳の少年・ジェイミーと55歳の母親・ドロシア(ジェイミーの父親とは離婚してシングルマザー)。ドロシアは古くて大きい家を買い、ふたりの下宿人を置いています。一人は24歳で髪を赤く染めた写真家アビー(ちょうどぼくと同じ年代の設定、フランシス・ハの人が演じています☆)、もう一人は自動車修理工兼大工兼陶芸家等で年齢不詳の男性ウィリアム(雰囲気はビートルズのジョージ・ハリソン、瞑想なども好き)。もうひとり重要な人物が、ジェイミーより2歳上の近所の女の子・ジュリー(『ネオン・デーモン』のあの子!)。ジェイミーと大の仲良しで、こっそりとジェイミーの部屋に忍び込んで同じベッドで朝まで寝たりするほど。ありえないような友達です。

母親のドロシーは息子を愛しているんだけど、過干渉がひどすぎ。いつまでもこども扱い。呼びかけるときも "Kid" って呼んでます。しかも、こどもに対してきちんと向かい合わないんです。子供の方から真剣に話しかけても、それを拒否してしまいます。まあ、でもそれが普通の母親というものなのでしょう。だからこそこどもが自立したくなるんだと思います。

男の子をちゃんと育てる自信がないドロシアは、アビーとジュリーに、ジェレミーの父親がわりになってくれと頼んで話が盛り上がって行きます。もちろんウイリアムという男性が家にいるのですが。あまりに変人なのでジェレミー自身が全く興味を示さないのでした。

このあとは映画でお楽しみください。二人のチャーミングな若い女性たちも、それぞれが悲しみや心配事を抱えていて、けっこう切ない話です。ラストはドロシアの「夢」に関係するいいシーンですのでお楽しみに。

※ところで舞台であるサンタバーバラの町で皆さんは何を思い出しますか? ぼくは、私立探偵リュウ・アーチャーのシリーズで有名なロス・マクドナルドを思い出します。彼はアナ−バーのミシガン大学大学院を出ているのですが、その後、サンタ・バーバラに腰を落ち着けて執筆活動を続けました。ぼくは彼の探偵小説が大好きなのです。特に『さむけ』とか『ギャルトン事件』が好きです。
posted by dunno at 22:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画