2013年11月13日

男装女子

最近、男装女子の話が巷の話題になっているようですね。

たとえば以下のサイトにこんな記事が載っています:

三橋順子さんの「続々・たそがれ日記」
○男装女子ブームが止まらない(2013.11.9)
http://junko-mitsuhashi.blog.so-net.ne.jp/2013-11-09-3
(この記事に載っている水の江瀧子がいいですね〜)

LOVE PIECE CLUB スタッフブログ
○2013.11.12 男装女子の時代が来る?! 風男塾って知ってますか?
http://www.lovepiececlub.com/staffblog/2013/11/20131112.html

まあ、昔から宝塚とかSKDとかOSKとか色々あって、ファンはたくさんいるのですが、若い子の男装がはやってるんですね。

若い子の男装といえば、数年前、堀北真希が「東京少年」という映画で見せてくれました。なかなかよかったです。
「東京少年」予告編

東京少年公式サイト
http://www.bs-tbs.co.jp/cinemadrive/boy/

堀北真希と言えば、彼女を初めてみた「HINOKIO」での多部未華子の男装(っていうのかな、これも)が素晴らしかったです。いちころでした。傑作です。
「HINOKIO」予告編

堀北真希もちらっと出てますね。

若くない女性も範囲に入れると、どんな人がありましたっけ。春日野八千代とか水の江瀧子は観ていないのが残念です。ぼくが一番ゾクゾクっとして惹かれたのは「ウーマン・ラブ・ウーマン / If These Walls Could Talk 2」のクロエ・セヴィニーです。この映画の第2部の主人公(女子大生)がレズビアン・バーでクロエ・セヴィニーと出会うところがすごくいいんですが、ネットで探しても見つかりません。そのあと、クロエ・セヴィニーがバイクで女子大生を送るシーンなどはありましたのでご紹介します:

If These Walls Could Talk 2 first kiss


If These Walls Could Talk 2 (2000)


この映画(テレビ用映画)も傑作です。チャンスがあればぜひどうぞ。

※ 大衆演劇でも、女優さんがタチをやることがありますが、これもいいですよ。三河家諒さんはおすすめです。

参考:
ブログ「桃花舞台」の記事
○女優、“諒ちゃん”!-三河家諒- (2013.10.3)
http://momo1122.at.webry.info/201310/article_2.html
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2010年05月05日

浜野佐知監督の新作支援活動

浜野佐知監督最新作『百合子、ダスヴィダーニヤ』を支援する活動が始まっています。中心になっているのは女性向けアダルトグッズショップ・ラブピースクラブ北原みのりさんです。

詳細については「映画『百合子、ダスヴィダーニヤ』を支援するブログ」をご覧下さい。ぼくも資金協力しなきゃ、と思っています。

浜野佐知監督については旦々舎のサイトをご覧下さい。膨大な数のピンク映画を女性の視点で作ってこられるとともに、『第七官界彷徨−尾崎翠を探して』『こほろぎ嬢』『百合祭』などの一般(?)作も作っておられます。尾崎翠の感覚というのはちょっと普通じゃないところがあって正直なところあまりぴんとこないのですが『百合祭』は面白い娯楽映画でした。ミッキーカーチスが最高でした。

ピンク映画の方は残念ながら未見です。接近遭遇はあったのに……。広島の清水劇場に劇団花吹雪の公演を観に行ったとき、同じビルの一階か地階でピンク映画をやっていて、そのポスターがあまりに素敵だったので(大笑)デジカメで撮影したんですよ。

DSCF2177.jpg
(遠慮してやや小さめにしてます。18歳未満の方はクリックしないでくださいね〜)

撮影したときは写真ばかりに目が行って監督さんの名前なんか目に入らなくて……帰宅してパソコンに画像を取り込み、落ち着いて鑑賞(笑)していた時に、浜野佐知さんの監督作品であることに気付いた次第です。それなら無理してでも観るんだった……と思ってももう遅すぎました。残念。そう思って書かれていることばをよく読むと、小さい字で「女たちが起こした性の革命」なんて書いてあるではありませんか。

さて、新作ですが、「百合子、ダスヴィダーニヤ」は20年前に沢部ひとみさんが書かれた湯浅芳子(「森は生きている」の翻訳などで有名)と中條百合子(後の宮本百合子)の関係を描いたノンフィクションの題名です。二人は恋人になるのですが、結局、百合子は湯浅芳子を捨てて宮本顕治と結婚してしまいます。沢部さんは4年ぐらいかけて浜松の老人ホームにはいっていた湯浅芳子のところに通い続け、大変気に入られ色々な話を聞き、資料を見せてもらってこの本を書いたのでした。

この本は古本でなくては手に入らないので、替わりに瀬戸内寂聴による湯浅芳子の伝記「孤高の人」(ちくま文庫)を読みました。日経に連載されていて最近単行本にもなった「奇縁まんだら」の2冊目の方にも湯浅芳子の章があります。「孤高の人」で描かれている湯浅芳子って無茶苦茶わがままで傲慢で横暴! 例えば、あるとき沢部さんから電話があり「湯浅さんが京都に行って寂聴さんに会いたいと言っており、カメラマンの友人と二人で車で京都に連れて行くからホテルに来てください」と呼び出され、出会った後、皆で料亭に行って、楽しく食事をしていたところ、突然、若い二人に向かって「あんたたち、なんでこんなところにいるの」ときつい調子で問いかけ、寂聴が「車でお連れしてきてくれたんじゃないですか」と取りなした所、「へえ、それであんたたち、便乗してここで御馳走になってるってわけ、役得やなあ。ここの料理は高いのよ」と嫌みをいい、若い二人はただ赤くなってうつむくだけしかできなかったというエピソードもありました。もちろん支払いは全部寂聴ですよ。突然人をののしることはざらにあったようです。一度は寂聴も我慢できないことがあって縁を切ってしまいます。しかし、なぜかまた面倒を見る羽目になってしまうという不思議な魅力も持った人なのです。外見とは異なり、内面的には女性的なきめこまやかなところもあったそうなのです。

「孤高の人」の「タクシー代」という章は次のような段落で始まっています:
 田村俊子と湯浅さんの関係が、女流作家とファンという関係の域を超えていて、れっきとしたレズビアンラブであったことを知ったのは、沢部仁美さんの書いた「百合子、ダスヴィダーニャ」(文藝春秋)によってであった。

湯浅芳子は田村俊子の死後「田村俊子会」を立ち上げ、彼女の墓を建てています。瀬戸内晴美は田村俊子のことを調べるために湯浅芳子へ近づいたのでした。そして書いたのが「田村俊子〜この女の一生〜」。第一回田村俊子賞を受賞しています。

この「田村俊子」は、以前読みかけて40ページぐらいで停まっていたので、「孤高の人」読了後、続けて読み始めました。これも面白い! 最初のあたりは「孤高の人」と登場人物が重なっていてスムーズに読めます。俊子は露伴に弟子入りし(18歳)、同じ弟子であった田村松魚と結婚します(25歳)が、激しい喧嘩が絶えません。しかし松魚に無理矢理勧められて応募した大阪朝日新聞の懸賞小説に一等当選(27歳)後、文筆活動を再開。30歳くらいが全盛期。その後低迷し、妻子のある鈴木悦と恋愛(33歳)、カナダに行った悦を追って自分もカナダに行き(34歳)、結婚(36歳)。創作活動は完全に停止。一時帰国した悦が虫垂炎の手術の後急死(俊子49歳)。51歳のとき日本に帰国。文筆活動を再開するものの創作力が衰えていたことや佐多稲子の夫との不倫のトラブル(佐多稲子の「灰色の午後」に詳しい)もあって、1938年、54歳のとき、中央公論社の特派員として中国に渡ります。そしてそのまま中国に居続け、1945年、上海の路上で脳溢血で倒れ、亡くなりました(61歳)。

松魚との生活を描いた「木乃伊の口紅」(1913年、29歳)は意外なほど一方に偏りすぎることなく、妻の気持ち、夫の気持ちが描かれています。

悦との純愛も意外なほどピュア。離れていて交わす手紙はまるで少年少女の手紙のようです。ただし、一緒にカナダで生活するようになるとすぐにお互い自分の「錯覚」に気づき、俊子は湯浅芳子に「鈴木も所詮は、エゴイストな男の愛をおしつける日本の普通の男性でした」というような内容の手紙を書くのでした。

こうやって本を読んでいると次から次へ色々読みたくなってしまいます。佐多稲子の本も読みたいし、沢部ひとみさんの本も読みたいし、宮本百合子の方から湯浅芳子との関係を描いた「伸子」も読みたくなります(長すぎて、まだ青空文庫では読めませんね〜)。

最後に、沢部ひとみさんの最近の活動のわかるブログの記事を紹介しておきます:パフスクール2010年講座

ところで、友達のMさんは、20年ぐらい前によく出入りしていたバーで、沢部さんとよく顔をあわせていたのだそうです! ちょうど沢部さんが湯浅さんのところに通ってインタビューを続けていた頃のこと。世の中って狭いですね〜。

あ、そう言えば、ぼくが「映画を語る会in岡山」の代表のOさんのメールアドレスを知ったのも、Mさんが浜野佐知さんの「女が映画を作るとき」出版記念パーティの二次会で岡山県出身の映像作家Nさんと出会って「今度岡山に引っ越しする人があるんだけど……」というような話になったせいなのでした。
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2009年10月14日

ジェンダー&セクシャリティ研究会

ジェンダーやセクシャリティについて考える学生のためのグループ“Rainbow Circle in Okayam”(RCO)の第5回学習&交流会が今週末開催されるそうです。関心のある大学生・短大生・専門学校生・高校生はぜひ参加してみて下さい。

とき:2009年10月17日(土) 午後1時半〜4時半
ところ:岡山市内(下のアドレスにお問い合わせ下さい)
連絡先:「藤秋桜」rec_okayama@yahoo.ne.jp

ちらしより:

「性別」は単純に二分できるものでも、不変的なものでもありません。また、恋愛感情や性欲は異性に向くだけとは限りません。性は多様です。
RCO(レインボーサークル in おかやま)は、性や性別の枠組みに疑問を感じている学生が集まって、性の多様性について学習したり、自分や友達のありのままを受け入れ、違いを認め合いながら楽しく交流し、エンパワーしていきたいという思いから発足しました。
一人ひとりが自分らしくいきいきと生きていける社会の実現をめざして、若者の率直な思いや悩みを語り合ってみませんか?
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