2017年11月12日

朗読『吉原新話』 泉鏡花 怪異の世界

11月5日(日)、西川アイプラザ5階ホールで開催された「朗読塾第21回公演・朗読『吉原新話』 泉鏡花 怪異の世界」に行ってきました。

朗読塾のサイト:


配布資料 表紙、裏表紙
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内側 左ページ、右ページ
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朗読塾の公演(立体朗読!)はこれで2回目。前回は2010年の第14回公演『朗読 川端康成の世界』でした。
http://flim-flam.sblo.jp/article/41907398.html
この記事の最後に「朗読塾の公演、来年も期待しています。」と書いておいて、かなりサボってしまい申し訳ないです(苦笑)。

先月は東京で澁澤龍彦の作品の朗読劇を観ましたし( http://flim-flam.sblo.jp/article/181447292.html )、今月は岡山後楽園で漱石の『夢十夜』も聴きます。

さて、鏡花は好きですが、この小説『吉原新話』は読んだことがありませんでした。予習しておきたかったんですが、時間がなくて、冒頭だけ読んだままで当日になってしまいました。

『吉原新話』は青空文庫にあがっているのでどなたでも読むことができます:
http://www.aozora.gr.jp/cards/000050/card1179.html
ただamazonでkindle版が0円で買えますので、タブレットでkindle版を読むのも便利です。


配布された資料によるストーリーの紹介です:
七月のある夜、引手茶屋では百物語の会が催されようとしていた。一番若い民弥は、参加者に促され、その日に出会った「要領を得ないこと」を話し始める。そして夜も更け……。
会の明くる晩、帰宅した民弥は、梅次に会での子細を話すのであった。


読み手は全部で14人!(数え間違いでなければ) かなり多いです。うち3名は地の文を交替で読む方々、残りは登場人物のせりふを読む方々。

正直、耳で聞いただけではなかなか内容が伝わってきづらかったです。時々ふっと眠ってしまいました(笑)。ただ「婆」が登場した途端、一遍に目が覚めました。でも結局、誰かが病気の弟のためにお百度参りをして、弟の命を救う変わりに自分が亡くなってしまったんだな……ということだけがおぼろにわかっただけ。

せっかくなので、読み始めた原作(短編です)を少しずつ読み通し、今日も再読してみました。まだおぼろなところがありますが、だいたいの構成は理解できました。よくできた小説ではありませんか。これなら、4日(土)の夜の部を聴いて、その晩と翌朝原作をしっかり読んで5日の昼の部でもう一度舞台を堪能すればよかったと思いました。

聴いていてイメージがあまりわかなかったのは、その亡くなってしまう芸者・照吉はまったく舞台に登場しないからかもしれません。「亡くなってしまう」で思い出しましたが、実は死んでしまうのは照吉姉さんだけじゃなくて、もう一人(女郎)も亡くなっていたんですね。聴き取れませんでした。

進行に沿ってキーポイントを書き出してみます。

舞台は引手茶屋の2階。暑い時期なので縁の障子は開け放してありますが隠すために「うめ」という名前のはいった「幕」として使っているという説明があります。「うめ」とあるのは以前いた芸者・梅次(民弥の連れ合いということはこの時点ではわかりません)のために贔屓が贈ったものなのでした。そこにその店の姉御であるお才がお茶を持ってきて「梅干しもありますよ、いかがですか甘露梅」と「梅」だらけのせりふをいい、民弥に声をかけるあたりで、お才のそれとない意図が周りの人にわかる……そして読者にも民弥と梅次との関係がわかる……という流れになっています。読むと、すごく面白い☆ 聴いているとさっぱり(笑)。いや、あらかじめ家で読んだときは、ここらあたりはストーリーだけ読もうと、すっとばして頭の中に何も残っていませんでした。ゆっくりゆっくり声を出しながら読むのがいいのかもしれません。

(全然先に進まなくてすみません、また脱線です)それで思い出したのですが、去年職場を退職したKさんは、家で毎日お連れ合いを聞き手にして朗読をしておられるとのこと。ああ、いい夫婦だなぁ……と思います。うちでは……連れ合いが麻雀ゲームに忙しいのでそんな時間は作れないですね。石牟礼道子さんの『十六夜橋』はすごいよ、ぜひ読んでよ、と前から言っているのですが、連れ合いがよんでくれないので、ぜひぼくが毎晩寝る前に朗読してあげたいな……と思います。

それで今度はもっと昔のことを思い出したのですが、まだ子どもが出来ていないときに、ぼくの先生の家に夫婦で呼ばれたときのことを思い出しました。先生の家にはネコがたくさん(5,6匹)、犬が2匹、あと馬が何頭か(これは家ではなくて厩舎ですが)いました。犬は大きい方の名前が Puppy で、小さい方が Beorn という逆転した名前でした。Beorn と聴いて、それって "Hobbit" に出てくる熊の精からですか? と聴くと、その通りで、彼は Hobbit や Lord of the Rings が好きで、毎晩子どもたちに読んでやるんだという話をしていました。非常に家庭的な人で、家の仕事をしっかりやって、数学は朝四時に起きてやるんだと話してられました。部屋を一部屋増やすぐらいのことは自分でしておられました。今でも、ツリーハウスを作ったりしています。その影響で、ぼくも子どもが出来てから、最初は絵本の『おさるのジョージ』とか『帽子をかぶったネコ』などのDr. Seussシリーズ、『がまくんとかえるくん』シリーズ、『ネズナイカ』(Dunnoというのは「ネズナイカ」の英語訳です)、ロアルド・ダールの子ども向けの本など、さらには『ホビット』や『西遊記』などを読んでやることになりました。懐かしいです。

閑話休題。

お才よりもずっと若いお三輪(店の娘。民弥のことが好きなのかもしれない……)は、お才が梅次のことを民次にほのめかすのをいやがり、お才を1階に連れ出して、梅次姉さんのことをいうと民弥(兄さんと呼んでいます)に迷惑だと伝えるのですが、それが二階にも聞こえるので、周りの客や読者へのだめ押しになります。

その後、部屋の電灯が消されます。燭台は用意してありますが使われません。誰かがそれを衣紋掛け替わりに夏羽織りをかけています。それにどこからか外から来る光が透けて見える……という描写から、窓の外の光に焦点が移ります。一番近いのはすぐ表にあるガス灯。その光が幕の縫い目を漏れて部屋に入ってきて、入り方に応じて羽織の透け方が変わります。人が動いたときの影の変化も描写されます。

ここで(それともひょっとしたら、話を時間的にさかのぼってりうのかもしれない……)幹事の挨拶があり、参加者が読者に紹介されます。近所の芸者3人が役者が来ているという話をお才から聞いて、階段からそっと覗いて、目当ての役者が来ていないのを知り「あらいやだ」といって戻っていくエピソードが語られます。お三輪があがってきて、お才が芸者衆を上にあげたことをわびるのですが、このとき「明るすぎましたら電燈をお消し下さいましな、燭台をそこへ出しておきました」というお三輪のせりふがあって、電灯がついていたのか消えていたのか、よく理解できません。このあと「あらいやだ」という台詞が3つ続いて合計4つ。ちょっとしたユーモアかも。

その後怪談が次々に語られ、内容は箇条書き的に羅列されます。ある人が猫についての話をしたときに、その部屋の窓の外が物干しになっていて、一またぎでそこに上がれるようになっているんですが、その物干しの上らしきところで「ゴロロロロ、」と猫らしき声がします。民弥が、彼に縋り付いて話を聞いていたお三輪にこの家の猫なのか尋ねると、この家の猫は先日死んだという返事。近所の猫の声は知っているけれど、今の猫の声は知らないから野良猫ではないかと言います。お三輪が窓の外をみますが猫は見当たりません。参加者にうながされてお三輪は窓を閉めます。

この窓がとても怪しいのです。階下へ用足しにいくとき窓のそばを通るとなにやらヒヤリとするので、窓を閉める……ところが戻って来るとまた開いている……それが他の人でもそんなことが繰り返されるのです。それまでいくら怪談を聞いても怖い思いはしていなかった参加者たちですが、猫の話以降、妙な雰囲気になります。ここで、電灯を消そうと言うことになります(先ほどの時点に戻ったということなのでしょうか)。

ここで、再度外の灯りの話になります。外のガス灯以外に、あと2つ灯りがあるのです。この2階からみると斜め向かい側の方にある遊郭の三階のある部屋の障子が開け放してあり蚊帳が釣られていて、行燈が灯っていてそこだけが仄明るく見えるのです。[この部分の描写がなんだか雰囲気はすごいのですが、何度読んでも頭に入ってきません。]もうひとつは、2軒の引手茶屋に挟まれた低い家からの灯り。このあたり大事なところですが、聴いていてもよくわかりません。

ここで、それまでひとつも怪談をしていない民弥になにか話してくれとリクエストがあります。そこで彼はこの家に来る途中の体験談を「何にも彼にも、一向要領を得ないんです」と話し始めるんですが、話に入る前にお三輪に、このあたりに今夜あたりお産がありそうな家はないかと尋ねるんです。お三輪はそんな家の話はしらないというので民弥が、上で出てきた暗く灯りのついた家に夜になっても人の出入りがあるようで、お産ではないかも知れないけれど何かあるんじゃないか、病人でもいるんじゃないか……と言います。するとそれが当たっていて、病人というのが梅次と並び称されていた芸者の照吉だったのです。彼女自身は別の引手茶屋に出ているのだけれど、そこは落ち着いて養生ができないからと、海老屋という店の寮で養生をしているということ、病気が原因不明で、かなり悪い状態であること、本人はもう覚悟をして死を待っていること、そして大事にしている弟のために身代わりとなって死ぬのだということを話します。誰かが恋人の身代わりで死ぬのかと尋ねると、恋人は民弥だが、そうではなくて京都の大学に通っている弟……もうすぐ卒業と言うときに病気になりずっと卒業できないでいる……の身代わりなのだということをお三輪は説明します。照吉は谷中のどこかに七日間、願掛けをしにいき、その成果があって、弟はすっかりよくなるんですが、実はその満願の夜明け、見上げるような杉の大木の上から突然なにか死んだ鳥が落ちてきて、ああ弟はもう助からないんだと思ったけれど、自分が身代わりになると誓って、弟がよくなったのだから替わりに自分が死ぬのだと思っている……というのがお才から聴いたというお三輪の話なのでした。※このたりは朗読でも一番わかりやすいところでした。

お三輪の話自体が非常に不思議な怪しい話なのですが、そのきっかけとなった民弥の話はどうなってるんだと言うことで、民弥になぜお産のある家がないかと尋ねることになったのか、そのいきさつを話してくれと皆に促されます。

ここで明くる晩に時間が移り、民弥は西片町の自分の家で連れ合いである梅次に昨晩の話をしている場面になるんです。ここが面白いところです。ちょうど前の節の続きを話しているところなのです。実は民弥もお三輪の話で出てきた谷中の闇(くら)がり坂という場所で妙なことに出会ったのでした。人力車に乗って通りがかったとき、昼でも暗いと言われるところなので、夕刻ならなおさらのこと、そんな場所ですが坂なので車から降りて自分も歩いて、車夫は勢いよく坂を登って行ったとき……左手に小さな人がいて、いやな臭いがただよっており、その小さな人に呼び止められたのでした。

引手茶屋は舞台の中央(それが1階)、右手(そこが2階)に作られていたのですが、西片の家は舞台の左端に作られていて、民弥と梅次がそこにいます。そしてその後ろのやや高くなったところにその小さな人物(婆)が立っているんです。婆のせりふは婆を担当している中山美保さんがしゃべります。

民弥がしゃべりと婆のせりふとが交互に進み、それに梅次の応答がはいり、さらに時々地の文の朗読が入ります。民弥の言うところによると、臭いのはその婆が首から荒縄でしばってぶらさげている烏の死骸のせいなのでした。婆は彼が吉原にいくというのを聞いて、「火の車」でいくのかと訊いてきました。「火の車」というのが腑に落ちないので民弥が「火の車?」と何度も聞き返しますが、真っ暗な森の中を真っ赤に燃えからまって走ってきた車で自分が吉原に行きたい、自分に貸せと言ってきます。何しに行くのかと尋ねると、「取揚げに行く」と説明します。それで民弥は「ああ、産婆か」と思ってしまったのでした。そして貸してやることにします。その烏は何にするのかと尋ねると婆は「まじないにする」と答えます。その話を皆にしたんだけれど……と昨夜のことを梅次に語り続けます。窓から見える女郎屋の3階の部屋の蚊帳の前へ、例の婆が蚊帳の前を歩いているのが見えたけれど、また見えなくなってしまったこと、そのあと、どこかで烏が鳴いたこと、お三輪が今の烏の声は照吉姉さんが亡くなるっていうことじゃないのか……と言ったりした後……大きな動きが動きが起きたことが梅次に語られます。

つまりまあ、その婆が引手茶屋に現れれるんです。そして自分がここに来たのは「とりあげる」ためだと言うのです。「とりあげる」のは赤子をとりあげるのではなく人の命をとりあげるという意味なのでした。ただ、せっかく来てみたが、その女が京都にいる弟に未練があってなかなか死なないので猶予をして、その代わり胸に爪を立てて苦しめてやったというのです。そのあとすさまじい問答が続くのですがぜひ原作でお読み下さい。人間のおごりを笑い飛ばすその勢いがすごいです。そして、集まっている人の中から、女を一人、かわりにとりあげていくと言い出します。さらには男でもよいと言い出します。大混乱に陥りますが、突然、京都から女の弟がやってきた、これで未練はなくなったようだ、弟の身代わりの女をとろう……おまえたちのことは遊んでみただけだ……もう一人いるから二人の女を抱えて帰るのは重いが……と言って婆は去ったのでした。もうひとりの女と言うのは、三階の部屋でおきた無理心中で死んだ女郎一人のことなのでした。

照吉が死んでしまうという痛ましい終わり方ですから、そこに気持ちを込めて聞いた人には本当にもの悲しいお話ですし、婆の(非人間の世界の代表)の訴えに気持ちを込めて聞いた人には、それとはまた別の哀しさが感じられたと思います。でもその声は人間にはだんだん聞こえなくなっていっているのでしょう。もう一度聴いてみたかったです。
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2017年10月31日

犬狼都市―キュノポリス―@満天星

10月28日(日)に、満天星で澁澤龍彦没後30年記念 Project Nyx 第17回公演『犬狼都市―キュノポリス―』を見ました。

Project Nyx 公式サイト
http://www.project-nyx.com/home.html

当日のチラシ
kinopolis.jpg

澁澤龍彦の名前を初めて意識したのは、もう45年近く前、まだ19歳だったときに、新宿文化(アートシアター)で櫻社の芝居『盲導犬』(作:唐十郎、演出:蜷川幸雄)を観たときでした。初めて観た芝居がこの傑作であったため、その後、すっかり芝居にはまってしまいました。原作が澁澤龍彦だということで、彼の本を色々購入(高い!)、その中のアンソロジーで泉鏡花の小説を読み、こちらにもすっかりはまってしまいました。もちろん唐十郎の状況劇場の芝居も観て、櫻社とはまた違った魅力のとりこになり、すっかりファンになり、『唐版 犬狼都市』も赤テントで観ました。この芝居のポスターも入手して、今もまだ持っています。

「勝手に「唐十郎の世界展」を開催(笑)」(2013.5.2)
http://flim-flam.sblo.jp/article/66231150.html

もちろん澁澤龍彦の『犬狼都市』も1973年に入手して読みました。

今回、なんとその原作に沿った舞台が観れるということで、とても楽しみにしていました。どんな舞台なのか全く予備知識なしに観たのですが……なんと朗読劇だったのです。

最初に、"澁澤龍彦"が舞台に登場!! 澁澤龍彦の文章をまるで本人のように語るんです。その後、『犬狼都市』の舞台に変わり、せりふの部分は登場人物を演じている役者さんがしゃべり、地の部分は読み手であるお二人(成田理・水嶋カンナ)が朗読されました。唐十郎による、原作をヒントにした舞台ももちろん素晴らしかったのですが、原作を朗読するというアイデアは素晴らしいものだったと思います。

おっと、忘れていました。今回は妹尾美里さんという方が舞台でピアノ演奏をされたんです。マンションの地下とは言え、かなり奥行きを確保した舞台は客席の狭さから想像するよりもっと広々した空間でした。最初は客席から近いところにスクリーンがあって、そこに映像が映されていたのですが、そのスクリーンの後ろにはグランドピアノが置かれていて、それを妹尾さんが演奏されたのです。舞台の切り替え時には何度もスクリーンが後ろを隠し、ピアノがどこかに格納されたり、再び現れたりして、ちょっと驚いてしまいました。

魚の世界を愛する魚類学者朝倉朝彦、それに敵対する犬狼(コヨーテ)・ファキイル、ファキールを愛する女・麗子(朝倉の娘)の世界に引き込まれてしまいました。ファキイルを演じる奥山ばらばさんは大駱駝館の舞踏家なのですね。鍛えられた体が素晴らしかったです。『盲導犬』を観た1973年には大駱駝館の日本青年館での公演『陽物神譚』も観ました。3時間ぐらいの長さでさすがに途中寝てしまいましたが、インパクトはすごかったです。

陽物神譚:
https://ko-murobushi.com/jpn/works/view/9

そして、麗子を演じた神谷沙奈美さんの後半の踊りも素晴らしかったです。

1時間40分ほどでけっこう短いのですが、色んなイメージがあふれて凝集したよい舞台でした。唐組の芝居とは全く違いますが、こういう舞台もいいですね。

そうそう、岩戸秀年さんが出演しておられました(麗子の婚約者・珠緒)。唐組でファンだったのですが最近お見かけしなかったので、どうしておられるのかと思っていましたが、活躍しておられるのですね。岡山にいるとこういう情報がわからないです。でもちょっと太めになられたでしょうか。前からこんなかんじでしたっけ……。

またこのグループの舞台を見たいものです。
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2017年10月14日

劇団九州男公演@後楽座 2017.10.9 夜の部

シネジャの(映)さんが10月9日、10日と岡山に来られました。(映)さんはぼくの大衆演劇の師匠。ちょうど後楽座に大川良太郎さんの劇団九州男が来ているとのことで、連れ合いも一緒で3人で舞台を観ました。

この劇団は初めて。大川良太郎さん自体は花吹雪のゲストの時に一度見ています。オーラのある人でした。

劇団九州男の公式サイト
http://ryotaro.main.jp

9日の芝居のタイトルはなんと『夜桜挽歌』でした。
https://ameblo.jp/korakuza/entry-12317716725.html

『夜桜挽歌』って言ってもほとんどの方はご存じないかもしれませんね。島津亜矢さんの歌です。

この曲好きなんです。

外題は『夜桜挽歌』でしたが、内容はほとんど歌とは関係なくて、途中に一回、カラオケだけがながれたのと、ラストで亜矢さんの歌が流れただけのことでしたが、でも使ってくださって嬉しいです。

さらにですね、第三部の舞踊ショーでも、お名前はわからなかったのですが、どなたかが亜矢さんの『裏みちの花』で踊ってくださいました。この劇団には亜矢さんのファンが多いのでしょうか。嬉しいことです。

https://youtu.be/diyAF-8wc24 (長いバージョン)
実はこの曲はぼくの持っているCDには入っていないので最近まで知らなかったのですが、YouTubeで聴いていい曲だなと思っていたところでした。

さらに上のリンクの予定表をよく見ていただくと19日夜の部のラストショーが『演歌桜』だと書いてあります。この曲も大好きなんです。ぼくの持っているリサイタルのDVDでもこの曲で始まっているものがあります。景気がいいのでオープニングには最適。もちろんラストショーでも盛り上がると思います。
↓これがそのDVDの映像ですね。


19日は会議があるので、5時半の開演にはとても間に合いません、どうしようかな……と悩んでいます。

さて、そのあとの予定はどうなっているのかな……と見てみました:
https://ameblo.jp/korakuza/entry-12319198160.html

う〜む、残念、後半には亜矢さんの曲のタイトルは見当たりません。でも舞踊ショーで使ってくださるとうれしいです。

21日(土)には都若丸さんがゲストで来られるのですね。予約はもういっぱいだそうです。良太郎さんのブログによると補助いすも出るのでぜひ来てくださいとのこと。

さて、劇団九州男だけでなく、そもそも九州の劇団って初めてかもしれません。ちょっと関西の劇団とは雰囲気が違いますね。おふざけも多いかもしれません。なにしろ良太郎さんが一人だけ突出してスターのオーラを出しておられるので、他の方の存在がやや薄くなりがちで、お名前が全く覚えられないのですが、上のサイトの写真を眺めていると、東条マキさんというでっかい女優さんの存在感が半端じゃなかったのを思い出します。こういう人好きです。(映)さんの話によると、かなり昔からいる方だそうです。

興味のある方、ぜひ後楽座を覗いてみてください。
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2017年07月17日

青年劇場公演「オールライト」@岡山市立市民文化ホール

7月15日(土)の晩、市民文化ホールで青年劇場の「オールライト」を観ました。
主催は岡山市子どもセンター、「オールライト」岡山公演実行委員会

facebook
https://www.facebook.com/kodomonpo.okayama/

ユキは父親と二人暮らしの女子高生。母親は昔、家を出てしまいました。残されていた母親のレコードを父親が捨てていたのを拾ってきて押し入れに隠し、一人の時に聴いています。特にすきなのはボブ・ディランの "Don't Think Twice, It's All Right" という曲。
https://youtu.be/u-Y3KfJs6T0
タイトルはここから来ています。ボブ・ディランのような歌手になりたいと思っているのですが、父親をひとり残して東京にいくのは無理だとあきらめています。

芝居は、父親が長期の東京出張にでかけるところから始まります。誰も入れてはいけないぞ、特に男性はだめだという父親。ところがひとりになってレコードを聴きながらユキが寝ていると、友達のエリカが鍵のかけてなかった高窓から勝手に入ってきたのです。父親とけんかをしたからと言って大荷物をもって家出をしてきたのでした。そのエリカが買い物に出かけようとして、家の前で行倒れになっていた初老の女性・みちるを見つけ、みちるも一緒に住むことになってしまいます。それだけではありません。みちるは商店街でみつけた男性、電話をかけてきた詐欺師、放浪のミュージシャン、キャバクラ勤めの妊婦らを次々と拾ってくるのでした。

これを観ていて『歓待』という映画を思い出しました。町工場をやっている家庭に次々と居候が増えていくこわ〜い話です。
https://youtu.be/Tw6CF2pLzIY
もともとは舞台作品かもしれません。
でも「オールライト」の居候は最初こそ怪しい雰囲気ですが、みないい人ばかり。彼らと一緒に暮らしていくうちにユキは変わっていきます……。


なかなかいい青春ドラマでした。
エリカを演じていた藤代梓さんが特にいい感じでした。
たまにはこういうすがすがしい芝居もいいですね。

青年劇場公式サイト
http://www.seinengekijo.co.jp/
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座KANSAI@後楽座 2017.7.14

7月14日(金)、座KANSAIの後楽座公演・夜の部を観に行きました。

6月のある日曜日、表町・新西大寺町で福福饅頭を買っていたら、向かいの「まいどっ」のすてきなお姉さんに声を掛けられました。7月に後楽座にくる劇団は仲良くしているのでぜひ観に行ってくれとのことでした。

行きますよ、と約束をして、その義理を果たさねば……と思いつつもなかなか時間がとれず、やっと14日になって行くことが出来ました。ほっ。

後楽座ブログ
https://ameblo.jp/korakuza/

座KANSAI公式サイト
http://www.the-kansai.net/

この日を選んだのは、芝居が『雪散華』だったからです。これは花吹雪もときどき上演する芝居ですし、DVDも持っています。悲惨な話ですがラストは盛り上がります。他の劇団でどのように演じるのか興味がありました。

この劇団は座長がふたり、金沢ひろしさんとその甥にあたる金沢じゅんさんです。じゅんさんが座長になられたのは割と最近のこと。襲名公演の動画がありましたのでどうぞ:



ちょっと頬がふっくらしていて、そして目が大きいので、女形のときとても綺麗です。

劇団員は若い人が多かったです。

『雪散華』は花吹雪よりちょっと短めでしたし、ラストも血糊は使わずすっきりした感じでした。主人公の妻みさは女優さんではなく、男優の金沢りゅうたさんが演じておられました。この人がなかなか綺麗でよかったです。最後のクライマックスではやはり小林旭の「雪散華」が使われてました。当然と言えば当然ですが、いい曲ですよね。

雪散華 小林旭


1992年のやくざ映画『修羅の伝説』の主題歌だそうです。

A Legend of Turmoil 修羅の伝説 Trailer
https://youtu.be/tIKv2kugfvs

一体どこの劇団が『雪散華』を最初に上演したんでしょうね。どなたかご存知でしたら教えてください。
なお、映画と芝居は全く無関係。最後に主人公が一人で殴り込みにいくところだけ同じです。

座KANSAIから少し離れてしまいますが、大衆演劇で『雪散華』を使っている動画をひとつリンクしておきます:

大川龍馬 劇団竜之助 雪散華
https://youtu.be/ZDyFKmKG5lo

※最後の場面に切り替わるとき、幕の裏側で殺陣の練習にかなり時間をかけておられました。昼と役が変わった影響でしょうか。ちょっと気が抜けてしまいました。残念。

さて、この日は島津亜矢さんの曲は舞踊に使われませんでした。その替わり、坂本冬美さんの『男の火祭り』が使われていました。
https://youtu.be/QHjkkQ4ufZo

なお、この日は「じゅん祭り」ということで座長の金沢じゅんさんが出まくっておられました。ラッキーだったかも知れません。

元気のいい劇団ですので、お近くの方はぜひ覗いてみてください。
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2017年06月05日

5月16日の花吹雪・ラストは島津亜矢メドレー☆

もう6月になってしまいましたが、先月の16日の花吹雪公演ラストはなんと「島津亜矢メドレー」だったそうです。
おまけにこの日の芝居はぼくの大好きな『刺青奇偶(いれずみちょうはん)』だったんです。行きたかったです。> > 戯曲(長谷川伸)

島津亜矢さんの曲で大衆演劇の舞踊でよく使われるのは名作歌謡劇場シリーズ:
https://www.shimazu-aya-koenkai.com/discography/meisaku.php

通常のシングルでは「一本釣り」や「都会の雀」。

一体どんな曲が使えわれたのか気になってフルチャン様のブログを覗いてみました。いくらフルチャン様の地元・新開地劇場での公演だといっても、5月に投稿された記事数が1080とは!!!! すごいです。さてその中から5月16日のラストショーの記事を抜き出します:

5/16.劇団花吹雪、ラストショー、島津亜矢メドレー♪お初
https://ameblo.jp/akeemi3022/day4-20170516.html

5/16.劇団花吹雪、ラストショー、2
https://ameblo.jp/akeemi3022/day3-20170516.html

5/16.劇団花吹雪、ラストショー、3
https://ameblo.jp/akeemi3022/day2-20170516.html

5/16.劇団花吹雪、ラストショー、北の蛍♪三代目桜京之介座長と桜彩夜華さん
https://ameblo.jp/akeemi3022/day13-20170517.html

5/16.劇団花吹雪、ラストショー、三曲目、おさん♪
https://ameblo.jp/akeemi3022/day12-20170517.html

5/16.劇団花吹雪、ラストショー、おさん♪桜愛之介さん、伍代つかさちゃん
https://ameblo.jp/akeemi3022/day11-20170517.html

5/16.劇団花吹雪、ラストショー、おさん♪続きを。(╹◡╹)♡
https://ameblo.jp/akeemi3022/day10-20170517.html

5/16.劇団花吹雪、ラストショー、4曲目、お梶♪伍代孝雄座長と桜春之丞座長
https://ameblo.jp/akeemi3022/day9-20170517.html

5/16.劇団花吹雪、ラストショー、お梶♪2
https://ameblo.jp/akeemi3022/day8-20170517.html

5/16.劇団花吹雪、ラストショー、5曲目、梅川♪
https://ameblo.jp/akeemi3022/day7-20170517.html

5/16.劇団花吹雪、ラストショー、5曲目、梅川♪2
https://ameblo.jp/akeemi3022/day6-20170517.html

5/16.劇団花吹雪、ラストショー、梅川♪3
https://ameblo.jp/akeemi3022/day5-20170517.html

5/16.劇団花吹雪、夜の部、ラストショーのかわったところ?
https://ameblo.jp/akeemi3022/day3-20170517.html
ラストショー、
島津亜矢メドレー。
見応えありました。
昼夜みて、ラストショー、かわっていました。
そこは、ラストのみんなが集まるまでの登場の仕方。
花道側からでてきました。


結局、5曲使われたのですね:
(1) お初


(2) 北の蛍


(3) おさん


(4) お梶


※劇団花吹雪+ゲスト大川良太郎版


(5) 梅川


※ 6月4日の四国健康村での夜の部も最後は島津亜矢3本立て『お梶』『おさん』『梅川』が予定だったとのこと。実際どうだったかはわかりません。
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2017年05月31日

劇団花吹雪@新開地劇場 2017.5.27

5月27日、神戸に行ってきました。目当ては花吹雪と、兵庫県立美術館で開催中の「ベルギー 奇想の系譜展」でした。

ともかく県立美術館を目指しました。10時開館ですが、それには少し間に合いませんでした。

兵庫県立美術館のサイト
http://www.artm.pref.hyogo.jp/
兵庫県立美術館サイト内『ベルギー 奇想の系譜展』のページ
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1705/index.html

『ベルギー 奇想の系譜展』
http://fantastic-art-belgium2017.jp/

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最初の展示室にはヒエロニムス・ボスの工房の絵があって、ともかくそこに人が溜まってしまいますので、なかなか進みません。けっこう小さい作品なので近づかないと細かいところがわからないのですが、なにしろ花吹雪にも行かなければいけませんので、人の頭越しにちらっと観て、足早に観ました。進んでいくとけっこうすいてきて、ゆっくり観ることができました。

一番好きだった絵はヴァレリウス・ド・サードレールという人の『フランドルの雪』(1928)という作品。

こちらのブログに写真が載っているのが同じ作品のように見えますが、色合いが違います。ハガキを買ったのですが、もっと赤みがかった絵です。
『サデレール「フランドルの雪景色」』
http://suesue201.blog64.fc2.com/blog-entry-100.html

ブリューゲルの『雪中の狩人』とにたような景色ですが、『フランドルの雪』には人影が全く見えません。とても静かなんです。

『雪中の狩人』(1565)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%AA%E4%B8%AD%E3%81%AE%E7%8B%A9%E4%BA%BA

11時過ぎに(大急ぎで)見終えて、新開地劇場に急ぎました。11:40頃到着。運良く席が空いていました(後ろから2列目ですがほぼ真ん中!)。食事はパスしました。

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ロビーなどには前日の劇団創立45周年記念公演の名残がまだ飾ってありました。

昼の部の芝居は『幸助餅』。夜の部では『花の舞』(元は『伝八酒』だったものの最後を花吹雪用にアレンジ)。似たお話でした。

昼の部が終わったらすぐ外に出て夜の部の列に並んだので、夜は最前列で観ることができました。やはり前がいいですね。役者さんの息吹まで伝わってくるようです。

印象に残った踊りをいくつかあげてみます。曲の動画と、最前列で写真を撮っておられた方(フルチャンさま)のブログ記事をリンクしておきます(今回はカメラを持っていかなかったので舞踊ショーの写真を撮れませんでした)。別窓で歌を流しながらブログの写真を眺めるのもオツなものです。

●三代目桜京之介座長の『雪深深』 https://youtu.be/DypL2ur5bys
https://ameblo.jp/akeemi3022/entry-12278491657.html
https://ameblo.jp/akeemi3022/entry-12278492610.html
●彩夜華さんの『みちのくひとり旅』 https://youtu.be/WcksP8SaCS8 (^^)v
https://ameblo.jp/akeemi3022/entry-12278513040.html
●桜春之丞座長の『いろは唄』 https://youtu.be/6FpLW4-5FfI
https://ameblo.jp/akeemi3022/entry-12278544654.html
●ラスト『ジュピター』 https://youtu.be/K7rob0JVlfE
https://ameblo.jp/akeemi3022/entry-12278545171.html
https://ameblo.jp/akeemi3022/entry-12278546671.html
https://ameblo.jp/akeemi3022/entry-12278548414.html
https://ameblo.jp/akeemi3022/entry-12278548917.html
https://ameblo.jp/akeemi3022/entry-12278549671.html
https://ameblo.jp/akeemi3022/entry-12278549997.html

ラストショーでの彩夜華さんはほんとにきれいでした。

若い人が成長しているのがとても嬉しいです。またゲストに伍代孝雄さんと伍代つかささんが来ておられていてラッキーでした。

夜のラストショーは昼の部の前半を省略。9時少し前に終了。ダッシュで湊川公園駅まで行き、地下鉄で新神戸。一番最初に来た新幹線に乗って、10時8分に岡山駅に着きました。近いですね〜。

※昔よくお見かけしていたのに最近お見かけしない方がどうしておられるのだろうとさみしい気持ちになります。お元気なのかな……。新しい知り合いも出来て、今回も関東から遠征の方とおしゃべりできて嬉しかったのですが……。
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2017年05月14日

劇団花吹雪@新開地劇場 2017.5.3 夜の部

他の記事でも書きましたが、2017年5月3日、新開地劇場で花吹雪の舞台を観てきました。夜の部です。整理券が出なかったのでかなり長く並ぶ羽目になってしまいました(1番と2番)。しかもなぜか今回は椅子が出ていないんです。どこかの倉庫に入ってるんだそうです。椅子があると思ったので早めに並んだのですが、残念でした。2番目に並んだ方は、花吹雪を見始めて4年目くらいだそうですが、しっかりお花をつけておられました。前日は朝8時前に来られたそうですが、すでに何人も並んでいたとのこと。朝は、早い人はむちゃくちゃ早いですので太刀打ちできません。今月末にももう一度観に来るのですが、やはり夜の部だけにしておきます。昼夜連続はちょっとしんどいです。

4番目の方がたくさん前売り券を持っておられて、1600円で売ってくださいましたので、200円安く入ることができました。感謝です。入場して、一番前の列に陣取って舞台を楽しみました。

さて、この日は芝居『三人吉三』から始まりました。花吹雪も芝居に力を入れています。歌舞伎でご覧になった方にはおわかりのように、むちゃくちゃな筋書きなのですが、最後三人が死んでいくところでは紙吹雪に赤いライトがあたって、血に染まった雪が降ってくるようで、とても美しかったです。

今回は舞踊ショーの写真を撮りました。facebook にアルバムを作ってあります。

https://www.facebook.com/masayuki.yamasaki.9/media_set?set=a.1717880644894587.1073741845.100000180035756&type=3

こちらにも何枚か貼っておきます。なんと言っても嬉しかったのは、桜彩夜華さんが完全に復帰されたこと。おまけに若手が二人増えていました。にぎやかになりました。

それでは写真をどうぞ。

まずは京誉さん。いくつになってもカッコいい人です。

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続いて、彩夜華さんです。

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三代目桜京之介座長と彩夜華さんの相舞踊。

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桜春之丞座長:

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三代目:

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桜愛之介さん:

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春之丞座長:

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寿美さん:

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※花吹雪ファンのむつみ様がこの日の舞台写真を載せておられます。一部、曲名も書いてありとても参考になります。
https://blogs.yahoo.co.jp/pinksnowweb/15080035.html
タグ:劇団花吹雪
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