2019年09月05日

嵐電

8月31日(土)の夕方から、シネマクレール丸の内で『嵐電』を観ました。

公式サイト
http://www.randen-movie.com


この映画のテーマ音楽(エンドロールでかかります)はあがた森魚さんの歌。玉島でのライブの時に、映像も見せてくださいましたし、歌も歌ってくださいました。そんな縁ですので、早く観たいと思っていましたが、やっと岡山に来てくれました。この日の朝の回は、監督さんと井浦新さんがゲストで舞台あいさつがありました。ぼくはマンションの用事で観に行けませんでしたが、9時ごろですでに100人近い人が並んで、立ち見もあってぎっしりだったそうです。井浦新さんの威力がすごいですね。

夕方の回は10数人で、ゆったりと見ることができました。

公式サイトより、嵐電に関する解説を貰ってきました:
京都市の西に、四条大宮、嵐山、北野白梅町を結ぶ、「京福電気鉄道嵐山線」が走っています。通称「嵐電=らんでん」と呼ばれ、地元の人々や世界中から訪れる観光客に親しまれています。沿線には映画創成期より撮影所が数多く作られ、東映京都撮影所、松竹撮影所では今日も映画の撮影が行われています。既になくなりましたが、大映撮影所、東宝撮影所、日活撮影所などの撮影所が集中していたことから、多くの映画俳優やスタッフの方々が撮影所へ通うため嵐電を利用していました。

日本映画隆盛の時代に、国際映画祭に登場し戦後の日本映画への世界の目を集めるきっかけとなった、黒澤明監督『羅生門』(1950年、第12回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞)、溝口健二監督『雨月物語』(1953年、第14回ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞)、『山椒大夫』(1954年、第15回ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞)、衣笠貞之助監督『地獄門』(1953年、第7回カンヌ国際映画祭パルム・ドール)などが、嵐電沿いの大映撮影所で生まれています。

主人公は以下の通り:
●弁当屋ではたらく若い女性。撮影所に弁当の配達に行って、東京からきた俳優の京都弁のチェックえを依頼され、それが縁で男性俳優に惹かれる。
●嵐電に関する観光ガイドを作る取材で京都にやってきた訳あり風の男性(井浦新)。過去に妻と嵐電を観に来たことがある。
●電車おたくで、毎日嵐電の電車を8ミリで撮影にやってくる少年、修学旅行で京都にやってきた、やはり電車好きで電車の撮影に凝っている東北の少女。
彼らをつなぐのが、ある駅のホームにある(改札はないので駅と町の境界はない)喫茶店の主人。

現実なのか、幻想の世界なのか、ふたつがまじりあって、結局実際に何があったのかよくわからないんですが、3組の男女の恋をぼうっと見ているだけで、ちょっと胸がときめく映画でした。悪くないですね。

出てくる場所に行ってみたくなりました。

監督さんは、なんと倉敷美観地区の某有名古書店の店主の方と結婚され、倉敷に移住されたそうです☆ びっくり☆
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心の故郷 ある湾生の歩んできた道

8月24日の朝、シネマクレール丸の内で『心の故郷 ある湾生の歩んできた道』を観ました。

公式サイト
https://creative21inc.wixsite.com/cr21/kokoro


「湾生」というのは敗戦以前に台湾で生まれ育った日本人のことをいいます。『湾生回家』というドキュメンタリー映画でこの言葉を知りました。

湾生回家
http://flim-flam.sblo.jp/article/178724132.html

それと比較すると、ちょっとゆるいというか、テレビ番組っぽい町の紹介なんかもあって、やや間延びした物足りない映画だというのが正直な感想です。「なつかしさ」がメインという印象。最後の方になってやっと……。

そんな感想ですみません。


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2019年08月28日

天気の子

この夏一番の話題作? 『天気の子』を、8月18日(日)、イオンシネマ岡山で観てきました。

公式サイト
https://tenkinoko.com


う〜む、面白くなかったわけではないんですが、異常気象自体は現実に起こっていることだから、それはかまわないんですけれど、主人公の二人が、ビルの上の鳥居をくぐると空の上に行くっていうことが何にも説明されていないっていうのが、なんかいい加減で、残念でした。

面白いところもあったような気がするけれど、少し時間がたってしまい、もう記憶にありません。
あ、そうそう、雨が降り続いて東京のかなりの部分が水の下になってしまうというところは面白かったです。少し欲張ると、東京のどの部分が水の下になったのか、その地図を見せてほしかったです。映画の印象では、どこかくぼ地だけが水浸しになったわけじゃなくて、海抜××メートル以下の地区が沈んだ(というより海が高くなった?)ような雰囲気でした。「スーパー地形」とか「Geographica」なんかのアプリで、色々想像できるかもしれません。東京は凹凸が激しいから、とても面白い遊びになりますね。
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ダンスウィズミー

8月17日(土)、イオンシネマ岡山で『ダンスウィズミー』を観てきました。

公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/dancewithme/


とっても楽しい映画でした。いや、主人公はけっこう悲惨な目に遭うんですが、何しろコメディですからね。心配無用。

主演の三吉彩花さんはあまり知らない方だったので、ちょっと地味だなと思いましたが、見慣れてくるとそこの普通な感じがとても良かったです。そして、一緒に旅をする千絵を演ずるやしろ優さんも、初めて観るような気がしますが、迫力があるし、なんか性格がいいんですよね……とても好きになりました。この二人に加えて、探偵の役をやったムロツヨシさんもけっこういい人。安心して観れます。

話はこんな感じ:OL・静香はこどものときクラスのミュージカルの主演に選ばれたが緊張の余り、舞台でとんでもないことになって、それがトラウマでミュージカルが大嫌いになったという過去があります。姉から、姪っ子を預かり、遊園地に行くんですが、そこで、姪っ子がかけてもらうはずの催眠術に、そばにいた自分がかかってしまい、音楽が流れると歌い、踊り出してしまうという体になってしまいます。仕事もできなくなり、病院にも行きますが、かけた人に催眠術を解いて貰わなければどうしようもない……ということになりますが、しかし、催眠術師は借金まみれで借金取りから逃亡中で居所不明。彼から給料を貰い損なった助手の千絵と一緒に、探偵に催眠術師の居場所を見つけるよう依頼します。そこから、二人の珍道中が始まります。

※そういう展開は『裸足のピクニック』みたいですが、あんなに悲惨ではありません。ご安心を。

ダンスシーンがいっぱい出てくるんですが、使われている音楽がけっこう懐かしいものばかり。

ぜひぜひおでかけ下さい。
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2019年08月12日

Cold War(コールド・ウォー) あの歌、2つの心

8月3日(土)の午後、シネマクレール丸の内で『Cold War(コールド・ウォー) あの歌、2つの心』を観ました。

公式サイト
https://coldwar-movie.jp


モノクロ映画です。そして音楽映画でもあります。音楽を聴いたり、ダンスを観たりするのは心地よいこと。
ストーリーは暗いけれど、主人公の二人をじっと見つめ続けたくなる不思議な映画です。

冷戦下のポーランド、ピアニストのヴィクトルと歌手を夢見るのズーラと恋に落ちる。だが西側の音楽を愛するヴィクトルは政府に監視されるようになり、パリを亡命する。歌手になったズーラは公演先で再会したヴィクトルと共に暮らすようになるが、ある日突然、ポーランドへ帰ってしまう。あとを追うヴィクトルに思いもかけぬ運命がー二人は一緒にいられるのか?

ポーランド、ベルリン、ユーゴスラビア、パリを舞台に、別れと再会を繰り返して15年。過酷だがドラマティックでもあった時代に流されながらも、“あの歌”で結ばれ、互いへの燃え上がる愛だけは貫こうとする二人。民族音楽、民族ダンス、さらにジャズにのせて、心と五感を刺激する音楽と映像美で綴るラブストーリー。


うまくいきそうでなかなかうまくいかない二人の仲が少々じれったいです。林芙美子の『浮雲』の二人と通じるところもあります。普遍的というといいすぎなのでしょうが、男と女の仲ってそういうものなんでしょうか。だけど、映画の最後で、二人は大きな一歩を踏み出します。ひょっとして……とは思っていたけれど、ヨーロッパの世界から急に近松の世界に入っていくようで驚きました。

もう一度、じっくり見てみたい映画です。
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工作 黒金星と呼ばれた男

8月3日(土)、シネマクレール丸の内で『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』を観ました。

公式サイト
http://kosaku-movie.com


これも実話に基づく映画です。主人公はパク・ソギョン。韓国の軍人でしたが、国家安全企画部にスカウトされ、北朝鮮の核開発の実態を調べるという使命を与えられて、民間人となり、中国で北朝鮮の物資を扱う会社とやりとりしながら、北京に駐在している北の軍人と接触を試みます。

いやあ、とてもドキドキする映画でした。主人公は祖国のために指名を果たそうとしますが、その間、北側の対外経済委員会の「所長」と心が通じ合うようになります。北と南が力を合わせようとしているとき、韓国の情勢が変わり、パクはあっけなく上司たちに裏切られすべての責任を負わされてしまい、一方の「所長」も家族を残して、処分を受けるようなシーンが描かれます。このあたりが一番切ないところ。絶対、処刑されてしまったと思いました。

時がたち、また北と南が融和して共同の事業を進めることになったときのセレモニーに、北と南の芸能人が出席するシーンがあったのですが、なんと南を代表したのがイ・ヒョリという設定。90年代終わりごろ、すごくファンだった Fin.K.L というKポップスの少女グループがあって、一番人気のあったのがイ・ヒョリでした(一番好きだったのはオク・ジュヒョンでした〜歌は彼女が一番うまかったです)。イ・ヒョリがソロになってからのアルバムも数枚持っています。

Wikipediaによると、以下のように書かれています:
「2005年、携帯電話のコマーシャル(サムスン電子の「エニコール」)に出演。北朝鮮の女優のチョ・ミョンエと共演した。」
このことが描かれていたんですね。

今、2006年の Dark Angel というアルバムの冒頭の曲"Get Ya"を聴いています。
盗作問題のおきたBritney Spearsの"Do Somethin'"もYouTubeで探してみました。冒頭のところ似てるような気がしますね。でも、この手の音楽はそもそもあまり区別できないので、何とも言えません。

Lee Hyori - Get Ya
https://youtu.be/1dqEm6yhtzE

Britney Spears - Do Somethin'
https://youtu.be/Bb1ad7r5oN8


とても感動的な映画でしたが、最後でイ・ヒョリの方に気持ちが移ってしまいました(笑)。
あと、観ていて「おっ!」と思ったところがもう一つ! 主人公が北京の街を歩くとき、細い道に入るんですが、そこの入り口のアーチに「王府井小吃街」と書いてあったんです☆ 北京ICMで北京に行ったとき、ここにも行って連れ合いが「刀削麺」を食べたのを思い出し、懐かしかったですが、エンドロールを観ていたら、中国のシーンは台湾で撮影したそうですので、これはセットだったのかなと思いました。

王府井小吃街の写真はこちらに置いてあります。どの写真でしょう。(ラーメンと書いてありますが、実際は刀削麺です)
http://surgery.matrix.jp/pics/beijing2002c/8-23.html

この映画を観た翌朝、「京橋朝市」にふたりで出かけました。するとなんと「刀削麺」のお店もありました。色々食べましたが、最後はこの店に戻って、刀削麺をいただきました。おいしかったです。ふたりとも北京のことを思い出しました。

完全に話がずれていますが、『工作』はおススメです。観るのが辛いシーンもありますが、ぜひぜひ。
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パリ、嘘つきな恋

7月20日(土)、シネマクレール丸の内で『パリ、嘘つきな恋』を見ました。

公式サイト
http://paris-uso.jp


主人公ジョスランは、金持ちのプレイボーイ。あんまり好きになれる人物ではないのですが、まあコメディですから楽しめるかな……と思って観に行きました。

ストーリー(公式サイトより)
ジョスラン(フランク・デュボスク)は、パリの大手シューズ代理店で働くビジネスマン。イケメンでお金持ちの彼は女性にモテるが、恋愛に求めるのは一時的な楽しさだけ、という軽薄な男。ある日、ひょんなことからジョスランが車椅子に座っていると、偶然美しい女性ジュリー(キャロライン・アングラード)と遭遇。 彼女の気を引くために「自分は車椅子生活だ」と、とっさに嘘をついてしまう。すっかり信じたジュリーが彼に紹介したのが、姉のフロランス(アレクサンドラ・ラミー)。フロランスは以前事故に遭い車椅子生活を送りながらも、ヴァイオリニストとして世界中を飛び回る、快活でユーモア溢れる魅力的な女性だった。親友マックス(ジェラール・ダルモン)には興味無いと言いつつも、ジョスランはフロランスが出場する車椅子テニスの試合を観戦したり、彼女が演奏するコンサートを観に、わざわざプラハを訪れる。そして会うたびに新しい一面を見せてくれるフロランスに、本気で恋に落ちる。2人はデートを重ね距離を縮めていくが、ジョスランはまだ本当のことを言えずに、車椅子に乗ったままだった。そんな時、ついに妹ジュリーに車椅子の嘘がばれてしまう!「48時間以内にフロランスに本当のことを言わないと、ただじゃ済まさない」と言われたジョスランは、マックスや秘書のマリー(エルザ・ジルベルスタイン)を巻き込んで、嘘を切り抜けるために奇想天外な計画を立てる。しかし一方、実はフロランスにも彼に隠し事があるようで…? 果たして、トンデモナイ嘘から始まった恋の行方は!?

相手役のフロランスが、ほんとに魅力的な女性。まあ、たとえて言えば、うちの連れ合いみたいにチャーミング(車いすではないですしバイオリンも弾けないですが)・笑。でもね、もう一人、チャーミングな女性が登場します。フロランスの妹も悪くないですが、主人公の秘書のマリーです。彼女がそもそも最初に「嘘をついていると早く告白するべきです」と主人公に言ってるんです。周りの状況を理解しないでとんちんかんな話をしゃべりまくる人ですが、とってもまっとうな人。実はこの人は勤め始めたときからずっとジョスランのことを思い続けてきた人。可哀想すぎませんか。幸せになってほしい……。何が幸せなのかわかりませんが。

まあ、笑えるシーンもたくさんあるし、ロマンティックなシーンもあります。プラハの街も美しいです。おまけに、ジョスランの母親が好きだった歌が、何度も出てきて……Amore Mio というイタリアの歌(60年代?)らしいです……これが懐かしい名曲でとてもよかったです。



Brice Davoli - Amore mio
https://youtu.be/EzwxqQ06fCQ

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誰もがそれを知っている

7月13日(土)、シネマクレール丸の内で『誰もがそれを知っている』を見ました。

公式サイト
https://longride.jp/everybodyknows/


ファルハディ監督の作品はどれも非常に緊張感のあるものばかり。今作も、そうなんですよ。

ストーリー(公式サイトより)
アルゼンチンに暮らすラウラ(P・クルス)が、妹の結婚式のため故郷スペインに帰省しワイン業を営む幼なじみのパコ(J・バルデム)や家族との再会を果たす。しかしその喜びもつかの間、結婚式の後に催されたパーティーのさなか、ラウラの娘イレーネが失踪。まもなく何者かから巨額の身代金を要求するメッセージが届き、ラウラは絶望のどん底に突き落とされる。パコは時間稼ぎに奔走し、ラウラの夫(R・ダリン)もアルゼンチンから駆けつけるが、疑心暗鬼に陥った家族の内に長年隠されていた秘密が露わになっていく…。

人間関係が見どころ。この家族は豊かな農家でしたが、今は老いた父親が酒好きで賭け事で財産を失い、貧乏な暮らしをしています。借金が払えないときに、この家族の農場を買いとってくれたのが、ラウラの元の恋人だったパコ。今は大勢の人を雇って、農場を成功させています。ラウラの家族はそれを逆恨みしています。

パコが自分を捨てたラウラのことを、他の女性と結婚している今でも、大切に思い続けていることは、これこそまさに「誰もがそれを知っている」状態ですが、これはあまりに明らかなので、テーマとなっている「秘密」ではありません(笑)。本当に純情な男。そして彼は、愛しいラウラを苦境から救おうとして、ある決断をします……。

ああ、でもラウラの夫もいい男なんです。あまり書けないですけど。

いいドラマですのでぜひご覧ください。
posted by dunno at 15:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画