2018年08月17日

いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち

8月17日(金)、シネマクレール丸の内で『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』を観ました。三部作のうちの2番目です。

公式サイト
http://www.synca.jp/itsudatte/


第一部はイマイチでしたが、これは面白かったです。
冒頭部分で前作の復習があります。

合法ドラッグを取り締まるためには、そのドラッグの構造を決定して、違法ドラッグとして認定しなければいけません。そのため、警察は、主人公ピエトロに30種の合法ドラッグのデータを集めることを依頼します。報酬はピエトロやその仲間の犯罪歴の抹消。この指命のためにピエトロは刑務所からの自由な出入りも許されます。新たに仲間を3人増やした彼らは、順調にデータを集めてゆきますが……。謎のドラッグ・SOPOXの製造場所を突き止めようとして、彼らは大きな敵に出会うことになります。

今回はピエトロの妻の出産というイベントもあって、彼と妻とのいさかいはエスカレートしていきます。このあたりも面白いです。

最後に第三部の予告も流れます。これは観なくては……。いつ来るんだろう。mikky さんによると第三部はもっと面白くなるとのこと。期待しています。

それにしてもイタリア人ってよくしゃべりますね〜。
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち

8月15日(水)、シネマクレール丸の内で『いつだってやめられる 7人の危ない教授たち』を観ました。

「Viva!イタリアvol.4」公式サイト
http://www.pan-dora.co.jp/vivaitaly4/

Smetto quando voglio - Trailer ufficiale


『いつだってやめられる』三部作の第一部です。イタリア映画を観るのは久しぶりかも……。

大学では教員・研究職のポジションは少なく、才能があっても職にありつけない人、解雇されている人がいっぱいいるという状況の中で、職にあぶれてしまった7人が、合法ドラッグ作りに手を出してしまうドタバタ映画です。

「合法」ドラッグだとは言え、ヤミで製造して販売するのは違法。道徳的にも許されることではありません。なので、観ていてなんとも居心地が悪いです。

金がどんどん入り始めて、くだらないことにどんどんお金を使ってしまうのも観ていていやになります。

この第一部は観なくてもいいかも。


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オー・ルーシー!

8月11日(土)、シネマクレール丸の内で『オー・ルーシー!』を観ました。

公式サイト
http://oh-lucy.com/


さえない日々を送る独身OLが、姪の代わりに受講した英会話教室のアメリカ人講師に恋をしたことで騒動が巻き起こる!カンヌ国際映画祭批評家週間部門出品、インディペンデント・スピリット賞Wノミネート作品。


けっこうショッキングなシーンから始まりますが、話の展開が面白いし、英会話教室の場面がおかしくて「癖」になりそうです。無茶苦茶怪しい英会話教室。絶対ありえないでしょ。外国でも上映されているようですが、誤解されちゃいそうです。映画をご覧になった方は、ぜひ、あの調子で、周りのだれかに「ハ〜イ!」と声をかけてみてください。芝居っぽくて気分が高揚しますよ。ぜひぜひ、やってみてください。

その後、どんどんイタイ方に話は進んでしまうのですが、ラストはハッピーエンド。なかなかいい映画です。

冒頭、どこかの駅のホームで主人公・節子のすぐ後ろに立っていた男が彼女になにかささやいてから飛び込み自殺をするんですが、なんと言ったのか聞き取れませんでした。

また、同じ職場の高齢独身女性が退職するときに、節子はひどいことを彼女に言ってしまいます。駅のホームで電車を待っている時に、向かいのホームにその女性が立っているのをみつけ、大きな声で呼びかけて詫びを言おうとするシーンがあります。このとき、また飛び込み自殺があるのではないかとドキドキしてしまいました。結局、それはないのですが、この女性のエピソードもかなり痛いです。それにしても職場の連中はくずばかりですね。

映画の詳細は帳場の山下さんの記事でご覧ください
http://yamasita-tyouba.sakura.ne.jp/cinemaindex/2018ocinemaindex.html#anchor002933
※山下さんは、ホームの男は「じゃあ、また」と言っていると書いておられます。そうなのかもしれません。
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ザ・ビッグハウス

8月11日(土)、シネマクレール丸の内で想田監督の観察映画第8弾『ザ・ビッグハウス』を観ました。

公式サイト
http://thebighouse-movie.com/


ミシガン大学のアメリカンフットボール・スタジアム「ザ・ビッグハウス」でホームカミング・ゲーム(同窓生が全国から集まってくる!)が行われる様子を、試合では無くそのまわりを想田和弘監督を含めて17人の監督が撮影・編集(最終編集は想田監督)してできた映画です。

ミシガン大学は、僕が博士号をとって最初に勤務した大学。懐かしい場所です。藤原正彦が『若き数学者のアメリカ』の後半でミシガン大学での生活を描いています。町の名前はアナ−バー。こじんまりした大学町です。ミステリー作家ロス・マクドナルドもこの大学の出身で、初期の作品の中にはミシガン大学らしき大学を舞台にした小説もあります。

スポーツ、特にアメリカンフットボールには、関心がなかったので一度もこのスタジアムに行ったことはありません。MのついたTシャツも買った記憶がありません。ただ、ステンドグラスには興味があったので、お土産屋(ひょっとしたら大学のショップだったかも……記憶があいまい)でこんなのを買いました。

go_blue.jpg

気に入っていて、アナ−バーにいた時も、またその後もずっと窓に飾っています。

さて、映画ですが、17人の目で観ているので、本当に様々な角度から撮られています。ただその分、ひとつひとつがやや物足りない気はします。特に好きな『精神』や『港町』では、忘れられない人たちが描かれていました。今回はそんな人はいなかったかな……。登場人物が多すぎて……。

体育会系とは真逆な世界に生きているので、応援風景とか楽隊の演奏シーンはみていて、ヤレヤレという気持ちになりました。また、裏方として選手のユニフォームを定位置に並べる人たち、試合で痛んだヘルメットの傷を塗り直す人たちの姿も、こんな風に地味に支える人もあるんだなとは思うものの、これって楽しいのかな……などと思わずにはいられませんでした。楽しかったのは、ニュー・オーリンズからきたミュージシャン。路上でパフォーマンスしてお金を稼ごうとしているんだけれど、すごいエンターテイナーですね、おしゃべりがうまい。払わずに行こうとして呼び戻されてくる青年もいい奴でした。

さて、学長の一番大事な仕事はお金を集めること、そしてこういうアメフットの試合の一番の目標は同窓生からの寄付を集めること。多額の寄付をすれば、個室の部屋で試合を観ることもできます。そういう人たちがいるから大学が成り立って行っているわけなんです。このあたりは別世界のお話でした。

シネマクレールではけっこうたくさんの人が見に来ています。想田監督の奥様、奥様のお母様の関係者なのかもしれません。面白く観てくださったのか……ちょっと心配。
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2018年08月04日

きみへの距離、1万キロ

8月4日(土)、シネマクレール丸の内で『きみへの距離、1万キロ』を観ました。

公式サイト
http://kimikyori.ayapro.ne.jp


主人公は、デトロイトで北アフリカの石油パイプラインを監視ロボットを遠隔操作して守るのが仕事の青年・ゴードン。映画の冒頭で、恋人に別れを告げられてしまいます。沈み込んでいる彼を職場の上司は、女は他にいくらでもいる、今日中にメッセージを10人に送れ! と発破を掛けます。女性とデートしたりもするゴードンでしたが、恋に落ちた相手はなんと監視ロボットが写し出したアラブの女性アユーシャでした。彼女には恋人がいますが、父親は自分と同じくらいの男と娘を結婚させようとします。若いふたりはヨーロッパに逃亡しようとしますが……という話です。

警備のロボットは、予告で観れるように、まるで蜘蛛のような形。一瞬ぎょっとしますが、見慣れるとかなり平気。砂漠でも移動できます。ただし移動スピードはありませんので、何カ所にも設置してあって、それらをうまく使って監視をします。銃を発射して犯罪者を威嚇することもできます。しかも送ってくる映像がとてもきれい。実際にはムリでしょう。

なかなか切ない片思いの恋です。

この主人公、いいやつなんですが、職業上の倫理観などはあまり強い方じゃ無くて、自分の気持ちを大事にします。う〜む、長く勤められそうもないですね(笑)。それから大事な大事な約束があるときに、普通は余裕を持って早くでかけると思うんですがそのへん、かなりルーズ。このあとも大丈夫かな……と年寄りはしんぱいしてしまいます。それさえ、気にしなければ楽しめる映画でした。途中でちょっぴり出てくる盲目の老人もなかなかいいです。

なお、ロケはモロッコと、モントリオール。フランス映画なのでした。監督さんは
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2018年07月30日

ロンドン、人生はじめます

『祝福』のあと、『ロンドン、人生はじめます』を観ました。

公式サイト
http://www.synca.jp/london/


主演のダイアン・キートンは好きな女優さんです。ずいぶん年をとりましたが、まだまだチャーミングです。

すみません、月末でもう時間がないので公式サイトからストーリーを引っ張ってきました:
ロンドン郊外の美しいヒースが広がるハムステッドの住宅街。高級マンションで暮らすアメリカ人の未亡人エミリー(ダイアン・キートン)は、悠々自適の一人暮らしとはいかず、夫亡きあと発覚した浮気や借金のこと、減っていく貯金のこと、老朽化したマンションの修繕費用のこと、上辺ばかりのご近所づきあいなどお金や生活の様々な問題に直面していた。

屋根裏部屋からヒースを眺めていたある日、髭もじゃの男が暴漢に襲われるのを目撃するエミリー。翌日、森の中を訪れた彼女は、手作りの小屋で17年間暮らしているというドナルド(ブレンダン・グリーソン)と出会う。

ドナルドの家が不動産の開発業者の標的となり、不法占拠していた彼は立ち退きを迫られているだけでなく嫌がらせを受けていた。そんな事情もあり警戒し拒絶するドナルドにエミリーも始めこそ拒否感を抱く。だが、庭でのディナー、気ままな読書、森でのピクニック…と余計なモノを持たず手作りの暮らしで満足する彼の温かい人柄に触れエミリーは惹かれていく。


そんな話です。この二人のロマンスがとっても楽しいです。しかもハッピーエンド。たまにはこういう映画も観なきゃね。

冒頭、公園の人たちなどがぐんぐん撮されて、視点が空を漂っていって主人公のマンションにまでやってくるその流れにうっとり! 最初から引き込まれました。

ただこの主人公にも欠点はいくつかあるんです。同じマンションの富裕な女性が会計士の男を紹介して仲をとりもとうとするとき、主人公は男の気持ちをしっていながら、はっきり断らず、利用できることは利用しちゃうところとか、マンションを出て行く時、金持ちの女性になんだか捨て台詞みたいな言い方をします。あの金持ちの女性はけっこう主人公のことを好きだったと思うのですが、あんな態度はないんじゃないかな……まあ敵対しあったわけなんですが。う〜む、やはり無意識のうちに女性には優しくあってほしいと期待するんでしょうか、気をつけねば。

以上☆
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祝福〜オラとニコデムの家〜

7月14日、シネマクレール丸の内で『祝福〜オラとニコデムの家〜』を観ました。評判のドキュメンタリーです。

公式サイト
http://www.moviola.jp/shukufuku/


元は4人家族でしたが母親が出て行って他の男と暮らしています。父親はぐうたらしている感じ。何をしている男かよくわかりません。自閉症の弟・ニコデムの面倒を見る姉・オラは14歳。本当にけなげな女の子です。とはいえ、友だちと遊びに行きたいし、ダンスパーティでは弾けたい普通の女の子でもあります。

突然、母親が赤ちゃんを連れて戻ってくるのですが、また消えてしまいます。不思議な母親です。

見た感じ、弟はけっこう自分でなんとかやっているようにも見えます。オラの要求度が高すぎるのかも……。父親なんかはもういい加減にしかしていないんだからその血を少しは受け継げば楽になるのに……。今は一体どうしているのか、とても気になります。
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2018年07月26日

ファントム・スレッド

この日は、午後、やはりシネマクレール丸の内で『ファントム・スレッド』を観ました。

公式サイト
http://www.phantomthread.jp


予告篇を観たときは、女性の服のデザイナーの男に若い女性がひどい目に遭う話かと思ったのですが、そしてある意味、それはそんなに間違ってはいなかったのですが、最後は思いもよらぬ展開でした。

マザコンで、姉と一緒にファッションの仕事をしている天才デザイナーのレイノルズは、ある日、レストランのウェイトレス、アルマと出会います。彼女の体が完璧であることにすぐ気づいたレイノルズはすぐ彼女を食事に誘い、ファッション・モデルにします。一緒に住むようになりますが、レイノルズは仕事中心な男で、朝食の時にも話などしようとはせず、デザインのことで頭がいっぱい、アルマが話をすると、それが邪魔で機嫌を悪くするといった具合で、非常に自己中心的。それにとんでもないかんしゃく持ち。アルマの食事の仕方に我慢ができなかったりするんです。それで、アルマは想像していたようなしあわせな生活を送ることができません。このあたり、アルマは本当に可哀想でした。

ところがですね、レイノルズを心底自分のものにしたいアルマはとんでもないことをするんです!!! もう終わったからばらしちゃっていいでしょうか……。あのですね、毒キノコを見つけてきて、それを彼に食べさせるんです。そして具合の悪くなった彼を献身的に看護します。彼はそんな彼女に依存し始めます。そして、アルマはそれをまた繰り返そうとするんですが……なんと彼はそれをわかっていて、受け入れるんです。なんという変態的な話でしょう。そっちに進むとは思ってもいませんでした。

代理ミュンヒハウゼン症候群ってありますよね、あれは、周囲の同情を買うために、自分のこどもに毒をもって病気にしてそれを介護するという異常な行動のことですが、なんとまあ、これは周囲では無くて、その犠牲者の愛を得るための行動なんですね。

まあ、もう二人で好きなようにやってください……というしかないかも(笑)。でものくには、愛している人を苦しませて、その愛を得るなんていうのはちょっとムリ。

これも、不思議な映画でした。嵐のせいでしょうか。

この翌週も2本、シネマクレールで映画を観ました。今月中にメモを書いてしまわなければ!
posted by dunno at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画