2019年02月14日

高松明日香展 クラウディア Claudia

これも2月9日(土)の夜、facebookに載せた記事のほとんどコピペです。「今日」というのは先週の土曜日のことです。

今日から、高松明日香さんの個展が始まりました。会場は高松の香川県文化会館。13:15からイベントがあるというので、初日に行ってきました。会期中、土日は実施されるとのことでした。

松明日香さんのサイト
http://takamatsuasuka.blogspot.com

takamatsu201902a.jpg takamatsu201902b.jpg

早めに岡山を出たので、高松市美術館で開催中の「やなぎみわ展 神話機械」を観に行くことができました。

そのあと、お腹がすいてきたのですが、なにはともあれ会場の香川県文化会館に行ってみようと歩いていくと、そんなに遠くではなく割と簡単に到着。すぐそばにうどん屋さんがあったので、中に入らず、うどんを食べてから会場に入りました。するとなんと受付の前に、準備中の高松さんがおられました☆ いきなりお会いできるとはラッキーでした。挨拶までしてくださって、天にも昇る心地です。そして、受付では新作がいっぱいのったカラーの冊子を貰いました。入場無料なのにこんな立派なものまで貰ってしまって、申し訳ないような気持ちになりました。

セレモニーまでだいぶ時間があるので、一通り、全部見て回りました。会場は2階と3階。新作は3階でした。ずっと前の山に向かう鹿(?)の群れの作品が今まで観た一番最初の作品だったような気がします。他にも大好きな作品がいっぱい。高松さんの作品は何処の絵ということがはっきりタイトルになっているものはあまりないというか、絵と薇妙に違うタイトルがついていることもあったりするんですが、あれ、と思ったのは『五剣山』というタイトルの絵。高松の、あの五剣山のことです。あとでわかったのですが、どうもこの山が見えるところにお住まいのようなんです。あの山はとても不思議な形なので好きです。危ないので登山禁止になっていたと思います。お寺まではいけます。

セレモニーは13:15から。高松さんの挨拶はかなりシンプルでした。でもそのあといっぱいお話が聞けるのですから、期待がいっそう高まりました。

セレモニーのあと13:30からギャラリートークがありました。まず最初は入り口近くの絵から。
少女マンガと関連させて展示の方法について解説をされました。何枚もの絵を並べることにより、観る人が頭の中でストーリーを感じて欲しいとのことでした。そもそも、マンガがお好きなんでしょうか。絵の中に西洋の少年の絵がよく出てくるので、萩尾望都さんのマンガなんか(世代は違いますが)お好きなんでしょうか、と訊きたかったですが、シャイなので訊けずに帰って来ました。

takamatsu-asuka01.jpg

高松さんにとって、絵はドラえもんのどこでもドアみたいに、こちらからも別の世界をみれるし、別の世界からもこちらを見れる、二つの立場からそれぞれを見れるようなものだともおっしゃって、いました。

takamatsu-asuka02.jpg

上の写真でメインに写っているのは、僕が最初に好きになった高松明日香さんの絵を取り上げて下さって、喜んだ写真です。ご自宅の近くのアパートの写真。高松さんの絵は現実ではない部分もあり、現実に即している部分もあるとのこと。この絵はごじしんの家の近くの場所を描いたとのこと。遠くに見えるのは五剣山でしょうか。高松にすんでいる人にはすぐわかるとおっしゃっていました。何でか自分でもわからないのですが、この絵が大好きなんです。始めてみた高松さんの絵は、天神山でみた山に向かって空中を歩いていく鹿?の絵。印象には残ったんだけど、何かピンと来なかったんですが、次の機会にこの絵を見て、ほんとに日常の風景なのに、一目惚れしてしまいました。というか、あまりにも普通の風景だと言うことがぼくの心を掴んだんだと思います。

2階は過去の絵が展示されていて、3階の半分は昨年描かれたものが半分くらい、という感じ。氷山の絵は確か三鷹での個展の最後の方で展示されていたものですが、何か方向が変わっていく、そのインパクトがありました。今回は、それに似た樹氷?の絵がそれをさらに進展させていて恐竜のような雰囲気でした。でも、高松さんが言われたのですが、世界の片隅にあるささやかなものを愛情を込めて描いておられることが、観る人に何か癒やしを与えてくれるのは変わっていないな、と感じました。ぼくはそれが好きなのだと思います。

そうそう、最近は雲や光を描かれることが多いんだそうです。確かに、そういう素敵な作品が色々ありました。

高松さんは一生懸命、ご自分の気持ちを伝えようとして下さいました。それを全部理解することは出来なかったのですが、その情熱だけは少なくとも受け取ることができました。ポスターに使われている『光の配置』はすごく好きな作品。いちばんこれが観たかったのです。でも、来てみると『舞台はこうこうと照らされている』とか『見送る』のように空と人と海が描かれている作品にとても引き寄せられました。離れてみるのと近くで見るのとではまったく違う絵に見えるような感じ。素晴らしい!

2月24日まで、無休で、しかも観覧無料で開催されています。是非お出かけ下さい。
200以上の作品が待っています。土日はギャラリートークが13:30からあります。
遠方からおでかけになるなら、高松市美術館でやなぎみわ展をやっていますのでぜひそちらもどうぞ。

yanagimiwa-1.jpg yanagimiwa-2.jpg

金土日なら坂出の四谷シモン人形館を覗いてから高松に行かれるのもいいと思います。

※香川県立美術館の館長さんって、むちゃくちゃかっこいい方ですね。宝塚の男役かと思いました。

※今月、天満屋でも個展があります。今回の作品の中から20点程度とのこと(ご本人のサイトより)。それを持ってこられるのでしょうね。そこが楽しみです。

◎高松明日香展『霞を霧と』
会期:2019年2月27日(水)〜3月5日(火)最終日は午後4時閉場
時間:10:00〜19:30
会場:岡山天満屋5階美術ギャラリー
posted by dunno at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2018年11月23日

山本じん+未生響 ギャラリー・トーク

今日は、高松で島津亜矢さんのコンサートがありました。行きたかったのですが、実はこの日、山本じんさんと詩人の未生響さんのトークが神戸のギャラリーロイユで行われるということで、滅多にみれないじんさんのトークの方を選びました。ギャラリーロイユでは11月10日から11月30日まで「MATURA(ナトゥーラ) 山本じん銀筆画新作展+詩・未生響」が開催されているんです。

https://www.g-loeil.com
natura01.jpg natura02.jpg

natura03.jpg

山本じんさんと未生響さんのトークを聴くのはこれが2度目。
3年前の11月大阪で聴いたんです。そのときのことはこちらの記事に書いています:
「人形シンポシオン Midow展 2015」
http://flim-flam.sblo.jp/article/168401627.html

山本じんさんは広島にアトリエを移され、落ち着くまでずいぶんかかったようですが、今年になっていよいよ精力的に作品を創られ、今回の展覧会になったのです。5年前に奥様を亡くされましたが、色んな人のささえもあって、元気になられたのはとても嬉しいです。今回は「自然」がテーマ。トークはまず「自然とはなにか」、「あるがままとは何か」……というあたりから始まりました。結局のところ、何が自然なのか……というのはよくわかりませんでした。というのは、例えば「纏足」(じんさんは纏足のシリーズをずいぶん描いておられます)というのは女性を囚われの身にとじこめておくための非常に人為的なものなのですが、別の見方をすると、足を小さくすればするほど、その女性の地位は上がり、力を持つようになる、……というのですが、ぴんときません。ただ、制限をうけるということがなにかを深くするということはあるのかな……などと思いながら聴いていました。関連して、作品を創る時の作為についても話をされました。作品を売らないと生きてはいけないので、売れるように作ろうとも考えるそうです。ただ、そう思っても、作品が描けないそうです。不思議なものですね。

話は銀筆画のほうに移っていき、銀筆の実物ももってきておられて、見ることができました。まわりを皮で包んで、掴みやすくしてありました。じんさんが銀筆画を始められた頃は、そういうものを売っているところがなくて、銀の指輪をつくるところに依頼して作って貰ったんだそうです。純銀では指輪になるほど固くならないので、指輪は他のものを混ぜて固くするんだそうです。銀筆には純度が高いものが必要だそうです。今では、伊東屋などでも売るようになっているとのこと。京都でも買えるそうです。
また銀筆以外にも、金筆とか銅筆というのもあったんだそうです。ただ、金筆でかくと色が薄すぎるし、銅では錆びて緑青がでるのでよくないんだとか。

銀筆でも、紙には描きにくいそうです。それで羊皮紙をメインで使うのですが、これもなかなか取り扱いが難しい。皮というと柔らかいものを想像するが、乾かして固くなったものを使うそうです。それでも湿気があると柔らかくなって伸びてしまうため、作品としてできたものも、湿度の高い部屋におくとぼごぼごになってしまいます。そういうものはまた直せばなんとかなるそうです。のびるのを防ぐためには強い力でひっぱっておくことが重要になります。それで、作品の縁に間隔をあまりあけずに釘を打つことが重要ですが、それでも湿気があれば伸びるので、今回の作品は裏の台に接着剤をつけて貼り付けてあるそうです。

また、今回、詩を提供してくださった未生さんの詩作に関する話も伺うことができました。一番最初に作った詩集は、まず色んな言葉を紙切れに書き、そこからランダムに紙切れを取り出して、それを並べて作った「詩」を並べて作られたそうです。これが不思議にうまくいって、自身の最高作ともいえるものが出来たそうで、それをまたやろうとしてもうまくいかないから試行錯誤していると話しておられました。う〜む、前衛的ですね。他にも、回文を使ってみたこともあるんだそうです。たまに面白いものが出来るんだとか。

そういえば、入る時に、お二人からのおみやげ袋と言うのを貰ったのですが、未生さんからのおみやげはなんと俳句をまとめたファザーランド・ハイキングという小さな本でした。

さて、待ちに待っていた新作ですが、いくつかツボにはまるものがありました。
今なら、ギャラリーロイユのサイトで観れますのでご覧ください。時間が経つと archives の方に移ると思います。
https://www.g-loeil.com/exhibitions
裸の女性が立っていて、その足に子どもが抱きついている絵があるでしょう? タイトルは「kizuna」です。
あ、twitterでも画像を載せておられるのでそれをここに埋め込みましょう:




この絵が特に気に入りました。じんさんは、「この絵は本当に不思議な絵なんです」とおっしゃっていました。女性は、「像」のようにも見え、「生きている人間」のようにも見えるように描いてみたそうです。ぼくは最初、人だと思って見たのですが、そういわれると確かに「像」にも見えます。

他にもいい絵があって、たしか「Flow I」だったかと思いますが、ツバメが飛んでいる絵も気に入りました。飛んでいる下には水が(海のようにも見えましたが、タイトルがFlowですから川なのでしょうか)見えていて、それが心をざわざわさせてます。欲しいですが、ちょっとというか全く無理。

今回展示されている新作の中から11作品、そして少し古いものから1作品が選ばれて複製シート12枚がおさめられたものを購入しました。「kizuna」も入っていました。残念ながら Flow I は入っていませんでした。

30日までやっています。神戸に行かれることがあればぜひお寄りください。明日(24日)もじんさんが在廊されるそうです。

※トークの時、ずっとヘンリク・グレツキというポーランドの作曲家の交響曲第3番が流れていました。じんさんがこの3年間毎日聴いておられる曲だそうです。寝る時も小さな音量で流すのだとか。グレツキはアウシュビッツ近くで生まれた人で、この曲は鎮魂の曲だそうです。帰りの新幹線の中でamazonで探して注文してしまいました。十数年前かなりヒットしたらしいです。知りませんでした。
タグ:山本じん
posted by dunno at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2018年08月16日

「いただきます。」石井みつこ作品展

ずいぶん日にちがたってしまいましたが、8月5日(日)に pieni deux 石井みつこさんの個展を観てきました。
ishii_mitsuko_201808.jpg

この案内の絵は、明らかに石井さんにそっくりなので娘さんに違いないと思いました。そうかあ、あの石井さんも、子育てをしているうちにこういう柔らかい絵に移られたのか……と思って観に行ったのですが、なんの、なんの、今まで通りの石井ワールドが pieni deux に広がっていました。でも、女の子を描いた作品はやっぱり優しいですね。そういうのもいいと思います。

手描きのハガキ絵も販売しておられたので、今回はキツめではない作品を選びました。
1枚目は、女の子がテーブルについて、お皿の上の食べ物(おかし?)に手を近づけている絵。目はお菓子の方では無く、前方をみつめています。可愛い子です。
2枚目は、男の子(多分)が台所の流し台で母親の手伝いをしている絵。会場の入り口から入ったところに飾ってあった非売品が、女の子が台所で母親の手伝いをしている絵だったので、それに近いモノとして選びました。
3枚目は、段差のある歩道を紙の買い物袋を抱えて歩いているちょっとださい感じの女性。袋からはネギなんかが飛び出しています。若い女性のようですが後ろ姿なのではっきりとはわかりません。ぼくはこれを観て、森茉莉さんが歩いているところを想像してしまいました。電柱のある構図がとても面白い絵です。

タイトル通りに、食事に関連した絵がほとんどです。「食べる。Part2」という感じ。おのおのの絵のタイトルにも凝っておられます。発想がやはり普通じゃありません(^^; 

下のリンク先の絵は結構おとなしめの方ですね。いい感じです。

pieni deuxのブログより
石井みつこ作品展 「いただきます。」始まってます。
https://felicite.exblog.jp/29675664/

すごく面白い絵があったのですが、タイトルが思い出せません。女性がレストランで男性を待ってるんですが、いくら待っても彼氏がこないらしく、固まって、目が点になっているんです。なかなかイタイ絵です。好きです。

この個展は、残念ながら12日に終わってしまいました。次の個展はまた1年ぐらい後でしょうか。楽しみです。
posted by dunno at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2018年07月23日

Gallery福田(町田市)を初体験☆

7月21日(土)、町田市にあるGallery福田に行ってきました。「町田」ってどこかご存知でしょうか。東京都なんですよ〜。新横浜から横浜線に、そして町田で小田急線に乗り換えて玉川学園まで行きました。電車が町田を出たとき、隣の女子高校生らしき方がお友達にそういって自分でも驚いておられるような雰囲気でした。玉川学園とか町田って、小田急線に新宿から乗ると、ず〜っと乗り続けて、ついに多摩川を越えて神奈川県川崎市に入り、まだまだ乗り続けてやっとたどりつく所なんですよ。なんでそんな(失礼!)ところが東京なのか、ちょっとびっくりしてしまいますね。Gallery福田のマダムはお店のことを「東京の秘境ギャラリー」とおっしゃっていました(笑)。

Gallery福田
https://gfukuta.exblog.jp
※ このサイトにある地図をダウンロードして行ってよかったです。これがないと、絶対、迷います。

そのお目当ては……岡田多恵さんと平田友美さんのお二人。次の4人展に参加しておられるのです:

「女流ガラス作家展」〜夏を彩る女性作家〜
2018.7月11日(水)〜24日(火)
10:30am〜6:00pm[会期中無休]最終日4:00まで
吹きガラスにエナメル絵付けやサンドブラスト技法の
安部川亜紀さん、パート・ド・ヴェ−ルの岡田多恵さん、
Glassバーナーワークの皆川禎子さん、吹きガラスに銀箔
で装飾を施す平田友美さんの4名の女流ガラス作家による
展覧会です。透明感豊かな色彩を生かしそれぞれの
技法と感性から生まれた作品たちを、是非!ご高覧下さいませ。

fukuta201807.jpg

明日までですね。お近くの方はぜひぜひお出かけください。展覧会自体もよかったけれど、ギャラリーもいい場所にあるんです。何しろ秘境ですから。

ギャラリーのサイトの歩き用地図をながめながらお読みください。
玉川学園前駅を下車して南口に降ります。
右方向に進み「とらや(ここで地図が入手可能だとのこと)」「肉屋」の角を左折すると、いきなりの登り坂。えええっと思いましたがきついのはここぐらい。安心して進みましょう。
突き当たって右折、そのあと、三味線教室のある角で左折、そのまましばらく進んでいくと急な下り坂があります。
P_20180721_125214.jpg
ここでまた右折。
しばらく進むと地図に「のらくろ 高見沢邸」と記された家があります。のらくろ……って田川水泡ですけど、本名は高見沢だったんですね。その家のある角を左折します。道は下り坂。広くはないですが、交通量は多い!
傾斜が緩やかになってから右を見るとこんな素敵なおうちが!(正面の白い壁の家のことです)
この道も下り坂になっています。
P_20180721_124937.jpg
そのまま少し進んで、右折ですが、やはり下り坂、しかも少し先からは細くて急な階段になっています。年寄りは手すりをつかんで降りるのが吉。
P_20180721_120628.jpg
下から見上げるとこんな感じ:
P_20180721_124647.jpg
突き当たって左折し、少しいくとギャラリーが左手にあります。
P_20180721_124617.jpg
小さいですがとても素敵です。ドアのステンドグラスもいいですね。

東京は、都心の方も凹凸があって、坂道もたくさんありますが、郊外の方もやはりこんなに面白い場所があるんですね。ちなみにギャラリーから横浜市まではほんの数百メートルです。

さて、炎天下のもとほんの10分ちょっと歩いただけですけれど、ギャラリーで出してくださった冷えた麦茶が美味しかったです。

岡田多恵さんも平田友美さんもブログにこの展示のことを書いておられます。

〇岡田多恵さん
・展覧会のお知らせ
https://ameblo.jp/oro-rinchachacha/entry-12387717612.html
※今回はご自身は行かれなかったようですが、昨年の個展では、在廊され、やはり坂道や階段が気に入られたようです。その様子もどうぞ。
・在廊してきました。
https://ameblo.jp/oro-rinchachacha/entry-12288152893.html
・ありがとうございました。
https://ameblo.jp/oro-rinchachacha/entry-12292073728.html

岡田多恵さんは東京での個展の準備で今大変なんでしょうね。

〇平田友美さん:今年の4人展のすっごく詳細なレポートです。とても楽しいですよ〜。
・ギャラリーFUKUTAさんでの4人展スタート☆
http://glass20030407.blog92.fc2.com/blog-entry-1738.html

今回初めてみる作家さんたちのの作品もとても面白かったです。
皆川禎子さんのハンプティ・ダンプティものは面白いですね〜。そして安部川亜紀さんの作品にはストーリーがあって、引き込まれました。立体作品だけで無く、ガラス絵っていうのかな……けっこうなお値段はするんだけれど、ず〜っと観ていても、いつまでも飽きません。雰囲気が画家の北見隆さんの雰囲気と似ているなと思いました。

阿部川亜紀さんの作品には女性がたくさん描かれています。あ、まず簡単に説明しておきますと、エナメル彩といって、ガラスの粉を油で溶いたもので絵を描き、それを再度焼いて完成させるんです。硝子の表面ができて光沢のある絵が出来ます。Gallery福田での昨年2月の個展の記事にリンクしておきます。

・次回展示会のおしらせ
「安部川 亜紀ガラス作品展」
2017.2月19日(日)〜3月3日(金)
https://gfukuta.exblog.jp/26418655/
吹いたガラス生地に、二千年前にローマで始められたエナメル絵付技法やサンドブラストを用い。カメオのような立体感のある図柄を持つ作品を制作しております。今回の個展では、花や動物、昆虫をテーマに、どこか懐かしい風合いを感じさせる作品を展開いたしました。是非!ご高覧下さいませ。
安部川亜紀
香水瓶、グラス、花器etc.

こちらにも写真があります:
https://mrs.living.jp/machisaga/event_leisure/article/2601017

いっぱいリンクを載せておきます:

・ガラス作家 安部川亜紀の世界
http://parinoyume.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-3214.html

・東京ガラス工芸研究所 講師紹介ページ
http://www.tokyo-glass.jp/staff/
http://www.tokyo-glass.jp/3422/
安部川 亜紀
基礎科 エナメル絵付け担当
エナメル絵付けとは、二千年程前にローマで始められた技法で色ガラスの微細粉を溶き油で練ったものを絵の具とし、絵付け後、焼き付けをする技法です。
彷彿させる、思わず顔が緩む、見る人のイマジネーションを掻き立てたくて作品にシナリオを重ねています。


・【描く〜それぞれのガラスの世界〜】
安部川亜紀 大豆生田綾子 中野由紀子 山崎葉
会期2017年10月28日(土)〜11月14日(火)
※中野由紀子さんも岡山の誇るガラス作家です。うちにあるガラス作品で一番多いのが多恵さんか中野由紀子さんのだと思います。すごく大胆な作品を創られます。みかけはとっても可愛らしい方。
※最初の45秒ぐらいが阿部川さんの作品です。次が大豆生田綾子さんの、作品。3分35秒くらいから中野由紀子さんの作品です。4分57秒から山崎さんの作品。
https://youtu.be/m2Bh-ncFRx0

・画像検索:阿部川亜紀
Google

・阿部川亜紀 2010年 Xmasアートフェスタ 出品作品(一部)
http://www.g-gunji.co.jp/sub-abekawa.htm

・阿部川 亜紀 ガラス展
http://powderfusing.com/yuko/news/阿部川亜紀ガラス展

それでですね〜、一目見て気に入った「おうちに帰ろう」というような感じのタイトルのグラス(サンドブラスト+エナメル彩)をひとつ購入しました☆☆☆ 側面に、木が4本あって、女性が4人いるんですが、風が吹いていて、その4人が家に帰ろうと、懸命に走っているんです。それだけですが、なんとも言えない不思議な世界です。岡山から来ていて遠いこと、会期があと数日だったということで、持ち帰らせていただきました。写真をどうぞ。Gallery福田さんのように撮影用の白い背景があるといいんですが……。汚い背景も写っていて残念です。

DSC05305.JPG

DSC05308.JPG DSC05310.JPG

DSC05314.JPG

DSC05317.JPG DSC05318.JPG

楽しい時間を過ごすことが出来ました。もしチャンスがあれば、ぜひ次回はもっと涼しい時に来たいものです。
posted by dunno at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2018年07月09日

杉村知美さんの作品再び

先月、杉村知美さんの作品「やわらかいかたち#4」の写真を載せました。

http://flim-flam.sblo.jp/article/183630509.html

今もまだ食卓に置いて居るんですが、置き方を少し工夫してみました。ギャラリーで展示されている時は、別の作品の上に乗せられていたんです。それがとてもいい感じだったのですが、もうひとつ購入する余裕はなかったのでひとつだけ買ったんですが、家をよく探してみると、大きさは違うけれどやはり立方体の作品(こちらはガラス)がありました。本来はメモスタンドなんですが、それを今回の作品の台にしてみました。とても綺麗です。夜みると、どう見ても薄いブルーなのですが、日中、太陽の光で観ると紫色に見えます。

DSC05288.JPG DSC05287.JPG

DSC05286.JPG DSC05285.JPG

DSC05284.JPG DSC05280.JPG

一つだけの時より光の反射が複雑になり、覗いてみると本当にきれいです。
posted by dunno at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2018年06月24日

杉村知美さんの「やわらかいかたち#4」

「アンクル岩根のギャラリー」で開催された「杉村知美展」はとてもよかったです。

iwane201806_01.jpg

基本的には写真展なのですが、普通に印刷してあるものと、フィルムに印刷してそれを透明なアクリルで挟んだ作品群がとてもよかったです。

ぼくの購入した作品は「やわらかい形#4」。今日、引き取ってきました。

DSC05268.JPG

DSC05272.JPG

DSC05276.JPG

食卓に置いてうっとりと眺めています。明日の朝食の時、ちょっとどけないとまずいですね〜。

yawarakai_katachi_4s.jpg
posted by dunno at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2018年06月12日

梶浦徳雄展@アンクル岩根のギャラリー、そして階段の作品たち

6月10日(日)、メルパで『孤狼の血』を観た後、中山下の「アンクル岩根のギャラリー」で梶浦徳雄展を観てきました。岩根さんのfacebook記事に写真が載っていてとても興味をひかれたからです。まずは会場でいただいた案内はがきをご覧ください:
iwane201806_03.jpg

白い立方体のオブジェ群です。中が空洞になっているものもあれば、ずっしりと中身が詰まっていてそこに切り込みができているものなどさまざま。で、特徴は階段があること。これですよ、これ。「階段」☆ 階段ってかなり具体的なものなので、どうしてもそれを登る人間をそこにみてしまったり、自分自身が小人になってその階段を登る(もしくは降りる)ところを想像してしまいます。これ、すごくいいんですけれど、値段が……(^^; 一辺が20センチぐらいあるので、かなり存在感があります。

新聞記事によると15センチって書いてありますね〜。印象としてはもっと大きかったんですが。
2018kajiura_iwane.jpg

古関さんの記事でも書いた2015年12月に開催された展覧会『祈り』@アンクル岩根のギャラリーでも素晴らしい階段の作品を観ました。そのときの記事の方をご覧ください。
http://flim-flam.sblo.jp/article/170718780.html

そして階段と言えば当然書かなければいけないのが岡山のガラス作家・岡田多恵さんの階段のある作品群です。2種類あって、街並みの中に階段があるもの。そして、ガラスの塊の中に階段が「空間」として作られているもの。どちらもそれぞれの魅力があります。たくさん記事を書いていますが、例えば以下のものの写真をご覧ください:
岡田多恵さんの『階段』(2012.11.21)
http://flim-flam.sblo.jp/article/60209675.html
岡田多恵さんの『階段の塔』(2011.11.20)
http://flim-flam.sblo.jp/article/50705320.html
岡田多恵さんの作品・写真追加(2010.4.27)
http://flim-flam.sblo.jp/article/37416951.html
岡田多恵さんのガラス作品(2010.4.26)
http://flim-flam.sblo.jp/article/37391367.html

タグ:岡田多恵
posted by dunno at 10:14| Comment(0) | TrackBack(0) | アート

2018年02月18日

闇に黙せず 宮崎郁子 ―エゴン・シーレとともに―

昨日から3月11日(!!!!)まで、瀬戸内市立美術館4階展示室で宮崎郁子さんの作品展『闇に黙せず 宮崎郁子 ―エゴン・シーレとともに―』が開催されています。

瀬戸内市立美術館
http://www.city.setouchi.lg.jp/museum/

miyazakiikuko2018a.jpg miyazakiikuko2018b.jpg

宮崎郁子さんの作品を初めて観たのは2009年の3月でした。天神山の大きな会場で個展を開催されたんです。それ以来すっかりファンになってしまいました。

最近の作品の多くはエゴン・シーレの作品や彼に関係するものをモチーフとしておられます。今年はエゴン・シーレの没後100年にあたります。特別な年です。というわけでとても期待していましたので、初日に出かけてきました☆

昨年10月末から一ヶ月間、宮崎さんはチェコの難しい名前の町(かつてはクルマウと呼ばれた、母親の出身地)にあるシーレのアトリエ跡(現在はエゴン・シーレ・アートセンターとなっている)に滞在し、新作の制作に励まれました。なんとこのとき、宮崎さんはシーレの等身大の作品を2つのスーツケースと一つの段ボール箱にいれて現地まで運ばれたんです。その人形をアトリエで撮影した映像は今回の展示の中でも上映されています。その作品のインパクトが強かったのかどうかわかりませんが、4月から開催される大きな展覧会に招待されたそうです。今回の展示が終わったらすぐ発想の予定だとか。本人の飛行機代も向こうがはらってくれるという嬉しい待遇です。宮崎さんの大きな夢が叶ったんですね☆

毎日新聞の記事
おかやまアート事情「シーレのアトリエ跡〜宮崎郁子さん」
https://mainichi.jp/articles/20180209/ddl/k33/070/533000c

今回の会場の最後の部屋は写真撮影可になっていました。鎮魂の部屋だそうです。

P_20180217_130947.jpg P_20180217_131008.jpg

P_20180217_131020.jpg P_20180217_131055.jpg

対角線上の角には老人の人形と赤ちゃんの人形が配置してありました。

P_20180217_131127.jpg P_20180217_131107.jpg

いいですね〜。他の部屋も色々雰囲気は違いますがよかったです。ある部屋には宮崎さんのもっておられるエゴン・シーレの画集が並んでいて、そのそばにさりげなくあの伝説の人形(お父様の持っておられた人形)が置いてありました。大事に大事に持っておられた人形です。

詳しくはこちら:
http://www.museum-haus-kasuya.com/Exhibition-2/MHK-Exhibition/Ikuko_Miyazaki_2017.htm

日曜日はアーティストトークの時間もあるそうです。ぜひおでかけください。

タグ:人形
posted by dunno at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | アート